安い賃貸物件にはウラがある!?契約前に確認しておきたい4つのポイント

同じ建物でも部屋によっては家賃が変わる？

建物は一緒でもお部屋によって家賃が違うことがよくあります。「部屋が違うだけでそんなに変わるの？」と思われるかもしれませんが、家賃が変わる決定的なポイントが隠されていることがありますので、住む前に必ずチェックをしておくべきです。

階が高くなればなるほど家賃も高くなることが多い

同じ間取りにもかかわらず、上の階だけ家賃が高いことがよくあります。それは上の階に住みたいと思う人が多いことと関係があります。上の階に住みたいと思う人の理由は主に下記の3つです。

• 上の階の方が不審者に侵入される可能性が低い
• 高いところからの外の眺めを見られる生活をしたい
• 害虫を避けたい

一階に住んでいるからといって安全ではないというわけではありませんし、害虫が必ず入ってくるというわけでもありませんが、「ただ一階よりも上の階の方が何となく安心する」といった理由で上の階を希望する人がいるため、家賃を高く設定されるケースが多いのです。

一階は一階で耐震性が比較的高く、わざわざ階段やエレベーターを使わなくてもいいというメリットもありますので、そういった理由で一階に住むことを希望する人もいます。

角部屋は家賃が高くなりやすい？

角部屋か中部屋かで家賃が変わってくるケースもよくあります。角部屋のメリットとしては主に下記の3つです。

• 玄関前の廊下を人が通らない
• 窓が2方向についている部屋が多い
• 隣の人の生活音も比較的聞こえにくい

中部屋ですと窓が1個しかついていないところが多いですし、両隣の部屋に気を遣わなくてはいけないことがあります。それらを気にせず開放的に過ごしやすいといった理由で角部屋を好む方がいます。一方、中部屋のメリットは、

• 外気の影響を受けにくい
• 家具の配置が簡単
• 結露が発生しにくい

といったことが挙げられます。窓が1個しかないと家具の配置は比較的自由にできますし、外気に触れる面積が少ないので雨や寒い日などは快適に過ごしやすいと考えられます。

角部屋か中部屋どちらにするか、ご自身が生活した時にどちらが快適に過ごせそうかを考えて選ぶ必要があるでしょう。

契約する前に確認したい4つのポイント

どのようなお部屋に住みたいのかは人それぞれ変わってきます。ですが、契約する前に最低限確認をしておくべきポイントがあります。確認をせずに契約を進めてしまうと、思わぬところに不便さを感じ、生活しにくくなったりしてしまう可能性も。ここからは、契約前に必ずチェックして欲しいポイントをご紹介していきます。

「おとり物件」でないか

他と比べて家賃が安く、お得だと感じた物件を見つけた時、その物件が本当に契約前なのかどうか不動産屋さんに確認する必要があります。

中には、契約済みなのにあたかも「入居者募集」をしているように掲載を続けている場合があります。その物件に興味を持った方に対し、「こちらのお部屋はもう埋まってしまったのですが、これに似た物件をご紹介できます！」と他の物件を勧められる手法があるのも事実です。

「似たような物件だから良いかな」と安易に考えて契約に進まず、本当に自分が希望しているような部屋かどうか細かくチェックをしましょう。

敷金・礼金がどれくらいするのか

家賃が比較的安くても敷金・礼金が高いケースがあります。家賃と違い一回払えばいいものですが、敷金・礼金が高いとそれだけで出費がかさばり、後々の生活費に影響が出てしまう可能性があります。

月々の出費だけではなく、引越しに必要な初期費用の金額まで想定できれば、お財布の負担を減らすことができます。

生活に支障をきたすような部分がないか

できるだけ家賃が低いところがいいと考え、築年数や部屋の広さ、利便性を妥協して契約する方が多くいます。しかし、住んでから本当に後悔しないかどうかじっくり考える必要があります。

駅から遠く離れている場合、遠すぎて学校や会社に遅刻しないかどうかや、部屋の中の設備が劣化しすぎて使用できなくなるなど、万が一に起こる最悪なケースを想定してみましょう。

家賃が安い物件を見つけたら、「このぐらいの不便さなら我慢できそうだな！」というボーダーラインをご自身の中でしっかり考え、不動産屋さんに相談することで住んでからの後悔を回避しやすくなります。

物件の周りの雰囲気がどうなっているか

物件そのものが良くても周りにコンビニやスーパーがなかったり、周辺地域の治安があまりよくなかったりすることも考えられます。物件サイトにも周辺の環境について記載はありますが、事細かくは書かれていない場合が多いです。

そのため物件の中身だけではなく、周りがどうなっているかも把握する必要があります。特に女性の一人暮らしの場合は物件周りの雰囲気で決めるのはとても重要です。

物件の決め手は家賃の安さでも、なぜその家賃設定なのか把握しておくことが大切です。全て希望通りの物件を見つけられることは少ないかもしれませんが、費用面でも生活面でも満足できるような物件を探すことは可能なのです。

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