【ひとりぼっちのわたしたちへ】第2回:休むことに罪悪感を感じてしまう夜に 【Woman.CHINTAI】
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【ひとりぼっちのわたしたちへ】第2回:休むことに罪悪感を感じてしまう夜に

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年をまたいでもう2月。相変わらずつけっぱなしのテレビからは、新型ウイルスのニュースばかりで、なんとなく終末感すら感じさせます。画面の向こうのセンセーショナルなパニックと、こちらがわの昼間っからおかきをぼりぼりやっているのんびりとした時間がとてもチグハグな日常。くしゅん。ありゃ、くしゃみが。体調の不調が続きやすいこの時期、皆さんはいかがお過ごしですか?

不調になりやすい日々に私が選んだのはこんなお悩みです。

「先日生理で精神的に落ち込み、有給をとりました。体調不良以外で休んだことに罪悪感を感じています。」

結論からいえば、生理からくる体の不良もりっぱな体調不良。罪悪感を感じずに休んでほしいなと思います。でも休みたくても休めないのが勤め人のつらいところですよね。ただ、大げさな言い方ですが、命あってのお仕事です。体調がすぐれないときはどんなときでも自分ファーストでいてほしい。どうしてそんなことをいうのか、先日あった私のお話をさせてください。

 

おやすみしてください

【ひとりぼっちのわたしたちに】第2回:休むことに罪悪感を感じてしまう夜に 部屋でくつろいでいる女性

私ごとですが、先日物書きという仕事になってから、生理ではないのですが、はじめて体を崩してしまうことがありました。そのときははじめてコラムのを書くお仕事をいただいたときで、慣れない仕事に悪戦苦闘。同時に映画のお仕事も加わって、毎日昼夜問わず空いた時間に仮眠をとって、また仕事という日々が続きました。編集さんはずっとアドバイスをくださったにも関わらず、未熟な私はついていけませんでした。毛布に包まりながら、自身の大好きな椎名林檎を爆音でかけて徹夜ばかりを繰り返し、気がついたら熱が出てしまっていました。

地獄のような熱も最初はつらくても数日経てばあっけなく引いてしまって、なんとなくだるい状態が続きます。体と頭は1つで、ぜぇんぶ自分のものだと思っていたから、頭はクリアなのにそれについてこない体が悔しかった。しかし、からだは自分のものではない、と気づかせてくれたのは、ネットの中の言葉でした。ワンルームのくたびれた布団に包まって3日目、いっこうにだるさの取れない体をごろごろしながら、眠れなくてつかんだスマートフォン。布団の中で青白い光に照らされながらネットサーフィンをし、たまたまTwitterのタイムラインから流れてきた1つのエッセイです。

タイトルは「大人の作戦」。アレルギーでじぶんの大好きな桃が食べられなくなってしまった筆者。自分の頭が「やりたい、ほしい」と思っても体が合わせて機能・順応しないことがあるとわかった彼女は、無理をしてでも仕事を最優先にする生活から、じぶんのものではない身体を最優先にいたわることに生活をシフトするきっかけを記した掌編エッセイです。

じぶんであって、じぶんの所有物ではない体

【ひとりぼっちのわたしたちに】第2回:休むことに罪悪感を感じてしまう夜に 静かなワンルームの様子

“体はじぶんのものではないのに、ふだんは、なにごともなく箸を持てたり、歩きたいと思うと同時に足が動きだしたりしているから、さも、自分が体の所有者であるような気がしてしまう。”

冒頭、なめらかに綴られる一文はその軽やかな文体とは反して、ちょうどウイスキーをストレートで飲んだように、からだの奥にじぃいんと滴れて、ずっしりとわたしの中に残っていきました。じぶんに付属しているが、じぶんの所有物ではない体。頭でどれだけがんばろうと思っても、体が動かない状態は誰しもあることなんだとわかりました。新しい発見は、じぶんのものではない身体には意識していたわる必要があるということ。頭の疲労は体の疲労よりもはやく回復します。すると、頭ははっきりするのに体がついていかない事態が起き、頭の中の「やりたい、ほしい」が暴走してしまう。もちろん、頭の暴走がひつような時もあります。徹夜で根つめてやる仕事がある時には明日つかうはずの力を前借りして、付属の体にブーストをかけることは頭にしかできない仕事。でも、そのブーストは油を注していない車にかからないエンジンを無理やりかけているようなもの、標準になってしまうと、体はいつか壊れてしまう。

 

エッセイはこう続きます。

“じぶんの心地よい速度をわかっているひとは大人だと思う”、と。

 

結局、企画の提出は見送らせてもらうことになりました。無理をして企画の提出をすることもまだ若さののこるわたしにはできたけれど、わたしはわたしの大事をとることにしました。事情を説明したら、編集さんもはい、と簡潔な返事をよこして、またの機会に、と言ってくれました。そのときは、完成できなかったことに未熟さと怠惰、とかなり申し訳なさも感じましたが、今は結局のところその選択はよかったと思っています。無理のしすぎが平常運転になるまえに、やすみやすみやる持続的な働き方がわたしには合っている。それを分からせてもらっただけでも少し大人に成長できたような気がしています。

【ひとりぼっちのわたしたちに】第2回:休むことに罪悪感を感じてしまう夜に ワンルームで過ごしている女性

相談者さんはじぶんの体がじぶんのものではなく、意識してケアしないといけないこともわかっているとっても大人なひとだと思います。今は仕事に関して罪悪感があるかもしれないけれど、私個人としては無理して出て行かなくてよかったと心から思います。もし、組織に入っているのなら残酷ながらも質問者さんの穴をみんなが補填して回してくれます。独立されているなら、万全の体制で仕事に臨んだ方がパフォーマンスが上がるはず。何があっても自分ファーストでやすみやすみ働いてほしいなと思います。

 

著者:イトウハルヒ
2018年『ミスiD2019』文芸賞を受賞後、広告、MV、CM、映画出演など幅広く活動中。最新出演作は戸田真琴監督「永遠が通り過ぎてゆく」。SNSで独特の世界観を表現し、コラムニストとしても活動の幅を広げている。怠惰な顔です、どうぞよしなに。
Twitter:@sakana_dot
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