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テラスハウスの特徴とは?メリット・デメリットと内見時のチェックポイントを紹介

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テラスハウス

人気テレビ番組の影響もあり、テラスハウスが注目を集めています。
「おしゃれなイメージだし、いつか住んでみたい」という人が増えていますが、テラスハウスとは具体的にどのような住宅を指すのかについてはあまりよく知られていません。

そこでここでは、テラスハウスの特徴について解説します。また、内見をする際のポイントや、家賃の相場はどれくらいなのか、どういった人がテラスハウスに向いているのかなどについても探っていきます。

テラスハウスの特徴や賃貸物件の数

疑問

「テラスハウス」という言葉は知っていても、具体的にはよくわからないという人が少なくありません。ここではテラスハウスの特徴について解説していきます。また、賃貸物件の数についても見ていきます。

テラスハウスの特徴

「テラスハウス」は、一戸建て住宅がつながったような建物構造が特徴です。昭和の時代などによく見られた「長屋」と基本的に同じ構造ですが、2階建て以上が主流です。

少々紛らわしいかもしれませんが、建築基準法ではテラスハウスも「長屋」に分類されます。敷地の権利は一戸建てと同じように住宅ごとに分けられています。小さな2階建て以上の家が隙間なく並んで建っているように見えますが、隣同士は完全につながっており、お互いの家は共通の壁で隔てられるという形態になっています。

室内がメゾネット(二層構造)になっているのもテラスハウスの特徴のひとつです。部屋を多くできるため、子供を持つ世帯からも人気があります。

タウンハウスとの違い

テラスハウスと非常によく似た建物に「タウンハウス」があります。一戸建て住宅が連なったような建物構造はテラスハウスとほとんど同じです。こちらも国土交通省の定義では「長屋」になりますが、敷地の権利形態がマンションやアパートのように共有となっているため、マンションやアパートの仲間に分類されるという違いがあります。

例えば、分譲のタウンハウスは「区分所有」になるといったように、法律上ではテラスハウスとタウンハウスの間には大きな違いがあるのです。そのため、中庭など、住居部分以外のオープンスペースは共有となっているケースが多くあります。

こういったことから、テラスハウスはタウンハウスによりも近隣住民との距離が近くなる傾向があるといえます。

テラスハウスの賃貸物件の数

テラスハウスは日本国内ではまだあまり普及していません。1970年代に多摩ニュータウンで大量に供給されたことからブームになった時期もありましたが、現在のようなおしゃれな感覚のテラスハウスとは少し違うものです。若い世代をターゲットにした物件が都市部などで増えつつありますが、マンションやアパートに比べるとまだまだ少数派です。

総務省統計局のデータでは、テラスハウスなどの「長屋」は全住宅の2.5%(2015年)に過ぎません。賃貸に出ている数も少ないため、気に入った物件を見つけた場合は早めに申し込んだほうが良いでしょう。

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テラスハウスのメリット

アパートやマンションなどの従来の賃貸物件と比較すると、テラスハウスのさまざまな特徴がみえてきます。ここでは、テラスハウスを選ぶことによるメリットを紹介していきます。

戸建て感覚で住める

リビングに集る家族

テラスハウスは一般的なアパートやマンションと比べると、室内が広いというメリットがあります。賃貸のアパートやマンションはワンルームや1K、1DKなど間取りが一般的ですが、テラスハウスは二階建て以上の構造を持っているため、戸建てのような感覚で住むことができます。

ベッドの上でパソコンを使う女性

リビングと個室・寝室を別の階にできるため、家族や友人と一緒に住んでも適度な距離感を保つことができるなど、テラスハウス特有の住心地を体験することができます。

おしゃれな家が多い

テラスハウス
テラスハウスはイギリスが発祥地といわれています。そのため、英国風のおしゃれな外装の物件が多いという特徴があります。

また、室内も手の込んだ造りのものが多くみられます。一般の賃貸マンションやアパートは万人向けであるため、どうしても無難な造りになってしまう傾向があります。

しかし、テラスハウスは若い世代を対象にしているものが多いため、スタイリッシュなデザインを積極的に採用している物件が多いのです。おしゃれな生活を楽しみたい人には、テラスハウスはうってつけの住まいといえるでしょう。

1階と2階でスペースをわけられる

メゾネット構造を持つテラスハウスは、1階と2階で居住スペースを分けることができるという特徴があります。2階の部屋のひとつを収納スペースにして1階のリビングを広々と使うなど、工夫次第で多様なライフスタイルを楽しむことが可能です。リビングを子供の遊ぶスペースにしてしまっても、マンションのように下の階に気を使う必要もありません。

共同生活にも使いやすい

友人

テラスハウスは共同生活を送るのにも向いています。人気テレビ番組の影響でテラスハウスはシェアハウス専用と思っている人も少なくありませんが、実際にシェアハウスとして使うのに適した建物構造です。

1階と2階が分かれたメゾネット構造であるため、生活スペースを分けたり、共同スペースとプライベートスペースを分けたりするなどの使い方ができるという特徴があります。

テラスハウスは、「ルームシェアで家賃を抑えたいけれど、プライベートも確保したい」という人の要望にも応えることができるのです。

庭がついている場合もある

テラスハウス

戸建てに近い構造を持つテラスハウスは、敷地に余裕がある場合に庭がついている場合もあります。もちろん専用の庭であるため、自由に使うことが可能です。

賃貸マンションやアパートで庭付きの物件はほとんどなく、テラスハウスならではのメリットといえます。休日にのんびりとくつろいだり、友人や家族と過ごしたりするなど、快適な時間を楽しむことができます。

テラスハウスのデメリット

一般の賃貸物件に比べてさまざまなメリットがあるテラスハウスですが、万能というわけではないので注意が必要です。ここでは、テラスハウスのデメリットについて説明していきます。

木造アパートのケースが多く遮音性が心配

テラスハウスは戸建てやアパートに近い構造を持っており、木造住宅が中心です。鉄筋コンクリートなどが主流のマンションに比べて遮音性がかなり不利になるため、騒音については注意が必要です。

階段の傾斜がきつい物件もある

メゾネット構造が主流のテラスハウスは、階段の傾斜に注意する必要があります。限られた敷地を有効活用しようとすると、どうしても階段の傾斜がきつくなってしまいます。

階段のステップも小さくなりがちで、誤って転倒したり落下したりする恐れもあります。小さい子供のいる家庭や、お年寄りが一緒に暮らす場合などは、事前に階段の状況をしっかりと確認しておくことが大切になるでしょう。

テラスハウスの内見ポイント

内見

テラスハウスで快適な生活を送るためには、物件に問題がないかどうかを内見でしっかり確認しておくことが大切です。ここではテラスハウスの内見ポイントについて解説していきます。

遮音性のチェック

テラスハウスでもっとも気になるのは音の問題です。内見の際には、物件の遮音性について十分に確認しておく必要があります。最初にチェックしておきたいのは、「壁」の遮音性です。隣の家との間の音漏れや、外の音が入ってこないかどうかを丹念にチェックしましょう。

また、「窓」からも音が入ってくるため、窓を閉めたときの遮音性についても確認が必要です。不動産会社に遮音性能を確認するだけでなく、実際に自分の耳で確かめることも大切です。

「環境」による騒音についても注意が必要。車が通る音や子供が遊ぶ声などは、曜日や時間帯によって変わるものです。内見で室内からの音を確認するだけでなく、別の曜日や時間帯に物件の周囲を歩いてチェックしてみると万全です。

1階と2階の設備

テラスハウスは物件によって設備の配置が違うため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。リビングやキッチンは1階にあるとは限らず、自分の用途に合わないような配置になっていることもあるので注意が必要になります。

トイレや風呂の場所も必ず確認しておきましょう。ある人にとっては便利でも、他の人にとっては使い勝手が悪いと感じられるケースもあります。内見の際は、実際の暮らしをイメージして設備を確認しましょう。

階段の傾斜

テラスハウスに住むことを検討しているのであれば、階段の傾斜は必ずチェックしておきたいポイントです。間取り図ではわかりにくい部分でもあるので、面倒と思わずに実際に何度も昇り降りしてみることが大切です。

傾斜がきつい場合は、手すりがあると安心です。また、足を踏み外したりしやすいのは階段を降りるときです。降りるときに怖くないかを確認しておきましょう。毎日使うことになるため、荷物を持って降りられるかどうかなどまで確認する必要があります。

間取り

どんな物件でも、間取りは生活を左右する重要なポイントです。特に、メゾネット構造のテラスハウスは、一般のマンションやアパートよりも特殊なレイアウトが多いため、間取り図と内見で丹念に室内をチェックする必要があります。

中には、1階が玄関と階段スペースのみで、2階以上が居住スペースになっているような物件もあるため、階段移動が疲れないかどうかも確認することが大切です。

テラスハウスの家賃

さまざまなメリットがあるテラスハウスですが、自分にあった物件を探すためには家賃についても知識を整理しておく必要があります。戸建てに準ずる構造のテラスハウスは、フラットタイプのマンションやアパートなどに比較すると、同等の条件でも家賃は高くなる傾向にあります。

庭などのオプションがついていたり、部屋の面積が広くなったりするとさらに家賃は上がっていきます。しかし、築年数が古いものについては付加価値が下がるため、一般的なマンションやアパートと同等の家賃になっていくこともあります。

テラスハウスに向いている人

人気が急上昇中のテラスハウスですが、どういった人のライフスタイルにマッチしているのでしょうか。ここでは、テラスハウスに向いている人についてみていきましょう。

おしゃれな物件に住みたい人

テラスハウスは、なんといっても「おしゃれな生活をしたい」という人に最適な住宅です。若い世代やこだわり派の人などをターゲットに設計された物件が多いため、一般的なマンションやアパートに比べておしゃれな物件が多いという特徴があります。建物の外装だけでなく、内装や間取りにもこだわった物件が目立ちます。

おしゃれなライフスタイルを目指している人や、おしゃれな空間で毎日を過ごしたいという人にはテラスハウスがおすすめです。

1階と2階でスペースを分けて暮らしたい人

テラスハウスはスタイリッシュというだけでなく、実用性にも優れています。メゾネット構造を採用しているため、1階と2階のスペースを分けて使えることがテラスハウスの特徴のひとつです。

例えば、「1階はみんなの食事スペース・2階はプライベートスペース」といったように、用途を明確に分けたいという人におすすめです。

実用性が高いだけでなく、1階と2階の用途を分けることで気持ちの切り替えができるという効用も期待できます。

本当は戸建ての家に住みたい人

マンションやアパートのような一般的な賃貸住宅では満足できないという人は、テラスハウスが向いています。賃貸物件ながら、メゾネット構造によって戸建て感覚で生活することができるため、小さい子供がいる世帯に最適です。

できれば戸建てに住みたいけれど予算がないという場合は、マンションやアパートよりもテラスハウスがおすすめです。さまざまなサイズが用意されており、一人暮らしに向いた物件を探すことも可能です。

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テラスハウスで理想の生活を!家の特徴も把握しよう

リビング

このように、テラスハウスは一般的なマンションやアパートのようなフラットタイプの物件にはないさまざまな魅力を持っています。しかし、物件を借りる前に、テラスハウスのメリットやデメリットを十分に把握しておくことが必要です。

自分のライフスタイルにマッチしない物件を選んでしまうと、生活をする上で不便を感じることになってしまう恐れもあります。この記事のチェックポイントなどを参考にして、自分にぴったりのテラスハウスを探して快適な生活を送りましょう!

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