- knowledge
- 2019/03/04
部屋探しで物件の間取り図を見ていると、これからの暮らしにワクワクした気持ちになるものですよね。物件ごとに間取りは違うので、たくさんチェックしているなかで「インナーバルコニー」という単語を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
でも、あまり聞き慣れない用語のため、「いったいなんのことだろう?」と思っている人が多いのでは?そこで、今回はインナーバルコニーがどんなものなのか、メリットやデメリットも交えつつじっくり説明していきます。
目次
インナーバルコニーってどんなもの?
インナーバルコニーという言葉を聞いたとき、「バルコニーと何が違うの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
インナーバルコニーは、“インナー”というワードからもイメージできるように、建物の内部にある屋外部分のことを指します。つまり、建物の一部であるため「屋外の空気感を持つ屋内」と言えるでしょう。
一般的なバルコニーは、建物の屋外に張り出している部分で屋根はついていません。また、ベランダも建物から張り出していますが、屋根がついているという違いがあります。
ちょっと混同しそうですが、バルコニーとベランダは「建物から屋外に張り出している(外壁よりも外に出ているイメージ)」、インナーバルコニーは「建物から張り出していない」という違いがあるのです。
インナーバルコニーのメリットとデメリット
インナーバルコニーの部屋は、活用の幅が広がることから人気が高いです。ただ、メリットも多いですが、デメリットも知っておくようにしましょう。
インナーバルコニーの嬉しいメリット
インナーバルコニーは、外壁よりも内側にあって屋根がついているため、よほどの大雨や強風でないかぎり、ずぶ濡れになることはないでしょう。洗濯物を干すときに重宝するスペースです。
家から張り出していないので、リビングの一部のように考えることもできそうです。程良い光が差し込み、自然の風を感じられる……、そんな「屋外だけども屋内」的な感覚で使うことができるのが魅力と言えるでしょう。
インナーバルコニーの注意すべきデメリット
インナーバルコニーは、“自然の風”と“優しい光”を感じられる魅力的なスペースになるかと思います。
ただ、バルコニーやベランダのように建物から張り出していないため、インナーバルコニーに接している部屋が奥まってしまうというデメリットもあります。インナーバルコニーの広さや配置などにもよって一概には言えませんが、若干暗めになるかもしれないのが注意点です。
部屋探しでインナーバルコニー物件を見かけたら、内見のときに日当たりをチェックしてみるのもおすすめです。
また、人によっては「このスペースいらないかも……」と思うこともあるでしょう。そんなときには、活用事例を参考にし、使い方をイメージしながら検討してみるのもいいかもしれませんね。
こんな使い方も…!インナーバルコニーで試してみたい活用事例
物件ごとに広さや雰囲気は変わりますが、いろんな使い方ができる部分です。代表的なインナーバルコニーの活用事例を紹介していきます。
洗濯物を干す場所として
洗濯物を干すスペースとしてインナーバルコニーを利用している人も多いです。
自然の風と太陽光の下で干した洗濯物は、カラっと乾いて着心地も良さそう。部屋干しのニオイに悩まされることもなくなりそうですね。大きなお布団も干しやすいのも魅力です。屋根がついているので、突然の天候の変化にも慌てずに済むメリットがあります。
ガーデニングを楽しむ
緑豊かな草花を見ていると、心が癒されるものですよね。自分で育てた草花の成長を見守るのは、心のリラックス効果にも繋がります。インナーバルコニーに、観葉植物や花々を置くと、家にいながらにして自然を楽しむことができるでしょう。
おしゃれなティータイムの時間を過ごす
小さいテーブルや椅子を置いて、ちょっとしたカフェテラス気分を味わうのも素敵です。屋根のおかげで紫外線の不安もやわらぎますね。開放感のあるくつろぎのティータイムを過ごせるでしょう。お友達と一緒に楽しむと、話が弾みそうですね。
また、夜には夜空を眺めながらお酒を飲む、青空の下で読書をするなど、開放気分を味わえるリラックスルームとしての活用もおしゃれです。
さて、インナーバルコニーについてお分かりいただけたでしょうか?
「洗濯物を干す」という実用的な使い方のほか、「ガーデニングを楽しむ」「カフェテラスのようなティータイム」などおしゃれな気分も味わえます。リビングの延長線上のような感覚で使えるインナーバルコニーは、暮らしに個性をもたらしてくれそうです。
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