フローリングに畳を敷いて防音や湿気対策しよう！

畳を敷くデメリットは？フローリングと比較すると？

簡単に設置出来るとは言え、実際にフローリングに畳を敷くにはデメリットも把握しておきたいところです。いざ買ってみたら理想と現実のギャップがあったなんて事のないように、ここでフローリングに畳を敷く際のデメリットを押さえておきましょう。

畳のデメリット

畳は比較的吸水性が高く、飲み物をこぼしたり水分を多く含んだものを落としたりするとシミになってしまう可能性があります。また、畳には湿度を調整する機能が備わっていますが、湿度を吸い込んだ状態が長期間続くと素材によってはダニの温床になる事もあるのです。

夏場や梅雨時はこまめな乾燥が効果的なメンテナンスと言えるでしょう。さらに、畳は柔らかい床素材なので重い家具を置きっぱなしにするとへこんで跡がつき易い事もデメリットです。

フローリングとの比較

畳のデメリットであるポイントは、逆に言えばフローリングのメリットと捉える事が出来ます。例えば、畳にシミが付きやすいのに対して、フローリングは撥水性が高く掃除が楽で清潔に保つ事が容易です。湿度を気にする必要もないので、ダニが付く心配もありません。さらには、強度も確保されているので重い家具にも比較的強く、畳よりもフローリングの方が長持ちすると言えるでしょう。

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フローリングに畳を置くのが難しい場合は？手軽な畳グッズ

家の間取りや他の家具の配置によっては、フローリングに畳を敷く事が難しいというケースもあるでしょう。そんな場合でも、畳の雰囲気を楽しんだり恩恵を享受出来る、手軽な畳グッスをご紹介します。

琉球畳

設置場所をコンパクトに収める必要があるなら、通常の畳の半分サイズである琉球畳を検討してみましょう。琉球畳には縁が付いておらず正方形に整えられているので、半畳タイプの置き畳よりも一回り小ぶりです。

シンプルなデザインなので洋室にも対応可能。タイル感覚で2色を交互に配置すればおしゃれな市松模様にも出来ます。また、本格的な琉球畳に使用される七島い草は普通のい草よりも丈夫で長持ちです。価格は1枚5,000円程度で、和紙織りの置き畳と同じくらいの値段設定と言えます。

畳ベッド

床に畳を敷くスペースがないのならば、思い切って寝具に畳を取り入れてみるのもおすすめです。畳製のベッドは数多く市販されており、洋室住まいでも畳に布団を敷いた感覚で寝たい人達から人気を博しています。

製品によっては布団を収納するスペースが設けられており、普段は小上がりのような畳空間としても活用可能です。価格はサイズによって5～8万程度と畳にしては高価に感じるかもしれませんが、寝具として考えれば相応な値段の範囲でしょう。

畳ソファ

くつろぎの空間に畳を取り入れたい場合は、畳ソファがおすすめです。座面部分が畳になっているので、和室のような感覚で座る事が出来ます。い草の香りを楽しむ事も自然由来の空調効果を期待する事も十分可能です。

フローリング調の部屋とも相性がよく、和モダンテイストなインテリアとしても人気となっています。価格はサイズによって1～10万円と幅が広いので、用途や環境によって最適なものを選択しましょう。

ダニの発生や汚れを予防しよう！畳のお手入れ方法

畳の大敵は湿気によるダニの増殖や汚れですが、適切なお手入れの方法を覚えて実践すれば長持ちさせることが出来ます。汚れを拭き取る際に濡れ雑巾を使ってしまいがちですが、過度な水分は畳の光沢を奪ってしまうので避けましょう。

固く絞った、または乾ききった雑巾で乾拭きするのが最適です。

畳は呼吸するものなので、室内の空気が濁ったままでは畳の傷みも早まってしまいます。天気の良い日は窓を開けて換気し、湿度が高い季節ならエアコンや除湿機を使用しましょう。ダニは乾燥に弱いので畳を日干しさせると効果的に除去出来ます。年に1～2回の日干しが望ましいですが、スペースが限られて畳が置けない場合には、畳店に加熱乾燥処理を依頼しましょう。

おしゃれに暮らす！畳を取り入れた和モダンインテリア

昨今、畳は単なる日本の伝統的な床材としてだけではなく、「和モダンインテリア」というコーディネートに用いられるおしゃれアイテムとしても認知されるようになりました。せっかく畳を導入するのなら、おしゃれに楽しんでみましょう。

和モダンインテリアとは

和モダンインテリアとは、従来の和室要素に現代的なスタイリッシュさを加えたコーディネートの総称です。フローリングに畳を置く場合には、周辺の丁度品をモダンテイストなものでまとめると和風空間に洗練された現代感がプラスされます。一見相反するものに見える和の畳と洋のインテリアですが、その落ち着いた気品のある雰囲気が相性抜群でおしゃれに映えるのです。

純洋風の部屋もスマートな雰囲気が魅力的ですが、そこへ畳や障子などの日本人にとって馴染みある素材やデザインのアイテムを取り込む事で、更に落ち着きある空間に仕上がります。ワンポイントで畳を加えるだけでも、部屋の印象が変わって見えるでしょう。

和モダンインテリアにおすすめのグッズ

高級感のある和モダンテイストを演出したいのなら、家具をアンティーク調のものでまとめてみましょう。畳の風情とアンティークの重厚感がマッチして品格ある雰囲気に仕上がります。シンプルで扱いやすい北欧テイストの家具を配置するのもおすすめです。主張が強すぎないので畳が持つ和のテイストと喧嘩する事がありません。

畳以外なら、洋室にプラスする和のテイストアイテムとしてはレトロなものが良いでしょう。大正や昭和の雰囲気をまとったちゃぶ台や照明、箪笥などを配置すると程よいアクセントになります。

フローリングに畳を敷いておしゃれに暮らそう！

フローリングに畳を敷く事には湿度調整や防音といった実用的な効果だけでなく、和モダンインテリアの一部としておしゃれを楽しめるというポイントもあるのです。和風と洋風の取り合わせを楽しみながら、適度な手入れを怠らずに畳の恩恵を存分に享受しましょう。

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