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- 2020/10/23
目次
プラバンで立体的なお花を作ろう!
ハンドメイドの際に様々な活躍をしてくれる「プラバン」。温めたあとは厚紙などで挟んで平らに形を整えるのがメジャーな方法ですが、冷める前に成形することで立体的に仕上げることもできるんです。
今回は、プラバンを使った立体的なお花モチーフの作り方をご紹介! 初心者でも簡単に仕上げるコツをレクチャーします。できあがったモチーフは、インテリアとして飾ったり、アクセサリーにしたり、いろいろ活用できますよ。ぜひ挑戦してみてください!
プラバン立体お花モチーフの作り方
材料
〈用意するもの〉
・プラバン B5サイズ2枚
・紙(型紙用)
・クレヨンor色鉛筆
・マニキュアのトップコート
・クラフト用ボンド
・ビーズ
・コンパス
・はさみ
・軍手
・アルミホイル
・割り箸
・トースター
※今回はフロストタイプのプラバン(ザラザラしていてクレヨンや色鉛筆での着色が可能)を使用しました。
作り方
①型紙を作り、プラバンをカットする
まずは型紙を作ります。今回はコンパスを使って、上の写真のようにお花の形を描き、型紙にしました。半径7cm、6cm、4cmの3サイズの型紙を用意しておきます。
型紙ができたら、クレヨンを使ってプラバンにお花の形を描き写してカットします。(クレヨンはこのあと着色で使う色と同系色のものを使うと線が気になりません)
半径7cmのお花は2枚、6cm、4cmは1枚ずつの合計4枚のお花を切り出しておきます。最終的に、この4枚のお花を重ねて接着することで立体的なお花を作ります。
②着色する
4枚のお花にそれぞれクレヨンで色を塗っていきます。
〈きれいに着色するコツ〉
・花びらの外側から中央に向かって、縦方向に塗る
・濃くなりすぎないように塗る(濃くなったところは最後にティッシュで拭いてぼかせばOK)
・実物のお花の写真なども参考にしながらいくつかの色を使ってグラデーションにする
・お花の大きさが小さくなるにつれて色を薄くしていく
今回は青や紫をメインに、お花の中心にかけて黄色やピンクのグラデーションを入れました。一番小さなお花は、うっすらと黄色を乗せるだけにしています。
色ムラや、型紙から写した際の線の残りはあまり気にしなくて大丈夫。むしろ実物のお花も、うっすらと筋が入っていたり、縁にかけて色が濃くなっていたりするものです。少し色ムラがあるくらいのほうがよりリアルな質感に近づきます。
③あたためて成形する
ここからはいよいよ成形の工程。あらかじめ軍手をつけておきましょう。
くしゃっとさせたアルミホイルの上にお花を1枚乗せて(着色した面が下になるよう置く)トースターであたためます。少しするとプラバンがくしゃくしゃっと縮みます。再び平らになって落ち着いたら、手早く取り出して冷める前に成形!
〈成形の手順〉
①着色した面が下になるように軍手をつけた手のひらに乗せる
②中央を指で押すようにして全体にカーブつける
③花びらの形を整える
※軍手をつければ熱さを感じることはほぼありませんが、やけどにはくれぐれも注意してください。
プラバンはすぐに冷めて固まってしまうので、上記の手順を素早く行なうのが重要。もしうまくいかなければ、もう一度トースターであたためて柔らかくすれば多少のやり直しは可能です。これを繰り返し、4枚のお花をそれぞれ成形していきます。
写真のように、お花が小さくなるにつれ少しずつカーブを急にしていくとこのあと組み立てやすく、きれいに仕上がります。
成形できたら、着色面にトップコートを塗ってコーティングしておきます。(色落ちや色移り防止のため)
④組み立て
トップコートが乾いたら、クラフト用ボンドで4枚のお花を重ねて接着します。花びらの位置が重ならないようにしながら組み立てましょう。
最後に、お花の中央にクラフト用ボンドを塗って、ビーズを乗せたら完成!
透明感あるお花の完成
プラバンを立体的に仕上げることで、ハンドメイドの幅がぐんと広がります。
プラバンで作ったお花はそのまま飾るだけでもお部屋の彩りになるほか、アクセサリーパーツと組み合わせることでヘアゴムなどにアレンジすることも可能。
ベースのお花の形や大きさ、重ねる枚数を変えることで雰囲気もがらりと変わるので、ぜひいろいろ試してみてください!
文・写真=笹沼杏佳
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