【図解】バランス釜って何？使い方と注意点

バランス釜の使い方とポイント

バランス釜を初めて使う場合、いったい何から始めたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。バランス釜の使い方を解説しますので、手順ごとのポイントをおさえて上手に使いましょう。

ガスの元栓を開く

最初にガスの元栓を開きましょう。ホースの位置に対してレバーを「タテ」にすると開きます。慣れないうちはガスの元栓を開くのを忘れて、火が付かないと慌ててしまうことがあるので、「まずは元栓を開く」と覚えておくといいでしょう。

つまみを「口火」に合わせて点火する

つまみが「止」の位置にあるので、しっかり押さえながら「口火」の位置に合わせます。このときに「チチチ」という音と共に、下にある「口火」のランプが点滅をはじめ点火の準備に入ります。

点火を確認する

点滅が「点灯」に変わったら手を離して大丈夫です。ランプで点火を確認できないタイプの場合は、下の点火窓を覗いて火が付いているか確認しましょう。点火窓を覗いて青い炎が見えていれば点火は完了です。

つまみを「給湯・シャワー」に合わせて使用する

点火が完了したら、つまみを「給湯・シャワー」に合わせましょう。給湯やシャワーを使うときはこの位置で使いますが、追い炊きをするときはさらにレバーを押し回して「追い炊き」の位置に合わせましょう。

バランス釜の注意点

バランス釜は火のつけ方を覚えれば、操作はそれほど難しくありません。しかし火を使うものなので多少の注意点や不便な点もあります。バランス釜の注意点をしっかり理解して、安全に使っていきましょう。

空焚きによるダメージ

バランス釜を使うときに最も注意して欲しいのが「空焚き」です。水を張り忘れた状態や、水位が連絡管より低い状態で追い焚きをすると、バランス釜が変形してしまうだけでなく火災の原因にもなります。上部の連絡管より10cm程度上の水位を目安に、水を張るようにしましょう。

修理費用も高額になる恐れがあるので、空焚きだけは十分注意して使いましょう

掃除が大変

風呂釜の汚れはお風呂から上がるとき、まだお湯が温かいうちにホースなどで水をビューっと流すとよく落ちます。ですがバランス釜の側面や下の部分は、手はもちろん掃除道具も入らないので掃除は困難です。カビや汚れがひどい時は業者にお願いする方がいいかもしれません。

点検を怠らない

バランス釜を使用しているアパートなどは築年数が経過しているので、バランス釜自体も製造されて10年以上経過している場合があります。部品の劣化は事故などの恐れもあるので、安全のために毎年きちんと点検を行うことが必要です。

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