賃貸の騒音対策で近隣トラブルになりにくい方法とは

「やっと希望の条件にあった物件が見つかったのに、住んでみると隣の生活音がひどくて家にいるのが嫌になってきた……」なんて方はいないでしょうか？

このように賃貸物件に多いのが騒音トラブルです。特に、木造構造のハイツなど壁や床が薄い物件は注意をしておきたいものです。隣の話し声や上の歩く音といった生活音まで聞こえてくる、なんてこともあります。

そこで今回は、賃貸物件で騒音に悩んだ経験がある筆者が、騒音トラブルに悩んでいる方のために解決方法を紹介します！

賃貸の騒音トラブルを円滑に解決する3つの方法

騒音トラブルで悩んでいるけれど、近隣住民とトラブルになるのは避けたい……。そんな方に向けて、トラブルになりにくい騒音の解決方法を紹介します。

直接ではなく、管理会社・大家さんを通して連絡する

騒音トラブルは、直接相手に苦情をいうとお互い感情的になりさらにトラブルが大きくなりやすいです。できれば、管理会社・大家さんを通すようにしましょう。マンションやハイツの場合、相手の方に「誰から苦情が出ているのか」と伝えないことが大切です。苦情元がわかってしまうと、さらに大きなトラブルに発展してしまうことがあります。

騒音の主の郵便ポストに手紙を入れる

あまり大ごとにしたくない場合は、簡単に手紙を書いてみましょう。例えば、「夜の楽器の演奏は控えてもらえませんか？できれば、21時以降は静かにしてもらえると助かります。」というように、相手の気持ちを逆なでしないような内容です。その手紙にもトラブル防止のために自分の名前を書かない方がいいでしょう。

管理会社に頼んで、掲示板に貼り出してもらう

管理会社や大家さんに頼んで、マンションやハイツの共用部などにある掲示板に、張り紙を貼ってもらいましょう。「最近、何人かの方から子供の走り回る音や生活音が気になるとクレームがきています」といった内容のものを作成して貼ってくれます。

それでも解決しなければ「以前、騒音が気になるというクレームがありましたが、いまだに解決していません。このままでは、快適に生活を送ることが難しくなります。この状態が続くようなら騒音元を調べ、それぞれのご家庭に直接お話し聞きにいきたいと考えています」といった緊迫した内容にしてもらうようにしましょう。

騒音トラブルに巻きこまれにくい物件選びのコツ

騒音トラブルに巻き込まれないためには、どのような点に注意すればいいか考えてみましょう。

鉄筋コンクリートの物件を選ぶ

周りの音が気になる場合は、建築構造について調べておきましょう。とくに木造アパートは、音が他の部屋にもれやすいです。そのため、鉄骨コンクリートのマンションなどを選ぶと良いでしょう。鉄筋コンクリートは壁が厚いため、隣の物件にも音がひびきにくいことが多いです。

物件の内見時に、音漏れがないかチェックをしておく

内見する場合は、間取りだけでなく、音漏れの有無もチェックしておきましょう。例えば、朝・昼・夜・休日といった時間別に調べることも大切です。朝・昼は静かでも夜になると、急に話し声が聞こえてくるといったこともあります。

また外の音も確認しておきたいものです。車の音や人の声が聞こえてくる場合があります。物件の中だけでなく、飲食店が近くにないか、家の前の道路はどれくらい車が走っているかなど細かくチェックしておきましょう。

自分が騒音加害者にならないために気を付けること

壁の薄い賃貸物件に住んでしまった場合は、どれだけ注意をしても音が完全になくなることはないでしょう。もし、音が気になる賃貸物件に住んでしまった場合は、以下のような対策をしましょう。

前もって近隣に挨拶をしておく

小さい子供がいる家庭では、どれだけ注意をしても物を落としてしまったり、大きな声を上げてしまったりするものです。まず、賃貸物件に住む前に隣・上の住人には、挨拶をしておきましょう。

どんな人が住んでいるかを知るだけで、相手の立場を理解し音があまり気にならなくなることもあります。また、外で会ったときは、かならず挨拶をしておきましょう。

床にカーペットやマットを敷く

足音や物を落とす音を防ぐには、防音用のカーペットやジョイントマットを敷くようにしましょう。安いものであれば数千円で購入できるものもあります。また、家の中で楽器の音や、子供の声が気になる方は、防音カーテンを使うという方法もあります。防音性能のある厚地のカーテンを使うだけで、外に漏れる音を小さくすることも可能です。

子供が小さい間はできるだけ一階に住む

小さい子供がいるご家庭は、できるだけ一階に住むようにしましょう。子供を静かにさせることはなかなか難しいです。また、子供の声や音を気にしながら二階に住むのは、結構気を使うものです。物件によっては、一階に住んでも音が響く場合があるので、周りに迷惑をかけたくない方は、やはり鉄筋コンクリートの物件に住んだほうがいいでしょう。

騒音トラブルを防ぐには、賃貸物件を知り尽くしたプロに相談を！

騒音トラブルは、賃貸物件でもっとも多い問題です。あなたがその被害に合わないためにも、賃貸物件を借りる前にしっかりと調べておきましょう。また、CHINTAIエージェント for Womanでは、防音性の高い物件の特徴もプロが教えてくれます。

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