賃貸契約の入居審査とは？審査基準と通過するためのポイント

入居審査は、賃貸物件を借りられるかどうかの大切なステップです。せっかく住みたい部屋を見つけても入居審査ではじかれてしまい、引越しできないケースもあります。

では、この審査で、不動産会社は具体的に何をチェックしているのでしょうか？ここでは入居審査の審査基準や、審査を通過しやすくするためのポイントを紹介していきます！

賃貸物件の入居審査とは？

気に入った物件を見つけたら申し込みをします。この時点ではまだ借りられると決まったわけではありません。入居審査に通って晴れて契約となります。この入居審査は大家さんや管理会社が行うもので、安心して物件を貸せる相手かどうかを判断するものになります。

入居審査に必要な情報と書類（一般例）

入居審査に必要な書類は以下のようなものになります。
・契約者本人の情報（源泉徴収票や納税証明書など、収入を証明する書類etc）
・連帯保証人の情報（源泉徴収票や納税証明書など、収入を証明する書類etc）
・（未成年の場合）同意書　など

他に身分証明書などが必要な場合もあります。あくまで上記は一般例。不動産会社によって異なるので、必ず事前に確認しましょう！

入居審査4つの基準とポイント

それでは、入居審査で基準となるポイントについて紹介していきましょう。ここでは多くの大家さんや不動産会社が判断基準としている、審査基準についてみていきます。

基準1. 収入

「入居してもらったはいいけれど、肝心の家賃を支払ってもらえない」というのは、大家さんや不動産会社としては最も避けたい事態。家賃をきちんと継続して支払う能力があるか、その人の年収は物件の家賃に見合っているか、ということをチェックされます。

一般的に無理なく支払える家賃は月収の1/3以内、年収の1/36以内に収まる程度と言われています。

またローン（借金）の有無で、審査に影響が出るかどうかというのは気になるところですが、ローン（借金）は関係ありません。現在は賃貸契約の際に信用調査をすることは「目的外の使用」になるので、審査ができないのです。

なので、仮に消費者金融などで借り入れがあったとしても、入居審査には問題ありません。

ポイント：収入に見合った家賃の賃貸物件を選ぶ

上記の表は「年収ごとの家賃上限についてまとめた表」です。
年収200万円の人ならば5.6万円まで、500万円なら13.8万円、1,000万円で27.7万円となっています。自分の年収と家賃と比較してみてくださいね。

入居審査基準2. 職業

家賃を支払う能力があるかどうかは、収入と合わせて職業も重要になってきます。

一般的に、派遣社員やフリーターは収入が安定した職業とは言えないという判断から、審査が厳しくなる傾向にあります。また、無職の場合は入居審査が通らないことも少なくありません。現在学生で就職が内定している場合は、内定証明の提示を求められることもあります。

なお、収入がない「学生」が借りる場合は、通常両親が連帯保証人になることが多いので、職業の面で不利になることはほとんどありません。

ポイント：審査時に無職の場合は、預貯金審査に臨む

先ほど、無職の人は審査に通りにくいと書きましたが、無職であっても家賃を支払っていけるだけの十分な預貯金があると証明できれば、相談できる場合があります。

預貯金審査の場合、家賃の1～2年分の残高と初期費用が払えるだけの金額は最低必要です。また、現金ではなくても、本人に十分な資産がある場合は入居審査が通ることもあります。

入居審査基準3．連帯保証人・保証会社

連体保証人とは、借り主が家賃を支払えなくなった場合に、代わりに支払う人です。連帯保証人は、収入のある親族などが一般的ですが、連帯保証人に適した人がいない場合、保証会社を利用できる物件もあります。さらに、賃貸物件の中には「保証人不要の物件」などもあります。

保証人不要物件の詳しいメリット・デメリットは下記の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください！

保証人不要物件って知ってる？メリット・デメリットを徹底解説

ポイント：収入が安定した身内に連帯保証人になってもらう

連帯保証人は、安定した収入があるかというのも大切なポイントです。信用問題にかかわるという理由から身内に頼む場合が多いですが、両親ではなくても、収入の多い兄弟でも大丈夫です。

入居審査基準4．人柄に問題がないか

入居審査では、収入や職業以外にも見た目や人柄なども審査の対象となります。
物件によっては、大家さんの面接があるところなども。身なりや受け答えの内容などもしっかり見られているんですよ。

ポイント：不動産会社訪問の際は身なりや言葉遣いなどにも気を配っておく

不動産会社に行くときや、大家さんと会う際には、印象よく接するように心がけましょう。受け答えの際には、言葉遣いやマナーにも気を付けるようにします。

また申し込みをするまでに不動産会社とやりとりを何度かすると思います。提出書類の期限を守る、記載ミスをしないように気を付ける、などの行動が信用につながります。大家さんへ橋渡ししてもらえるよう、不動産会社を味方につけましょう！

収入が安定していなくても大丈夫！入居審査のコツを抑えておこう

入居審査について詳しく見てきました。必ずしも、収入だけで判断されるものではないことがお分りいただけたのではないでしょうか。
気に入った物件が見つかったら、ぜひ審査をパスして借りたいもの。入居審査を通過するコツを抑えて希望の部屋をゲットしましょう！

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