- knowledge
- 2019/03/30
物件情報サイトを見ていると、必ず書かれている「敷金」と「礼金」。お金がかかる引越しの中でも、大きな部分を占めるのがこの敷金・礼金です。
この記事では、2つの費用が何の費用なのか、敷金と礼金にはどんな違いがあるのかを分かりやすく解説します! 不動産会社に言われるがまま支払うのではなく、減額交渉の知識も身につけ、賢く借りたいですね。
目次
敷金と礼金の意味、違い
敷金・礼金とは、そもそも何のための費用なのでしょうか?まずはそれぞれの意味と違いをわかりやすく表にまとめました。簡潔に言うと、敷金は「退去時に必要な費用を預ける」お金、礼金は「大家さんへのお礼にお渡しする」お金になります。
何のための費用? | 特徴 | 備考 | |
敷金 | ・退去時の原状回復費用 ・貸主に担保として預けておく費用 | ・相場は家賃の1〜2か月分 ・デポジット費用なので、退去時に必要な費用が引かれて返ってくる | ・「敷金ゼロ」物件だと、原状回復費用(修繕費)などがかかり、結果的に高くつくことも |
礼金 | ・大家さんの収入(入居の一時金として) ・入居させてもらうことへのお礼 | ・相場は家賃の1〜2か月分 | ・物件の状況や交渉次第では、ゼロになる可能性あり ・仲介手数料として賄われている場合もある |
敷金とは
「敷金」とは、退去時の原状回復費用として、あらかじめ預けておくお金で、相場は家賃の1〜2か月分です。家具の移動時にフローリングを傷つけてしまったり、調理中にキッチンの壁を焦がしてしまったりした場合など、退去の際に修繕(原状回復)するために必要な費用が敷金から支払われ、残金は返却されます。
原状回復の範囲として、経年劣化によるフローリングや壁紙の変色などは含まれませんが、喫煙によるクロスの汚れやニオイは含まれることが多いようなので、退去時の負担を軽くするためには注意が必要です。
また関西エリアでは敷金の代わりに「保証金」を支払う場合があります。これも敷金とほぼ同じものですが、こちらは必要経費を引いた後の返金がない場合もあります。契約の際には「敷金償却」「敷引き」の特約があるかどうかを確認し、不明点は不動産会社の担当者にしっかり確認しましょう。
礼金とは
「礼金」ですが、こちらは読んで字のごとく、お礼のお金です。大家さんに対して「お礼」の意味で支払うものなので返金はされません。またこちらの相場も家賃の1〜2か月分とされています。
実はこの礼金、大家さんとの交渉次第でゼロになる可能性もあります。大家さんサイドとしては、部屋を空室のままにしておくよりも、早く入居してもらって家賃が入る方がよいからです。
しばらく空室になっている場合や人気度の低い物件、引越しの閑散期は交渉が通りやすいので、不動産会社の担当者に相談してみましょう。
「部屋はとても気に入ったけど、ほんの少し予算オーバー」と伝えると、礼金を減額またはゼロにしてくれたり、中には家賃を下げてくれたりする場合もありますよ。
大きな違いは返金があるかないか
敷金と礼金の大きな違いは、返還されるかどうかです。例えば礼金1か月分がマイナスになる「敷金1か月・礼金2か月」の物件よりも、敷金1か月分がプラスになる「敷金2か月・礼金1か月」の物件の方がお得といえます。ただし、原状回復費用が敷金の金額を超えた場合、追加での支払いが必要です。
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敷金・礼金ゼロ物件はお得?それとも…
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敷金・礼金の相場は家賃の1~2か月分なので、一般的に「引越すときは4.5〜5か月分の家賃が必要」と言われています。部屋を借りるときの初期費用は高額なので、1人暮らしがしたくても、金銭面で踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
そのような背景もあって、最近では敷金・礼金ゼロをうたっている物件もあります。もちろん初期費用が少なくてすむのでお得な場合もありますが、注意点もあります。
敷金・礼金ゼロ物件の注意点
敷金は基本的に「原状回復のために預けているお金」ですので、不当に徴収されるものではありません。もし入居時に支払いを免除されたとしても、退去時には原状回復費用や鍵交換費などとしてどのみち支払う必要があるのです。
また退去時にさまざまな名目(ハウスクリーニング代・室内消毒費・退去負担金など)で費用を請求され、結果的に敷金より高くつくこともあります。
また敷金・礼金ゼロの物件は、その分家賃が相場より高く設定されている場合があります。短期の入居ではお得なこともありますが、入居が長期化してしまうと敷金・礼金がある物件よりも家賃が高くついてしまうので注意が必要です。
部屋を退去するのはどのような場合でしょうか。新しい部屋に引っ越すとき?実家に戻るとき?結婚するとき?どのような場合であってもお金はかかります。新しい生活にお金がかかるときに、出ていく部屋のお金を払うのは、正直気が重いものです。
最初に多めに預けておき、退去のときに返してもらえれば、新生活の足しにもなるので嬉しいですね。 部屋を探す際は「敷金・礼金ゼロ」にこだわりすぎず、同じ地域の他の物件と比べながら柔軟に探していきましょう。
初期費用をおさえる手段として、分割払い・カード払いも
部屋を借りるときの初期費用は、減らすことはできてもゼロにするのは難しいです。そうはいっても、まとまったお金を準備するのは大変ですね。いざ引越すとなると、引越し代金や火災保険料の支払い、新しく購入する家具・家電やカーテンなどの費用もかかります。
そんなとき注目して欲しいのは、初期費用の分割払いやカード払いが可能な物件です。物件情報サイトでも「備考欄」などにその旨が書いてあるので、その軸で物件探しをするのもひとつの手ですね。
ただし対象になるのは敷金・礼金のみの場合、引越し費用も含めた全てなど、条件が異なりますので、事前に確認しましょう。分割払いの場合は、利子がつくこともお忘れなく。
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