荻窪駅の通勤情報がまるわかり!実際の混み具合や混雑率、混雑時間(ラッシュ)を調査【一人暮らし】 | 女性の一人暮らし・賃貸物件なら【Woman.CHINTAI】    
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荻窪駅の通勤情報がまるわかり!実際の混み具合や混雑率、混雑時間(ラッシュ)を調査【一人暮らし】

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荻窪駅の特徴と基本情報

荻窪駅は、東京都杉並区にあり、JR東日本と東京メトロ丸ノ内線の2つ鉄道会社の駅があります。荻窪は杉並区の中でも比較的閑静な住宅街で、駅近辺には商業施設も多く、住みやすい街といわれています。
ただし実際の住み心地の良さについては、一人暮らしを始めてからでないとわからないこともあります。例えば毎日通う会社への通勤ラッシュがどれくらいの混雑なのかは、引っ越して実際に通勤電車に乗ったとき初めて実感することになるでしょう。

そこでWoman.CHINTAI編集部が朝の通勤時間帯に、世界最多の乗降員数を誇る新宿駅に向かうと仮定して、混み具合や混雑率などの通勤情報をリサーチしてみました。
朝9時前に新宿に到着する際、電車はどれほど混雑しているのでしょうか。ラッシュにあわずに混雑時間を避け、椅子に座ることはできるのでしょうか? 後半には、実際に乗車して体験した生の声もお届けします!

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荻窪駅の特徴と基本情報

荻窪駅の基本データ

荻窪駅は、杉並区の中央部に位置します。
鉄道は、東京メトロの丸ノ内線とJR東日本の中央線が走っています。丸ノ内線で乗り降りした人の数は、2018年度の1日平均で91,823人、JRで乗った人(降りた人は含めず)の数は90,715人というデータが発表されています。

丸ノ内線とJRとで相互乗り入れはしておらず、乗り換えの際には改札をいったん出る必要があります。ただし、距離的にはあまり離れていません。特に駅の東側は、JRの改札と東京メトロの改札とがほぼ隣り合っています。

東京メトロの荻窪駅は、地下2階部分にホームがあります。
1番線・2番線が向かい合っていて、どちらも新宿へと向かいます。車両は6両編成。先頭と後部に当たる部分に昇り階段があり、それぞれ地下1階にある改札へ向かうことができます。後部にある改札から出ると西口、新宿寄りの先頭部の改札から出ると北口・南口の出口があり地上部へと続いています。

一方、JRの荻窪駅は、ホームは地上1階部にあります。快速と各駅停車のそれぞれでホームが分かれており、どちらのホームも上りと下りが向かい合っています。各駅停車は2番線、快速は4番線が新宿行きとなります。なお、東西に長くのびているホームの東側が新宿方面となります。
改札は2ヵ所あり、ホームの東西部分からそれぞれ向かうことができます。西口改札は階段を昇っての地上2階部、東改札は階段を下りての地下1階部にあります。この地下にある東改札は、東京メトロの改札(新宿寄りの先頭部)と近いため、乗り換えによく利用されます。

荻窪駅から新宿駅へのアクセス

荻窪駅から新宿駅へ向かうルートは、東京メトロを使うルートと、JRの中央線の快速あるいは各駅停車を使うルートがあります。どれも乗り換えせずに行くことができます。
その他の違いについては、わかりやすく表にしてみました。

◆荻窪駅から新宿駅のルート別 所要時間と運賃、駅数

ルート所要時間運賃途中駅補足
東京メトロ丸ノ内線15分199円7駅荻窪駅が始発
JR中央線・快速10分168円4駅4番線から発車
JR中央線・各駅停車14分168円6駅2番線から発車

(2020年1月時点でのデータ。運賃はICカード利用時のもの)

所要時間の差はわずかですが、運賃的にお得なのはJRです。ただし丸ノ内線の場合は、荻窪駅が始発というメリットがあります。
なお、それぞれ「東京メトロの新宿駅」「JRの新宿駅」を到着駅として掲載しています。新宿駅は広く、この両駅はやや離れていますので、降りる駅から目的地までの距離も検討材料に入れたほうがよいでしょう。

荻窪駅周辺の情報

荻窪駅は駅ビルのルミネが直結している他、近くには西友などを有したショッピングセンターの荻窪タウンセブンやドンキホーテなどがあります。
飲食店も多く、なかでもラーメンは荻窪の名物です。濃い口の醤油ラーメンの名店が、荻窪駅の北口を出たすぐにある青梅街道沿いに多く並んでいます。

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荻窪駅の通勤ラッシュ・混雑時間の実態を調査してみた

荻窪駅の混雑状況についての情報を集めてみました。

混雑率について

混雑率とは、電車の混み具合を数値化したものです。国土交通省では、下記の目安を発表しています。

混雑率状況
100%定員乗車。座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる
150%広げて楽に新聞を読める
180%折りたたむなど無理をすれば新聞を読める
200%体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める
250%電車がゆれるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない

出典:国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/common/001245346.pdf

荻窪駅から新宿駅までの混雑率・遅延率について

国土交通省が発表した2018年度の調査では、東京圏全体のピーク時の平均混雑率として「163%」という数値のデータがあります。
東京メトロの丸ノ内線については、同じく国土交通省のデータでは(今回の荻窪駅から新宿駅までの直接の区間には該当しませんが)四ツ谷駅から赤坂見附駅で「165%」(8:10~9:10の平均)という値が発表されています。
インターネットで検索をすると、新中野駅近辺ですでに混雑度が高く、ギュウギュウになっているという情報もありました。ただし、荻窪駅は始発駅であるため、座れるというメリットを挙げている記載も多く見受けられました。

続いてJR中央線について。JR中央線の混雑率は「182%」(快速上りの中野駅~新宿駅の間、最混雑時間帯である7:55~8:55の平均)で、約81,000人が利用するというデータが出ています。この中央線快速の上り中野駅~新宿駅区間については時間帯ごとの混雑率も発表されており、1時間前の6:55~7:55だと「164%」、1時間後の8:55~9:55では「137%」となっています。職場の都合などもあって難しいかと思いますが、最混雑時間帯である8時台をずらすと混雑は緩和されるようです。

またインターネットで利用者の声を検索すると、中央線は遅延が多いという情報も見受けられました。JR東日本の公式サイトには遅延証明書のページがあり、過去45日分の遅延履歴を路線ごと・時間帯ごとに確認ができます。

・中央快速線・中央本線:https://traininfo.jreast.co.jp/delay_certificate/history.aspx?R=06
・中央・総武線各駅停車:https://traininfo.jreast.co.jp/delay_certificate/history.aspx?R=07

上記の情報によれば、2019年12月上旬・中旬の朝の時間帯(7時~10時)は、土日を除くと毎日遅延が発生しています。遅延時間は10分か20分が多いですが、時々40分・60分といった遅延データも記録されており、留意しておいたほうがよさそうです。

荻窪駅の駅員さんに聞いてみた

朝の電車の混雑状況について、実際に荻窪駅の駅員さんにも話を聞いてみました。

まずは丸ノ内線の情報から。
丸ノ内線の混雑時のピークは7時45分から8時30分頃まで。ちゃんと並べば始発である丸ノ内線に座って乗ることができるとのことでした。また、新宿へ向かうのであれば、JRを利用する人のほうが多いかもしれませんとのことです。

続いて、JRについてJR駅員さんからの情報です。
朝の7時30分から8時30分過ぎが混雑しており、ピークの時間帯はほぼ変わらずとのことです。混雑具合は快速よりも各駅停車のほうが若干空いているかもしれないが、座っていくのは難しいとのことでした。

荻窪駅から乗った混雑率の実態を調査してみた

それでは、実際に荻窪駅から電車に乗って新宿駅に向かい、混み具合の実態を調べてみましょう。
荻窪駅から乗った混雑率の実態を調査してみた

朝8時20分。東口から、地下1階へ降ります。
荻窪駅を利用する人の流れは、JR側も東京メトロ側も多いです。

東京メトロ荻窪駅、丸ノ内線の混み具合について

東京メトロ荻窪駅、丸ノ内線の混み具合について

まずは東京メトロの丸ノ内線へ向かいます。
改札に入ると階段があり、降りた地下2階部分にホームがあります。
東京メトロの丸ノ内線へ向かいます

1番線と2番線とがありますが、荻窪駅は始発であるため、どちらも新宿駅へと向かいます。ホームの上部には「こんどの発車はこちらから」とわかりやすく表示されています。
階段を下りた時点では、今度の発車となる2番ホームの電車は満員でした。
丸の内線荻窪駅

また、次の発車となる1番線も、すでに20名近くが並んでいます。駅のホームの幅はさほど広くないこともあり、少し窮屈している感じを受けました。
7時台は14本、8時台は17本の電車が発車します。約3~4分間隔で電車がくるため、ここではさらに1本遅らせてみることにします。
自分より前に並んでいる人が5、6人ほどだったので、電車が到着してドアが開いたときには、流れのまま座ることができました。ただし、すぐ目の前に人が立ったので、こちらもギュウギュウしている感覚がありました。

8時30分過ぎ。目視での乗車率は120%くらいで、荻窪駅を出発します。ここから先、丸ノ内線はおよそ2分おきに停車をしていきます。

南阿佐ケ谷駅
3人降り、7人乗車しました。

新高円寺駅
1人降りましたが、ここで一気に15人が乗車しました。

東高円寺駅
1人降りましたが、8人が乗車。

新中野駅
1人が降り、5人が乗車。この時点で、乗車率は160%に感じます。立っている人はスマホを操作するのがギリギリという混雑具合です。
またこの日は、この途中で先発の電車との時間調整のため、1分ほど電車が止まっていました。

中野坂上駅
7人と降りる人は多かったですが、乗車する人も倍の15人ほどが乗ったため、乗車率は180%近くはあったのではないでしょうか。あらかじめスマホを操作するよう構えていないと、手を動かすのもままならないくらいでした。

西新宿駅
7人降り、5人が乗りました。ここでやっと降りる人の数が多くはなりましたが、混雑具合はあまり変わらないように感じました。

そして、8時45分過ぎに新宿駅に到着です。
7人ほどが降りました。

と、本来でしたらここで調査は終了なのですが、折角なのでもう一駅先の新宿三丁目駅まで乗ってみることにしました。
まず新宿駅では、10人ほどが乗りました。
ホームでは15人くらいが列を作っていたので、もっと乗り込むのかと思っていたのですが、これはちょっと意外でした。
後々調べてみたところ、丸ノ内線の中には新宿駅始発のものがあり、そちらへの乗車を待つ列だったようです。

そして、2分後に到着した新宿三丁目駅では、15名ほどが一気に降り、同じくらいの人数が乗車しました。
これは推測になるのですが、荻窪駅で丸ノ内線を使って新宿駅へ向かう人よりも、西新宿駅新宿三丁目駅といった東京メトロならではの駅へ向かう人のほうが多いのかもしれません。

JR荻窪駅、中央線の混み具合について

JR荻窪駅、中央線の混み具合について

一方、別日にJRから中央線にも乗ってみました。

荻窪駅に来る東西線

各駅停車がやってくる2番線へ行きます。なお、2番線には東京メトロ・東西線の電車もやってきます。水色の車体の電車は、中野駅から先は東西線へと進み、新宿駅へは止まらないので注意が必要です。
朝の7時・8時台は約3分おきに電車がやってきますが、中央線各駅停車と東西線の電車とがおおむね交互にやってくるようです。また、4番線の快速電車は、2~3分おきにやってきます。こちらは中央線の車両のみなので、慌てやすいタイプの人はあらかじめこちらを選ぶとよいかもしれません。

中央線の荻窪駅

東西線の電車が発車し、2分ほど待つと、黄色い車体の各駅停車がやってきました。
並んでいる人は10人ほど。丸ノ内線よりもホームは広くて長いので窮屈感はありません。ただし、屋根があるとはいえ屋外ですので、寒さなど天候の影響は大きいです。

乗車しての混雑率は130%くらい。さすがに座ることはできませんでしたが、スマホは無理なく使うことができそうです。ここから2、3分おきに停車していきます。

阿佐ケ谷駅
2人降り、7人が乗車。

高円寺駅
1人降り、10人が乗車しました。ここでちょっとスマホ操作は厳しくなります。

続いて中野駅東中野駅は、どちらも5人ほど降りましたが同じ人数乗車もあったため、混雑率は変わらず。

そして、新宿駅の手前の大久保駅では10人以上が下車。座席は空きませんが、また少しゆとりが出てきました。

14分後。新宿駅に到着。
ここで一気に20人以上が降りるため、座席にも空きが生じました。

荻窪駅を快適に利用するためのポイント

荻窪駅から新宿駅へ向かう際に、混雑を避けて快適に利用するためのポイントや情報を整理してみました。

・荻窪駅は、JR中央線と東京メトロ・丸ノ内線が走っている。所要時間はほぼ同じ。

・JRのほうが運賃は安い。中央線は快速と各駅停車が走っているが、こちらも料金は同じ。

・丸ノ内線は、荻窪駅が始発駅のため、1、2本遅らせることで座っていくことができるというメリットがある。逆にJRで座っていくことは厳しい。

まとめ

以上、朝8時台に荻窪駅から新宿駅へ向かう場合について、荻窪駅の基本情報、通勤ラッシュ・混雑時間の情報について、ご紹介しました。
混雑具合は、東京メトロにするかJRにするかで、大きく違ってくるようです。それぞれ一長一短がありますので、じっくり考えるとよいでしょう。
朝の通勤ラッシュは、少しでも快適に過ごしたいもの。ぜひ、参考にしてくださいね!

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