シーリングファンの魅力とは？節電に効果的な使い方を紹介

夏季や冬季などはエアコンの運転によって、電気代が高くなるという悩みを抱える方が増えます。また、中にはエアコンの風が部屋に行き渡らず、思ったほど効果を得られないという方もいます。

そこでおすすめなのがシーリングファンです。シーリングファンは、天井に取り付けることで室内に空気の流れを作り、空調効率をアップさせてくれる効果があります。

ここでは、シーリングファンの効果や魅力、節電できる効果的な使い方などを解説していきます。

シーリングファンとは？

シーリングファンとは天井に取り付ける扇風機のことを指します。天井扇という名称も持つシーリングファンは、軸が天井に固定されており、モーターによってファンが回っています。

シーリングファンは室内の快適性をアップさせるだけではなく、最近はおしゃれなインテリアとしても取り入れる方が増加傾向にあります。

シーリングファンで得られる2つの効果

シーリングファンは具体的にどのような効果、メリットをもたらすのでしょうか。ここではシーリングファン設置によって得られる効果を2つ解説します。

空気を循環させるため、冷暖房の効率が上がる

前述のようにシーリングファンは、モーターによってファンが回転します。そしてファンが回転すると、室内の空気が循環するため、冷暖房の効率がアップします。

例えば、冬場に暖房をつけていると「頭は暖かいのに、足が冷たい……」という経験をされたことはないでしょうか。これはエアコンの吹き出し口(ルーバー)から吐き出される暖かい空気が、室内全体に均等に行き渡っていないことで起きる弊害です。

もちろん夏場のクーラーも同じ理由で、室内の温度差にムラが生じることになります。このデメリットを解消してくれるのが、空気を効率的に循環するシーリングファンなのです。

節電・省エネにつながる

シーリングファンは室内の快適性アップだけではなく、節電効果も得ることができます。先ほども解説したように、空気循環が悪い室内ではエアコンによる効果を100％得ることは難しいです。

その結果、冷暖房の設定温度調節で自身が快適と感じる温度に変更する方も少なくありません。しかしエアコンの設定温度変更は、電気代が高くなる原因にもなります。

環境省では夏場の冷房の設定温度を1℃高くすると、約13％(約70W)の節電効果が得られると発表しています。もちろんこれは暖房にも同様のことがいえます。

つまり空気循環の悪さが原因で、冷暖房の温度を極端に設定している方はシーリングファンを設置することで、エアコンの電気代を節約できる可能性が高いということです。

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シーリングファンのデメリット

さまざまな効果をもたらすシーリングファンですが、設置や使用を検討する際には、デメリットや注意点も把握しておく必要があります。ここではシーリングファンの設置、使用で起きる可能性があるデメリットを2つ解説します。

本体重量が重い

シーリングファンは本体重量が重いというデメリットがあります。そのため、天井から吊るす際には、ある程度の天井強度が求められます。

仮に強度が足りない天井に、DIYでシーリングファンを取り付けた場合、落下や破損が起きる可能性もあります。その場合修繕費用を負担しなければならなくなるため、新たにシーリングファンの設置を希望する方は、事前に必ず管理会社や大家さんに相談し、許可を取っておきましょう。

掃除が大変

シーリングファンは天井に設置されているため、ホコリが溜まりやすいというデメリットがあります。また、通常の掃除方法ではシーリングファンに掃除用具が届かないこともあります。

このような場合は、脚立や柄の長い掃除用具を準備する必要がありますが、専門的知識を持たない一般の方が普段とは違う掃除を行うと、ケガなどのリスクも高まります。ちなみに自力での掃除が困難な場合は、専門業者に依頼する方法もあります。

シーリングファンで節電できる効果的な使い方

シーリングファンは使い方ひとつで大きな節電効果を得られます。特に電気代節約の効果が大きいのは、エアコンをフル稼働させる夏や冬の季節です。

夏場や冬場は冷暖房を使用しますが、空気循環が悪いとエアコンをつけていても暑さや寒さを感じることが多いです。シーリングファンで室内の空気を効率的に循環させてあげれば、設定温度を変更しなくても快適性をアップさせることができます。

また、シーリングファンの疑問でよく挙がるのが風向きです。夏場と冬場は風向きを逆にするのが効果的とされています。具体的には夏場は下向き送風、冬場は上向き送風といった具合です。

夏場は下向き送風に設定しておくと、体に微風が当たりますので涼しさを感じ、体感温度を下げることができます。ちなみに人は風速1mで体感温度が1℃下がるともいわれています。

逆に冬場はファンによって作られた微風が肌に当たると寒さを感じますので、上向き送風にしておくのがおすすめです。このように風向きのことも意識しながらシーリングファンを使うと、節電しながらでも快適な空間を作ることができます。

室内におしゃれを取り入れるならシーリングファンライトもおすすめ

シーリングファンの機能性や見た目は魅力的ですが、室内をよりおしゃれな空間にしたいという方は、シーリングファンライトの導入もおすすめです。シーリングファンライトとはシーリングファンと、シーリングライトが一体化したものです。

シーリングファンライトは用途に応じて、ファンだけ回転させたり、ライトのみ点灯させることができます。室内の壁や家具などに合ったシーリングファンライトを取り入れると、周囲と見事に調和したインテリアを完成させることができます。

ちなみに種類によってはライトの調光や色を変えることもできますので、シーンに合わせた空間を演出することも可能です。

シーリングファン設置で「節電効果」と「おしゃれ」をゲットしよう！

今回はシーリングファンの基本情報や効果などを解説しました。シーリングファンは電気代節約や室内の快適性アップの効果を得られます。

また、おしゃれなインテリアとしても活躍するため、機能性と見た目を兼ね備えたアイテムを室内に取り入れたいという方にはおすすめです。ただしシーリングファンの設置には天井の強度や高さなどの問題もあります。

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