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「まずは、デスクからはじめたい」ライター・フォトグラファーの名和実咲が一人暮らしを始めて感じること

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一人暮らしをしながら働いている女性は、どんなライフスタイルを送っているのだろう?

“一人暮らし初心者”の筆者が、ベテランの皆さんの自宅にお邪魔をし、その様子を探る新企画。

第5回ゲストは、ライター・フォトグラファーの名和実咲(なわみさき)さん。名和さんは、6年間暮らしたシェアハウスを出て一人暮らしをはじめただけでなく、フリーランスとして独立したばかり。今回は、そんな名和さんのこれまでのお話や暮らしについて伺いました。

<プロフィール>
名前:名和実咲さん(30歳)
職業:ライター・フォトグラファー
居住形態:1人
出没エリア:東横沿線

<ルームデータ>
所在地:東京都目黒区
間取り:1K
築年数: 1999年2月
家賃:90,000円(共益費込)
公共料金:5,000円(平均)

6年間のシェアハウス生活を卒業。一人暮らしの条件とは

ーーはじめに、名和さんが一人暮らしをはじめた経緯を教えてください。

大学を卒業後、就職をきっかけに京都から上京し、会社の寮で暮らしはじめました。そのあと、友達3人でシェアハウスをはじめて。2年ごとに物件の更新をしていたのですが、6年目を迎える頃シェアハウス解散の話が出たんです。東京に出て6年、私もシェアメイトも仕事の状況に変化があったから。いいタイミングだったと思います。

実家に戻ったり、別のシェアハウスに入ったりと、さまざまな選択肢があったのですが、一人暮らしを始めることにしました。
「そろそろ自分と真面目に向き合ったら?」と、心の中にいるもう一人の自分が言われたような気がして。

ーーもともとシェアハウスに住まわれていたんですね。

そうなんです、恵比寿でシェアハウスをしていました。身近にフリーランスやクリエイティブな仕事をしている人がいて、刺激的な人に囲まれていると、自分まで魅力的な人になった気がしちゃって。それって良いことなのか、と考え始めて……。自分で自分になれるような生活がしたくて、一人暮らしをはじめました。

ーー物件はどのような条件で探しましたか?

「好きな街に住んでみよう」という気持ちは変わらずで、東横沿線や目黒区の物件を探し始めました。あとは、オートロックをはじめとした安全面を重視。シェアハウスは3LDKで18万だったので、ひとり6万円で恵比寿に住めたのは経済面でもありがたかったのですが、セキュリティが無く、地震や強風で揺れる家で。その経験を踏まえて、ハザードマップを見たり、耐震性を調べたりして見つけました。

ーー続いて、名和さんのお仕事について聞かせてください。どのような経緯で、今のお仕事を始めたのですか?

大学卒業後に入社したメーカーでは総合職の営業に配属になりました。両親が銀行員だったのもあって、しっかりした仕事に就かなければ、と有名なメーカー企業に就職したんです。週末は写真の専門学校に通いながら働いていたのですが、体調を崩して休職することになり……。二年目に入ってすぐ、退職することにしました。

そこから、出張撮影サービス「Lovegraph(ラブグラフ)」にジョインし、カメラマンとして仕事をしながら、キュレーションメディアでまとめ記事を作りつつ、転職活動を行ったんです。

ーーそこで、現在の写真や執筆のお仕事のキャリアをスタートされたんですね。

はじめて写真の仕事をもらえたのは、落ち込んでいた自分にとって大きな成功体験になりました。Lovegraphには、同世代で頑張っている人も多く、刺激ももらって。みるみる元気になれたんです。
その後、グラフィックデザインの制作会社社に転職が決まりました。出版チームでは、グルメ情報を中心に、カフェやスイーツをまとめた創刊号を企画からはじめ、「飲食の世界って、面白い!」と虜になって。もともと雑誌も好きだったので、仕事は楽しかったのですが、取材でお話を聞くうちに「もっと美味しいものの魅力を伝えたい」という気持ちが湧き出てきたんです。紙面以外にも経験を積みたかったので、一年後、自社でWEBメディアを運営している製菓企業のスタートアップにジョインしました。

「いろいろな環境で出会う人に、成長させてもらえた」

ーー製作会社では、どのようなお仕事をしていたんですか?

3年ほど、自社のメディアで編集・執筆を担当したり、SNS運用やデジタルマーケティングをしたり、さまざまな経験をさせてもらい、2020年4月、フリーランスとして独立することにしました。今も雑誌は大好きで、好きな文章を書き写すこともあります。1文字1文字を噛み締めながら「この人は、なぜここにこのフレーズを持って来たんだろう」と考えるのが楽しいんです。

ーーお話を伺っていて、編集、執筆、撮影と、さまざまなことができるような印象を受けました。

専門的に学んだのは写真だけなんです。キャリアの前半は短期間に環境を変えていたので、関わってきた方の強みを真似して覚えるようにしていました。

ーー真似して覚えた……?

雑誌に携わっていたときは、プロのライターさんが「どんどん真似していったらいいよ」と教えてくださり、当時は見様見真似で執筆する日々でした。転職後WEBマガジンの担当していたときは、編集長や同僚に鍛えられましたね。出会いに恵まれたおかげで、今の私がいます。

ーー行く先々で出会った人との出会いによって、今の名和さんがつくられたんですね。

はい。出会いに恵まれたということは、この仕事を続けなければいけないということかもしれない、と今の私は思っていて。この仕事を続けないと、みなさんからもらったものがギフトであり続けない。やめてしまったら、それは戸棚に仕舞われるものになってしまうから。

ーーギフトという考え方、素敵です。20代は、ギフトをもらう期間だったのかもしれないですね。30代に入った今、フリーランスとして独立されて、どのように働いていきたいと考えていますか?

もらったものが自分のなかでギフトであり続けられるように、日々仕事をしていけたらな、と思います。ただ、大きな目標を立てるのが苦手で……(笑)。食分野への貢献という軸は揺るがないと思います。

ーー自分が自分になれる生活の根本にあるのが、食にまつわる仕事だ、と。

はい。あとは、自分の日常で美味しいご飯を食べるために働き方や時間の使い方も変わっていくんじゃないかと思います。といっても、引っ越したての今は、大学を卒業してからずっと使っているモノばかりで、特別な調理器具やこだわりの家具はほとんどありません。

「自分になるってどいうこと?」一人暮らしをして思うこと

ーー家具はシンプルに、まずは仕事を頑張ろう、ということですね。

部屋を自分らしく整えることで自分らしさに満足できる人もいるかもしれないけれど、私はきっと、今はモノよりは仕事なんじゃないか、って。何ができたら私が私になれたと思うかどうかは……まだ模索中だけれど。
仕事を含め環境が変わるタイミングで、何が私なのか、30代に突入する私の“身の丈”を考える家になりそうです。

ーーこれからこのお部屋がどのように変わっていくのか、楽しみです。それでは最後に、初めての一人暮らしを通して、どのような生活を送りたいか、教えてください。

私はシェアハウスという特殊な環境で生活していたので、周りと身の丈を合わせるのが当たり前だったのですが、今度は自分の身の丈をコントロールするフェーズにきた気がしています。この家は、今の私にとってはちょっと背伸びした物件。家にあう自分を伸ばしていくか考えていきたいです。

名和実咲

名和実咲(なわみさき)
1990年生まれ。執筆、撮影、編集。大学卒業、バンタンデザイン研究所フォトグラフィ学科へ。2015年よりグルメ雑誌の企画をきっかけに、お菓子にまつわる仕事に興味をもつ。翌年、BAKE Inc.に参画し、オウンドメディアやSNSマーケティングを担当。現在は食やデザインを軸に、外部メディアでの撮影、執筆に携わる。自主企画「moshica企画」にて”詩とお菓子”の展示を行うなど活動中

 

高城つかさ

取材・執筆:高城つかさ
ライター&フォトグラファー。1998年、神奈川県出身。2018年7月よりライティング業をスタートする。主に舞台をはじめとしたエンタメの取材・執筆・撮影や、生き方・暮らしにまつわるインタビューなどさまざまなジャンルで活動。noteにて偏見を軸にしたエッセイも執筆中。好きな食べ物は焼き鳥と豚骨ラーメンとメロンソーダです。
Twitter:@tonkotsumai
note:https://note.mu/tonkotsumai

 

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