治安の良い地域の見分け方と、物件選びで確認すべきこと

一人暮らしのお部屋を探しているとき、住む地域はどのようにして決めていますか？女性の場合、治安の良さは特に重要視するポイントですよね。

今回は、治安の良さを物件選びの条件にした一人暮らし中の女性ライター3人に、その街を選んだ理由について教えてもらいました。

体験談1：初台駅を選んだ女性の体験談

■住んでいた部屋の条件
・予算／実際の家賃：80,000円／74,000円
・場所：渋谷区初台駅 徒歩10分

転職のため、実家を出て東京で一人暮らしをすることになりました。物件選びで最も重視したのは治安の良さです。

部屋探しの前に、インターネットで街の口コミを見たり各地域の事件発生件数を調べたりしました。人が多く集まる街に住むと、事件に巻き込まれる可能性が高くなるそうです。一方で住宅街は、夜間は道が暗く人通りが少ない時間帯があるので危険な場合もある、という情報も見ました。

初台に決めた理由

「都会と住宅街の間にある地域が最も良い」という意見に共感したので、通勤の便利さや家賃とのバランスも考え、渋谷と新宿の両方に近い初台に住もうと決めました。

初台の不動産屋へ行き、治安について親身に相談に乗ってもらえたのが良かったです。内見の際は、物件周辺の雰囲気を見るように気を付けました。

物件選びの際に確認したこと

仕事の終業時間が遅いので夜道が不安でしたが、選んだ物件は首都高速に面しているため、深夜でも帰り道が明るいです。騒音や排気ガスが少し心配でしたが、実家も大通りに面していて慣れていたため、大丈夫だろうと思いました。

また、家の周辺を確認したところ、徒歩圏内に大きな警察署があるところも気に入りました。通り魔はわざわざ交番のそばで犯罪を起こさないだろうし、何かトラブルが起きてもすぐ相談に行けると思ったからです。

実際に住んで感じたこと

首都高速に面しているのは、特によかった点です。駅前から家までの帰り道は、人通りの少ない時間帯でも、車が多く走っているのでホッとします。私の部屋は5階なので道路からは距離があり、騒音や排気ガスはほとんど気になりませんでした。むしろ、日当たりが良くて助かっています。

警察署の周辺にはいつも大勢の警官がいて、パトカーも頻繁に行き交っているため、守られているような気がします。サイレンの音が響くのは少しうるさいですが、安全のためなので耐えられます。

もし次に引越すとしたら、管理人が常駐してくれる物件にしたいです。今回は家賃が予算より高くなってしまうため断念したのですが、やはり安心感が段違いだと思います。

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体験談2：谷保駅を選んだ女性の体験談

■住んでいた部屋の条件
・予算／実際の家賃：80,000円／78,000円
・場所：国立市谷保駅 徒歩6分

私は、名古屋から東京への転勤がきっかけで一人暮らしを始めました。東京都内は治安が悪いという印象があり、できれば都内の治安のよい地域か、都下の静かな地域を希望しました。

なぜ谷保駅を選んだのか

私が条件にしたのは、都内までのアクセスの良さと予算です。この2つのバランスと治安がいいことを必須条件としました。会社が港区でしたが、都内は家賃が高いので、少しぐらいは遠くてもいいと思えました。

また、名古屋在住時に車移動が多かったので、できれば車を手放したくありませんでした。そのため、駐車場込みで7～8万円前後の1Kを希望しましたが、都内の駐車場込みでこの値段ではとても探せないことがわかりました。

そこで一番良さそうだったのが、国立市です。国立市は小さな街ですが高級な地域も多かったので、条件に合った物件が見つかりませんでした。そこで立川で乗換をして、南武線で谷保までいくと、国立市でも安い物件があることに気が付きました。

物件を決める前にチェックしたこと

最初は、中央線沿線で探していたのですが、新宿に近いエリアは家賃が高く、西へ選択肢を広めていくと東京の西の方でも治安の良さそうな地域と悪い地域があると知りました。

内見のときには、物件の周辺を歩いて確認し、街の雰囲気を重視して確認しました。

実際に住んで感じたこと

車を手放すこともなく予算内に収まったので、物件選びには満足しています。ただ、オートロックが付いていない物件なので、次に住む物件はオートロック付きの物件にしようと考えています。

体験談3：阿佐ヶ谷駅を選んだ女性の体験談

■住んでいた部屋の条件
・予算／実際の家賃：80,000円／85,000円
・場所：JR阿佐ヶ谷駅　徒歩7分

JR中央線の阿佐ヶ谷駅は、駅前は常に人が多く、SEIYUの大型店舗があるため買い物にも便利なので、OLや家族連れをよく見かけます。南口にある噴水付近のベンチに行くと学生が集まっているので和やかな雰囲気を感じました。

なぜ阿佐ヶ谷駅を選んだのか

阿佐ヶ谷駅付近はJR中央線で比較的家賃が高い物件が多いです。家賃が高いので、高収入・安定収入の方が多いと感じました。

収入だけで、その人の人柄や素行までは断言できませんが、家賃の高い物件は、管理会社によっては入居審査が厳しく怪しげな人を入居させません。どこの会社に勤めているのかしっかり審査された人が入居しているので、その分治安もよくなる可能性が高いのだと思います。

終電に近い時間に駅から南口方面に向かって実際に歩いてみました。商店街の店舗は閉まっているものの、ライトがついているので歩いていても不安な気持ちになりませんでした。

もし、ここで誰かに襲われたとしても、店舗の上は住居になっている建物も多いので、大声を出せば誰かに気づいてもらえるだろうという安心感もあります。

実際に住んで感じたこと

阿佐ヶ谷駅の北口周辺には約150店もの飲食店が軒を連ねるスターロード商店街があります。
お酒を扱うお店が多いので、一見酔っ払いが多く治安が悪いという印象を持っている方も多いかもしれませんが、5年住んでいて一度も危ないことやイヤな目にあったことはありません。

客層がある程度お金をもっていて、節度をもってお酒を楽しんでいる人が多いと感じました。

まとめ：物件探しの条件と照らし合わせて吟味しよう！

今回は、一人暮らしの女性がどのようにして住む地域を決めたのかについて、体験談をご紹介しました。予算が限られているかもしれませんが、安心して過ごすためには、やはり治安の良さは欠かせませんよね。

記事に登場した3人の女性のように、ネットや不動産会社スタッフなどを通じた丁寧な情報収集が、安全で居心地の良い街を選ぶための重要なカギとなるでしょう。

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