- knowledge
- 2018/05/02
女性の一人暮らしは何かと不安や心配事がつきものですよね。お部屋探しをするときも、セキュリティや立地、2階以上の物件が良い、などさまざまな条件をつけるのではないでしょうか。
より安全に一人暮らしをしたいというのは、女性がもつ当たり前の希望です。そんな希望を叶えるために、近年は「女性限定マンション」が増えてきました。
一人暮らしをしたい女性から注目を浴びる「女性限定マンション」。女性限定マンションは、はたして本当に安心なのでしょうか?そして普通のマンションとの違いはあるのでしょうか?そんな「女性限定マンション」の実際のところについて、詳しく見ていきましょう。
目次
女性限定マンションにはどんな特徴があるの?
女性限定マンションにはいくつかの特徴があります。その代表的なものが以下のポイント。「入居者はすべて女性」というように、普通のマンションには見られない特徴も目立ちます。
- 女性向けのデザインや、デザイナーを起用
- 物件内に監視カメラが設置されてセキュリティが万全、管理人もいる
- 女性以外立ち入り禁止の場合も
「女性専用」を掲げる賃貸マンションには、これらのポイントを満たしている物件が多くあります。女性ばかりが暮らす物件ということで、セキュリティが万全な物件が多いです。
また女性専用マンションは年々その数を増やしており、希望の駅・希望の土地で見つけやすくなってきました。娘の一人暮らしを心配するご両親にとっても、女性専用マンションならば安心してもらえますね。
入居者はすべて女性!嬉しいメリットと思いがけないデメリット
女性限定マンションと普通のマンションでもっとも違う点は、入居者がすべて女性という点です。これは自分が住む部屋に、「かつて住んでいた人」も女性だったということ。部屋に「男性の気配」がないのは嬉しいですね。しかしそんな「女性限定マンション」にも、メリットばかりではなく、思いがけないデメリットもあるのです。
「男子禁制」のマンションは家族もNGになるケースがある
入居者がすべて女性ということで、「男子禁制」にしているマンションも少なくありません。女性だけの生活空間で安心感が生まれるのは、とても嬉しいメリットです。
一方で男性というだけで、父親や兄弟といった家族が物件内に立ち入れないケースが多々あります。父親や兄弟が遊びに来てくれても、マンションに入れてあげられないのは思いがけないデメリットでしょう。
他の入居者が彼氏を連れ込んでしまうことがある
男子禁制のルールを破り、こっそりと彼氏や男友達を連れ込んでしまう女性入居者もいます。その結果、マンション内で「他の入居者が連れ込んだ男性と遭遇してしまう」ことも。男子禁制の女性専用マンションだから入居したのに、これでは意味がありませんね。
引越し業者は入れていい?男性でもOK?
男子禁制と聞いて、気になるのは引越し業者ではないでしょうか。引っ越しの際、女性一人では難しいですよね。必ずといっていいほど利用するのは引越し業者。まずは引越し業者を選定する前に、引越しスタッフが男性でもOKかどうか、引越し先に確認を取る必要があります。
もし引越し業者も男性がNGならば、女性スタッフのみで作業をしてくれる引越し業者を探しましょう。今は女性の引越しをサポートする体制が充実し、女性スタッフオンリーのプランもたくさんありますよ。
女性向けのデザインやインテリアで好みの空間を実現できる
女性をターゲットとした女性専用マンションでは、外観や内装、キッチンといった水回りに至るまで、女性好みのデザインで設計されているケースが多く見られます。女性の好みを知り尽くした建築デザイナーによるデザイナーズマンションも。
女性向けにデザインされたマンションなので、女性好みのインテリアで飾ることに向いています。自分好みのインテリアで、自分だけの快適な空間を実現できるのは嬉しいですね。
セキュリティが充実の女性専用マンション!だからこそ気をつけるべきこと
女性限定マンションは入居者も女性の一人暮らしが多いため、女性を狙う犯罪者に目をつけられがちです。そのためセキュリティを充実させ、入居者を犯罪から守る工夫がされているのです。
関連記事:女性が一階で一人暮らしをする時、絶対に必要な防犯対策について
普通のマンションでもセキュリティ対策がおこなわれていますが、女性限定マンションはよりいっそう充実しているケースが多く見られます。
- 監視カメラを多数設置
- セキュリティ会社との契約
- 管理人が常駐
- 二重窓やシャッター、オートロック、テレビモニターホン付、宅配ロッカーがある
不審者が物件内に侵入できないような対策がされた女性限定マンションは、入居する女性にとって心強いものですね。しかしセキュリティが充実しているからこそ、気をつけておきたいポイントもあります。
管理人が男性だったり、24時間体制ではなかったりすることも
セキュリティの観点から管理人が常駐しているマンションも多いですが、これには思いがけない落とし穴があることも。
- 管理人が常駐しているから安心と思っていたら、男子禁制なのに男性管理人だった
- 管理人がいるのは昼間だけで、夜は誰もいなくなってしまう
女性限定マンションには、こういったケースも見受けられます。
もちろんこれらが悪いわけではありません。男性管理人だからこその心強さもありますし、夜間はセキュリティ会社が対応してくれる物件もあり、安全に暮らせるような工夫がされています。
セキュリティが充実しているから施錠が甘くなる
監視カメラやセキュリティ会社が入っているからと油断して、ついうっかり窓や玄関の施錠が甘くなってしまうケースも。不審者はほんの一瞬の隙をついて侵入してきます。
自分が完璧に施錠していても、他の入居者の施錠が甘いと影響を受けてしまうことも有り得るのです。強固なセキュリティだけに甘えるのではなく、自衛も忘れないようにしたいですね。
オートロックだからといって油断は厳禁。不審者が自分のすぐ後ろについてきて、ちょっとした隙に物件内に侵入してくる可能性もあります。建物内に入る前には必ず周辺を確認して、素早く入るようにしましょう。
一人暮らしの女性が普通のマンションよりも安心して暮らせる!それが女性限定マンション
女性限定マンションは、女性の安心・安全を守るための設計や対策がたくさん盛り込まれているマンションです。
セキュリティ対策や住みやすさなどは、普通のマンションでも工夫されています。しかし「女性の住みやすさ」「女性の安心・安全」に特化している女性専用マンションは、とりわけ暮らしやすく安心なのです。
一人暮らしを親御さんに持ちかけても、「危ないから」と反対されてしまっている女性がいたら、「女性原点マンションに住むから!」と言えば親御さんに安心感を与えることができ、許可してもらえるかもしれませんよ。
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