- odekake
- 2019/05/17
目次
- 1 「MUJI HOTEL GINZA」で実際に宿泊してみたモデルプラン
- 2 16:00 チェックイン ― 街とのつながりを感じるエントランス
- 3 17:00 部屋でくつろぐ ― 部屋中にちりばめられた暮らしの工夫
- 4 18:00 無印良品 銀座館内を巡る ― ギャラリーでデザインに触れる
- 5 19:00 銀座の街を散歩・夕食 ― レストランや食堂も楽しめる
- 6 21:00 Salonで夜のティータイム ― ミントたっぷりのモヒートでリフレッシュを
- 7 22:00 客室でMUJI BOOKS ― 選書を楽しむ
- 8 23:00 就寝 ― 五感でリラックスできる空間づくり
- 9 07:00 「WA」で朝食 ― 優しい味わいがからだに染み渡るごはんを
- 10 08:00 身支度を整えてコーヒータイム
- 11 10:30 「MUJI HOTEL GINZA」をチェックアウト
- 12 「MUJI HOTEL GINZA」が目指すサービスとは
- 13 「MUJI HOTEL GINZA」で体感する暮らしから、毎日が変わるかも
「MUJI HOTEL GINZA」で実際に宿泊してみたモデルプラン
無印良品の世界観を、宿泊を通じて感じられる「MUJI HOTEL GINZA」。銀座にオープンしたホテルでは、無印良品の日用品が用意された客室や併設のギャラリーや、素材の味を生かした朝食を楽しむことができます。
ひとりでのんびり、何も考えずに五感を研ぎ澄ました休暇を送るでもよし。これから一緒に住む人と、どんな暮らしをしたいか、試しに一緒に泊まるのもよし。家を買ってリノベーションしようと思っている人にもおすすめです。
この記事では2019年4月にオープンした「MUJI HOTEL GINZA」で実際に泊まった様子を時系列でご紹介します!
(2019年6月5日に、一部表現を修正しました)
「MUJI HOTEL GINZA」ですごすモデルプランの流れ
16:00 「MUJI HOTEL GINZA」にチェックイン
17:00 部屋でくつろぐ
18:00 無印良品 銀座館内を巡る
19:00 銀座の街を散歩
21:00 Salonで夜のティータイム
22:00 客室でMUJI BOOKS選書を楽しむ
23:00 就寝
07:00 WAで朝食
08:00 身支度を整えてコーヒータイム
10:30 チェックアウト
16:00 チェックイン ― 街とのつながりを感じるエントランス
「MUJI HOTEL」があるのは、無印良品銀座の6階。1階の奥にあるエレベーターでどうぞ。 ホテルの入口では、新旧問わずデザインや街にまつわる本が並ぶギャラリーが出迎えてくれます。
街とのつながりを大切にしているという「MUJI HOTEL」のこだわりは館内の至るところに表れています。
例えばフロントの壁に使われているのは、100年以上前に都内で使われていた都電の敷石(写真左上)。フロント前にあるベンチには、古い梁を使って味わい深いものになっています(写真右上)。
壁の木には古材も使っているそうで、経年変化が楽しめます(写真左下)。併設レストラン「WA」の土壁は、もともと無印良品 有楽町があった場所の土をもらって壁に塗り込んでるというこだわり(写真右下)。
「MUJI HOTEL GINZA」支配人の福島悠さんは「時間が作り出す風合いや温かみを感じていただけたら嬉しいです。」と教えてくださいました。
館内の各所にこんな仕掛けが施されていて、お客様に話すと驚いてくれるのが嬉しい、と話す福島さん。ぜひスタッフの方に話しかけて、ホテルを探検する楽しみを味わってくださいね。
17:00 部屋でくつろぐ ― 部屋中にちりばめられた暮らしの工夫
「MUJI HOTEL GINZA」の客室はA~Iまでの9種類あり、今回は「TYPE C」(料金:29,900円、2019年4月時点の価格です)に泊まりました。
シーズンや曜日で価格が上下する通常のホテルと異なり、年間を通して同じルームプランでは価格が変わらないのが大きな特徴です。
「MUJI HOTEL GINZA」の客室は、無印良品の良さをまるごと味わえる仕掛けが盛りだくさん!
無印良品の日用品で揃えられたアメニティグッズ
きちんと引き出しや棚に揃えて入っていて、使いたいときにさっと分かるように。
例えばマグカップやグラスなどの日用品は引き出しへまとめられ、煩わしいコンセントはきちんとデスク内に収まるように設計されています。
アメニティは持ち帰り可能なアイテムが豊富なのもうれしいポイント。気に入ったアイテムは、すぐ下にある無印良品で購入できるのが便利ですね。
ホテルの客室内はコンパクトなスペースながらも、空間がすっきりと見えるよう、収納にもこだわった作りになっています。
自宅で使っているアイテムも登場するので、こんな風に収納すればいいんだ!という新しい発見があります。
照明やエアコン、カーテンの開閉、アラームの設定などはすべてタブレットで簡単に操作ができ、とても便利。
イメージしたのは「理想の部屋」
ホテルの客室には無印良品のアロマデュフューザーや空気清浄機、壁にかけられるBluetoothスピーカー、ドリップマシーンなどの家電が備え付けられているので、実際に試してみたかったアイテムを心ゆくまで使うことができます。
福島さん:「泊まりに来た方に『自分たちの理想の部屋』として見てもらえたらいいなと思っています」
高級ホテルのような華やかさはなくても、「こんな部屋に住みたいな」と思う理由は、必要なものはきちんと揃えられていて、なおかつ視界がすっきりと整えられているから。
福島さん:「自宅をホテルの部屋のように作り込むのは難しいとしても、『自分の部屋でもこういう風に作れたらいいな』って思っていただけたら嬉しいですね」
18:00 無印良品 銀座館内を巡る ― ギャラリーでデザインに触れる
部屋で休憩した後は、併設のギャラリー「ATELIER MUJI GINZA」を見学しましょう。
こちらでは展示のほか、デザイン書や洋書をはじめ、日本の文化や銀座の街を知る手がかりとなる貴重な古書などが自由に手にとって読むことができます。
1階から5階までの「無印良品銀座」の各フロアで、じっくりお買い物を楽しむのもいいですね。忘れ物をしてもすぐに買える安心感も「MUJI HOTEL GINZA」ならでは。
本が好きな方は4階の「MUJI BOOKS」へ。テーマごとの選書で、今夜読みたい本がきっと見つかるはずです。
19:00 銀座の街を散歩・夕食 ― レストランや食堂も楽しめる
せっかく銀座の街へ来たのなら、銀座の街を散歩して過ごすのも良いですね。老舗の喫茶店や最近話題のカレー屋さん、デパートなどのショッピングできる施設もたくさん。
どこへ行けばいいかわからない方は、ぜひスタッフの方へご相談を。今後ホテルのスタッフの方が街案内をするサービスも展開する予定だそうですよ!
夕食は、シーズンごとに各地の郷土料理がいただけるレストラン「WA」や地下の「MUJI Diner」もあるのであわせてどうぞ。
21:00 Salonで夜のティータイム ― ミントたっぷりのモヒートでリフレッシュを
銀座の街を歩いた後は、ホテルへ戻り「ATELIER MUJI GINZA」のSalonへ。こちらは26時までの営業で、銀座の夜をゆっくり楽しむことができます。
Salonのバーカウンターにもこだわりが。
天板は樹齢400年の楠の木を使い、手作業で木の温かみが感じられるように、あえてざらっとした感じを残しているそうです。あまりに大きいので、機械で切れず、職人さんが切って仕立てたとのこと。この天板がどんな風に時を重ねていくのかも楽しみですね。
Salonではカクテルからノンアルコールまで揃っており、カフェとしてもバーとしても利用可能。
メニューは、ジンをベースにしたオリジナルカクテル4種をはじめ、ノンアルコールではモヒートが好評とのこと。
たっぷりのミントとライムがぎゅっと詰め込まれていて、香り高くフルーティ。やさしい甘さはきび糖で添えられています。これでもかというほど、ライムとミントが入っていてすごく美味しい!あっという間に飲み終わってしまいました。
その他、自家製ジンジャエールも人気だそうですよ。夜にコーヒーを飲みたい人向けに、カフェインレスの用意もあります。カフェとして利用する方も多いそうなので、お酒が飲めない方も気軽にどうぞ。
22:00 客室でMUJI BOOKS ― 選書を楽しむ
「MUJI HOTEL GINZA」の客室では、MUJI BOOKSが選書したアート本が並んでいます。写真集から絵本まで、新しい世界が広がりそうですね。
また、無印良品ファンにはたまらない、無印の世界観を伝えるオフィシャルブックも。こちらは4階のMUJI BOOKSでも購入できますので、お土産にどうぞ。MUJIの広告や、デザイナー同士の対談など、ファンにとってはたまらない一冊で、ページをめくる手が止まらないはず。
静かな空間で本と向き合っていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
23:00 就寝 ― 五感でリラックスできる空間づくり
デスクスペースとベッドスペースには、ほんの少し段差があり、その1段が気持ちのオンオフの切り替えに一役買っています。
「MUJI HOTEL GINZA」の心地よさは、無意識で五感に訴えます。木の温もりに包まれた客室、漆喰で塗られた壁、柔らかな照明。素足で歩いても気持ちがいい木の床。洗いこまれたクッションカバーの肌触りのなめらかさ。
アロマデュフューザーで香りを楽しみつつ、Bluetoothスピーカーで小さくお気に入りの音楽を流して、眠る前のリラックスタイムを過ごしましょう。
夜更かししてお腹が空いたかたは、フロント前にある自販機でおやつをどうぞ。
07:00 「WA」で朝食 ― 優しい味わいがからだに染み渡るごはんを
朝ごはんはオプションで、併設レストラン「WA」でいただきます。船の廃材を使った壁がモダンな表情を見せます。
朝食は7:00~9:30ラストオーダーで、和食から洋食まで楽しむことができます。支配人の福島さんによれば、売り切れるおかずも出てくるので早めに向かうのがおすすめだそう。
素材の味をいかした煮物やおむすびなど、どれも優しい味わいで、ついつい全部食べたくなってしまいます。
ここでしか味わえないあんバターは、あんこの甘みとバターの塩気がちょうどいいバランスで美味!思わず「これ買いたいです」と意気込んで聞いたところ、ここでしか食べられないとのこと……!
サラダのトッピングのバリエーションも豊かで、新しい味の世界が広がります。
カカオニブやきな粉など、斬新な種類がずらり。試しに梅ドレッシングと合わせたら、ほんのりカカオの味と酸味がマッチして、ふだんのご飯にも取り入れてみたくなりました。
こんな風に旅先で見つけたレシピを日常に取り入れるのも、ある意味自分へのお土産になりますよね。
「WA」は郷土料理を提供するレストランで、3ヶ月ごとに地方の料理を特集しています。(現在は大分の料理)。夜は一品料理を提供していて、宿泊以外の方も楽しめますよ。
08:00 身支度を整えてコーヒータイム
「MUJI HOTEL GINZA」のチェックアウトは11時。それまでゆっくり、部屋での朝時間を楽しみます。
引き出しを開けてみると、ノートとペンが用意されていました。旅日記をつけてみたり、じっくりと今日の予定を書き出してもいいですね。
10:30 「MUJI HOTEL GINZA」をチェックアウト
銀座とは思えない静けさの中、心からリラックスして過ごすことができました。無印良品フロアの営業は10時からなので、最後のお買い物を楽しんでもいいですね。
「MUJI HOTEL GINZA」が目指すサービスとは
福島さん:「一番理想としているサービスは、昔馴染みの友人の家にふらっと遊びにきたような感じで泊まりに来てもらうこと。混みあう銀座で『ここに帰ってきたらホッとする』って思ってもらえたら一番嬉しいです」
「MUJI HOTEL GINZA」の宿泊の心地よさは、こんな気遣いがベースにあるからなのかもしれません。スタッフと気さくにお喋りしたり、気の赴くままに部屋でのんびり過ごしたり、ちょっとお買い物に出たり。
そんな風に、理想の暮らしを気軽に体感することで、日常をより心地よくするヒントが見つかるかもしれません。
「MUJI HOTEL GINZA」で体感する暮らしから、毎日が変わるかも
「無印良品の家を建てたから、遊びにおいでよ!」
ホテルのドアを開けた瞬間、親しい友人から、こんな風に出迎えられた気持ちになりました。
それはきっと「MUJI HOTEL GINZA」のコンセプトである「旅先であってもいつもの生活の延長で心地よく過ごせる空間」を五感で感じられたから。
旅先で感じる高揚感がありつつも、その空間に流れるのは穏やかな日常の暮らしの一部。
必要なものは、必要なだけ用意されていて。こころとからだを休めるには充分なスペースがあって。過度なサービスや華やかさはないけれど、ちょうどいいんです。
「ちょうどいい、理想の暮らし」って、こんな感じかも。
そんな風に思える「MUJI HOTEL」での宿泊は、旅する人以外にも泊まってほしいと感じました。
かくいうわたしは、さっそく家へ帰って大掃除をはじめ、一緒に買いたい無印良品のアイテムリストまでつくってしまいました……。
「『これがいい」ではなく『これでいい』」という無印良品の世界観を体現した、気軽なホテル「MUJI HOTEL GINZA」。
「毎日をちょっとよくしたい」そんな風に感じている人に、ぜひ訪れてほしい場所です。
「MUJI HOTEL GINZA」
東京都中央区銀座3-3-5 6F
TEL:03-3538-6101
https://hotel.muji.com/ginza/
※予約は「MUJI HOTEL GINZA」公式ホームページからのみ。
取材・執筆:チヒロ
※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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