- knowledge
- 2018/11/22
一人暮らしの家は自由きままで快適な空間ですが、秋冬の寒さに悩まされることもしばしば。寒い日でも暖かく過ごしたいのは当然ですが、一方で光熱費もどうしても気になってしまうものです。一人暮らしだと、なるべくお金をかけずに寒い季節を越えることができれば嬉しいですよね。
電気代・ガス代を安く抑えることができる暖房器具はどのようなものでしょうか。今回は、暖房器具の種類や、どのような暖房器具を選べば良いかについて紹介します。
目次
暖房器具の種類とその違い
一口に暖房器具と言っても、その種類によってそれぞれ特性が異なります。広い場所を暖めるのに向いているもの、電気代が安いものなど、自分の住まいに合わせて選ぶと良いですね。
カーボンヒーターの特徴
カーボンヒーターは、スイッチを入れてすぐに暖まるのが特徴です。部屋全体を暖めると言うよりはカーボンヒーターの周囲の一箇所だけ暖める用途に向いています。
炭素繊維に電気を通して発熱、遠赤外線を放出して暖めるという仕組みですが、似た形のハロゲンヒーターと比較して電力消費は比較的少なく、遠赤外線をより放出します。
スイッチを入れてからすぐに暖まるので、「エアコンやストーブなどで部屋が暖まるまで」「お風呂に入ってから寝るまで」など、短時間だけ暖まりたいときに向いています。また、暖めるために燃焼しないため、空気は汚れません。
石油ファンヒーターの特徴
石油ファンヒーターは暖房能力が高く、短時間で部屋全体を暖めることができます。また、燃料として使用されている石油は安価であり、コスパ面でも優秀です。本体の中で石油を燃焼させた暖気を、送風ファンなどで温風として出すという仕組みで部屋を暖めます。
気をつけなければならない点としては、石油を燃焼させることによって暖めているので、一酸化炭素中毒を防ぐため、使用中は定期的な換気が必要となります。さらに、ガソリンスタンドに石油を買いに行ったり、タンクに石油を入れたり、かつ、使用しない期間は石油を抜くなどの手間がかかってしまいます。
オイルヒーターの特徴
オイルヒーターは部屋全体をじっくり均一に暖めることができます。本体に密閉されたオイルを電気で暖め、本体自体を高温にして部屋を全体的に暖かくするという仕組みです。
温風が出ないので部屋の乾燥がなく、また、埃が立たないのでアレルギーの方などにもおすすめです。さらに、燃焼しないので空気の入れ替えも必要なく、なおかつ、部屋の中での温度のムラがありません。
ただし、部屋が暖まるまでに時間がかかってしまう他、消費電力が高いため電気代が高くなってしまうということがあります。特に、部屋が大きい場合などは気をつけたほうがよいでしょう。
エアコンの特徴
エアコンは、温風を使って空気全体を短時間で暖めることができます。冷媒と電気の力を使って外気から熱を奪い、温風を部屋全体に送って暖めるという仕組みです。そのため、リビングなどの広い空間を暖めたいときに向いています。省エネ化が進んでいる昨今では、設定温度を高くしすぎなければ、消費電力も少ないため、電気代はあまりかかりません。
また、エアコンの設定温度を下げて、スポット暖房をサブ的に利用するという方法もでき便利です。空気が乾燥してしまったり、あまりにも外気温が低いと暖まりにくかったりするという面もありますが、加湿エアコンや寒冷地エアコンなどの商品があるため利用すると良いでしょう。
こたつの特徴
こたつは足元を暖めることによって、体を暖かくします。部屋全体を暖めることはできませんが、外気温がそんなに暖かくなくても、こたつの中に入っていると遠赤外線で足元からだんだんと全身が温まります。
ヒーターで暖めた空気を布団の中に閉じ込めて暖かい空間を保つという仕組みなので、暖める範囲が非常に狭く済みます。そのため、消費電力が少なく、電気代は安く抑えられます。
しかし、こたつに長時間入っていてついつい眠ってしまうと体が痛くなってしまったり、脱水症状を起こしたりする危険があるので充分に注意しましょう。
電気毛布の特徴
電気毛布は就寝時に布団を暖めることができる器具です。また、膝掛けなどに使うと、肌寒い中でも暖かく過ごすことができます。毛布の中に入っている電熱線に電気を通すことで、毛布を暖かくするという仕組みです。
電気代は非常に安く、加えて、本体自体も安価であるため、コスパは優秀です。ただし、部屋全体を暖めることはできないので、本当に気温が低いときには他の暖房と併用して利用するのがおすすめです。なお、つけたまま眠ってしまうと脱水症状の危険があるので、タイマーを使うなどの工夫をすると上手に使用できます。
一人暮らしの暖房器具の選び方
一人暮らしの人が暖房を選ぶときには、どのような点に注意すればよいでしょうか。例えば、価格の安さは一番に気になるポイントでしょう。また、住んでいる部屋の広さを暖めることができることも重要です。さらには、自分の部屋のテーマに合ったデザインがされていたり、ファッション性が高いことも選ぶポイントになります。
価格の安さ
価格の安さを考える場合、本体そのものの安さはもちろんですが、電気代や灯油代などのランニングコストについても注意が必要です。部屋の広さにもよりますが、部屋全体を暖めるか、それとも部分的に暖めるかなどを場面に合わせて選択することで、コストを抑えることができます。
例えば、全体を暖めるためにオイルヒーターやエアコン、石油ファンヒーターなどを使用し、台所で料理している間や、座ってじっとしているときにはカーボンヒーターやこたつ、電気毛布というようにうまく併用することで、ランニングコストを節約することが可能です。
部屋の広さに合う暖かさ
住んでいる部屋の広さに合った暖房器具を選ぶことはとても大切です。せっかく購入しても充分に暖まらなくては意味がありません。
ワンルームの狭い部屋などにはオイルヒーターが、大きな部屋は石油ファンヒーターやエアコンが向いています。また、サブ暖房に関しても、フローリングと椅子で生活している部屋などでは、こたつよりも、椅子に座りながらでも利用できる電気毛布が使いやすい場合があります。
暖房によってどのくらいの広さの部屋まで暖めることができるか表示してある場合がほとんどなので、購入前に、自分の部屋を充分暖めることができるかどうか確認しましょう。
デザイン性の高さ
一人暮らしの部屋は暖房器具を片付けるスペースが無いことがほとんどです。オフシーズンに出しっぱなしにしていてもおしゃれに見える暖房器具なら、インテリアの一部として利用できます。
例えば、オフシーズンの時は机として利用できるこたつは便利です。他にも、暖炉風のものやレトロなデザインなど、デザイン性の高い暖房器具は色々あります。ただし、同機能の他の商品に比べると割高になる場合もあるので予算には気をつけましょう。
一人暮らしにおすすめ!コスパの良い暖房器具
コスパがいい暖房器具として、編集部のおすすめ商品を3つピックアップしました。
山善カジュアルこたつ
山善カジュアルこたつは、幅75×奥行75×高さ38.5cm と小さく場所を取らないため一人暮らしの部屋でも邪魔になりません。また、オフシーズンはテーブルとして使用できるので、収納場所がなくても気にする必要がなく、一年中便利に使用できます。
シンプルな飽きのこないデザインですが、天板はリバーシブルになっているので裏返して違う印象を楽しむこともでき便利でしょう。本体の価格も手頃でありながら、電気代も一時間あたり2.2〜4.3円と、コスパの面でもとても優秀です。
コイズミカーボンヒーター
コイズミカーボンヒーターは1万円以下のお手頃な価格ながら、シンプルでどのような部屋にも合わせやすいデザインです。縦長のフォルムで場所をとらないため、一人暮らしの小さな部屋にもおすすめできます。
スイッチを入れてからの立ち上がりが0.2秒と非常に早く、つけてすぐに暖かくなるので寒いまま過ごす時間がありません。ダイヤルで強・弱の切り替えもできます。さらに、傾いた時や、3時間経過したときなどは自動的にオフになるので安心です。
LIFEJOY洗える日本製電気毛布
電気毛布は、本体価格も電気代も安いコスパ最高の暖房器具です。例えば、1時間当たりの電気代は「弱」で0.06円、「中」で0.37円と、ランニングコストもかなりの安価と言えます。
ダニ退治の機能もついており、この毛布を布団で挟んでダニ退治モードで3時間加熱すると、ほとんどのダニが死滅するというものです。他にも、椅子に座った状態で腰から足を重点的に暖めたり、寝る前に布団を暖めたりすることができます。
一人暮らしにおすすめ!部屋全体を暖める暖房器具
部屋全体を暖めることができる、一人暮らしにおすすめの暖房器具を2つピックアップしました。
コロナ石油ファンヒーター
コロナ石油ファンヒーターは点火が速く最速約7秒で点火し、すぐに部屋を暖めることができます。通常、石油ファンヒーターではにおいが気になってしまうことが少なくないでしょう。
しかし、この商品には残った灯油のにおいを抑えることができる「ニオイカットメカ」という機能があります。そのため、部屋で過ごしていてもにおいが気になりにくくなっているのです。
また、石油を給油するときに手についてしまうとにおいが取れにくく大変ですが、タンクの栓の形に工夫があってあまり手を触れずに開け閉めできるようになっています。
デロンギオイルヒーター
デロンギオイルヒーターは、本体の熱が部屋全体にじっくりと伝わって暖めるので、運転を止めてもすぐに部屋が冷えるということはありません。温風をださないため乾燥せず、体に優しい暖房と言えます。その上、燃焼しないので空気を汚さすこともなく、換気の必要もありません。さらには、稼働音も非常に静かです。
電源プラグの周りが熱くなりすぎたときや、転倒したときは自動的に電源が切れるので安全で、適温設定すると自動的にオンオフを繰り返して適温を保つこともできます。
暖房器具を利用するときの注意点
一人暮らしの家で暖房器具を利用する時には注意しなければならないこともあります。まずは、使ってはいけない暖房器具などが決められていないか確認しましょう。また、暖房器具によっては定期的に換気や清掃をしないと思わぬトラブルを招くので注意する必要があります。
暖房器具の利用制限
賃貸のアパートやマンションの中には、火災や一酸化炭素中毒を防ぐため、石油ストーブやガスファンヒーターの使用を禁止されている場合があります。一方で、エアコン、こたつ、電気毛布、ファンヒーター、オイルヒーターなどの電気を利用する暖房器具は一酸化炭素中毒の心配がないため、基本的には利用できます。
購入する前に必ず事前に契約書を確認し、どの暖房器具が利用できるのか把握しましょう。
定期的な換気や清掃
暖房器具を安全に使用するには、それぞれの器具にあったメンテナンスが必要です。特に、石油ファンヒーターは一酸化炭素中毒を防ぐため定期的に換気が必要です。また、古い灯油をずっと入れっぱなしにしておくと異常燃焼や故障の原因になるので、余った灯油はしっかり抜いておきましょう。さらに、ほこりなどが積もっていると火災の原因になることもあるため、こまめな清掃を心がけましょう。
つけっぱなしで眠ると、火災や脱水症状、一酸化炭素中毒などの事故になる可能性があるので、就寝時にはスイッチを切るか、タイマーで自動的にスイッチが切れるものを使用しましょう。
一人暮らしに便利な暖房器具を利用して冬を乗り越えよう
一人暮らしで暖房器具を利用するには、部屋の広さにあったコスパの良いものを選ぶことがポイントです。ぜひ自分の生活にぴったりあった暖房器具を選んでみてはいかがでしょうか。
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