上野「NOHGA HOTEL UENO(ノーガホテル)」宿泊レポート ― 地域とつながる特別な体験 【Woman.CHINTAI】
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地域とつながる特別な体験 ― 上野のホテル「NOHGA HOTEL UENO(ノーガホテル上野)」

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NOHGA HOTEL UENOのロゴと「tokyobike」

あわただしい日々がひと段落。ごほうびにどこか泊まれる素敵な場所はないかな。遠出はなかなかできないけれど、近場のホテルでゆっくり過ごす1日もいいのかも。

そんなとき知ったのが、ものづくりが盛んな上野の街にある「NOHGA HOTEL UENO(ノーガホテル上野)」。「地域とつながること」をコンセプトに、インテリアやサービスなどホテルのいたるところに上野エリアとの関わりがあるそう。
こだわりの空間で、ガイドブックにはない地域の魅力を知る。「ノーガホテル上野」はそんな特別な体験ができるホテルでした。

上野駅から徒歩3分。「地域とつながる」ホテル

NOHGA HOTEL UENOの外観

2018年11月にオープンした「ノーガホテル上野」は、東京メトロ上野駅3番出口から徒歩3分の場所にあります。

上野は、江戸や東京の新旧の文化が融合する街。春には上野公園の桜が国内外問わず多くの人の心をひきつけます。美術館や博物館に、アメ横もある。少し足を伸ばせば浅草もすぐ近くです。江戸時代から400年続くものづくりの文化が根付く一方で、蔵前エリアのように新しいものづくりのクリエイターが集まる街でもあります。

NOHGA HOTEL UENOのロビーギャラリー
無駄がなくシンプルで洗練された内装 画像提供:NOHGA HOTEL UENO

地域にしかない魅力、そこから生まれる体験を訪れる人に知ってもらいたい。「ノーガホテル上野」はそんな思いからつくられたホテルです。

NOHGA HOTEL UENOの家紋アート

入ってまず目に留まるのは、エレベーターホール前のアートやカードキーのデザイン! 日本の伝統「家紋」からインスピレーションを受けた繊細なラインのデザインが描かれています。この家紋アートをつくったのは手描き家紋職人の工房「京源」。

NOHGA HOTEL UENOの家紋アートの入ったカードキー

ホテルのふとしたところにも見られる職人さんのデザインに、お部屋に入る前からワクワクしてきました。

「快適な目覚め」がコンセプトのゆっくり過ごせる部屋

NOHGA HOTEL UENO
お部屋のタイプはダブル(写真上)、スーペリアダブル、デラックスダブル、コーナーダブル、ツイン(写真下)、ユニバーサル、デラックスツイン、ノーガスイートの8種類
画像提供:NOHGA HOTEL UENO

客室のコンセプトは「快適な目覚め」。ファブリックのもつやわらかさと木目のあたたかみを感じるインテリアです。

NOHGA HOTEL UENOのお部屋の洗面台

お風呂やトイレではなく、部屋の中に配置された洗面台。大きな鏡は2人で宿泊しても並んで鏡の前に立てることを意識して設計されたのだそう。

 
NOHGA HOTEL UENOの寝具はエアウィーヴ最上級の高反発マットレス、枕はアトモスフェール・ジャポン
寝具はエアウィーヴ最上級の高反発マットレス、枕はアトモスフェール・ジャポン

肌触りのいい寝具は、すっぽりと包み込まれるような心地よさです。

コラボレーションによる調度品が各所に

ものづくりへのこだわりはお部屋の中にも。さりげなく置かれているアメニティ・備品は、地域のブランドやデザイナー、職人による「ノーガホテル上野」オリジナルです。

NOHGA HOTEL UENOのオリジナルのアメニティ・備品

左上:ライフスタイルブランド「dear mayuko」のアメニティ。天然の繭の成分「セリシン」使用したやすらぎのある香り。

右上:墨田区にある「伊藤バインダリー」のメモパッド。美しい直線のラインは職人の手でつくられ、クリエイターや外国人観光客からの支持も熱いのだそう。

左下:アメニティボックス、靴べら、ハンガーなどは台東区を拠点に生活日用品などのプロダクトをデザインする「Syuro」がつくったもの。

右下:同じく「Syuro」が革の端材でつくったDDカード。

ただ地域の作品やブランドを紹介するだけではなく、地域の人たちといっしょに「どうしたら泊まる人が快適に過ごしてもらえるか」を考えたという空間。
思いのつまった上質なプロダクトに囲まれて、いつもよりゆっくりとした時間の流れを楽しみました。

身近に感じる上野エリアの文化

「ノーガホテル上野」には、ほかにも上野台東区の文化に触れられる場所がたくさん。

NOHGA HOTEL UENOのフロント横にあるギャラリースペース

フロント横にあるギャラリースペースでは、下町のものづくりの文化をささえるプロダクトが常時展示・販売されています。実際にホテルで使用して気に入ったものを購入できるのはうれしいポイント。

 
NOHGA HOTEL UENO内のギャラリースペースに置いている御徒町「木本硝子」の江戸切子
御徒町の「木本硝子」の江戸切子。美しい反面、塗料やガラスの性質上扱いが難しく、生産できる量が限られているとのこと
 
NOHGA HOTEL UENO内のギャラリースペースに置いている蔵前「カキモリ」がつくる文具
蔵前にある「カキモリ」がつくる文具は、オリジナルの3色のインクと万年筆

NOHGA HOTEL UENOでレンタルできる谷中発の自転車「tokyobike」

長期滞在者にもおすすめなのが谷中発の自転車「tokyobike」のレンタルサービス。少し足を伸ばして谷中や蔵前、隅田川沿いでサイクリングするのも気持ちよさそうです。

ホテルをとりまく地域の職人のこだわりから生まれる品質の高さ。手にとってみたら、どんな人たちがつくっているのか街へ出かけて見てみたくなりました。

地域のお店と食でつながる夕食

夕飯はホテル1階にある「Bistro NOHGA(ビストロ ノーガ)」へ。フレンチ出身のシェフが織りなすやさしい味付けの料理。旬を取り入れた食材は、地域に関わりのあるお店からもたくさん仕入れています。

NOHGA HOTEL UENOの1階にある「Bistro NOHGA」の厨房

コースメニューは毎月変わっていきます。2019年2月のメニューは以下の通り。

アミューズ:蕪のブランマンジェ
前菜:日本酒でマリネしたフォアグラと大根のオペラ
温野菜:白子のムニエル 柚子の風味の焦がしバターソース
魚料理:サワラのコンフィ 焼きリゾットとアサリのブイヨン 柴漬けを添えて
肉料理:蝦夷鹿ロース肉のローストデザート:チョコレートのタルト仕立てとほうじ茶のアイスクリーム

マニュファクチュアのパン
蕪木コーヒー または 紅茶

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」の2019年2月の前菜

前菜に使われている酒粕は、御徒町にある創業100年以上の「ふくはら酒店」から仕入れたもの。

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」の2019年2月の魚料理

魚料理に添えられているリゾットのお米は、近所の「いなりちょう相沢米店』から紹介された佐賀のお米を使っています。

料理すべてに素材の味がぎゅっと詰まっていて、しっかり楽しめるような味付け。
誰かとの特別な夜や自分をやさしくいたわってあげたいときに、レストランだけ利用するのもよさそうです。

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」で出される蔵前の珈琲とチョコレートのお店「蕪木」がつくるオリジナルブレンドのコーヒー

最後の一杯のコーヒーも、蔵前にある珈琲とチョコレートのお店「蕪木」がつくるオリジナルブレンド。ディナーでは一杯一杯ハンドドリップで淹れたコーヒーを楽しむことができます。

上野エリアは個人商店が多く存在する歴史もあるので、一軒一軒訪問しながらホテルのコンセプトに合うお店を探したのだそう。

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」のコース料理とペアリングされた日本酒

食事と相性の良い日本酒やナチュラルワイン、クラフトビールなどもそろっています。日本酒は若い造り手の酒蔵のもの、ワインは自然派のものを日本のみならず世界からセレクトしています。

酒器は、御徒町にある「木本硝子」のものを使用。お酒の個性を最大限に活かす気の利いたセレクトに、ついお酒もすすんでしまいました。

おなかをたっぷり満たせる「Bistro NOHGA」の朝ごはん

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」の朝ごはん準備中の厨房スタッフ

ぐっすりと眠って起きた朝、気持ちよく空いたおなかはおいしいごはんを求めています。「Bistro NOHGA」では旬の野菜、フルーツなどのビュッフェに加えて洋食2種、和食1種からメニューを選んでいただくスタイル。

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」のビュッフェ

朝食のメニューは下記の3種類で。

卵料理:スクランブルエッグ 太田ハム 生マッシュルームのオープンサンド
フレンチトースト:フレンチトースト 太田ベーコン メープルシロップ
和食:北海道産の焼き魚/茶碗蒸し/漬物/味噌汁/ごはん/ほうじ茶

ビュッフェにあるコーヒーはもちろん「蕪木」。朝食用にブレンドされたオリジナルのコーヒーが楽しめます。

NOHGA HOTEL UENO内「Bistro NOHGA」で和食の朝ごはん

この日いただいたのは和食。ごはんがすすむおかずが多くてしあわせな朝ごはんでした。

宿泊しなくても、ゆったり時間を楽しんで

NOHGA HOTEL UENOのラウンジ

宿泊者以外でも利用できるラウンジは、電源やWiFiつき。仕事をしたり打ち合わせをしたり、コーヒーを飲んでくつろいだりと、それぞれの時間を楽しんでいるとのこと。

NOHGA HOTEL UENOのテラス席

1階と2階のテラス席はあたたかい季節が楽しみ! ゆとりのある落ち着いた空間は宿泊目的でなくても訪れたくなります。夏にビールを片手に過ごすのも◎

 
NOHGA HOTEL UENOのテラス席脇の階段の植栽
テラス席脇の階段に並ぶ植栽ポットは蔵前にあるインポーター「TISTOU」のもの

地域でものづくりをする人たちへのリスペクト

「ノーガホテル上野」は野村不動産が自社で手がけるホテル事業の1号店。プロジェクトチームはホテルをつくるにあたり、2年間で400軒ほどの周辺地域のお店や学校などに直接足を運んだそうです。そのなかでコンセプトに共感した30ほどの団体やクリエイターといっしょに、ホテルのアートやプロダクトをつくることになりました。

 
NOHGA HOTEL UENOの壁面にあるアート作品たち
壁面は地域アーティストの表現の場!

エントランスすぐにある壁面アートは東京藝術大学出身の山田悠太朗さんによるインスタレーション。作品テーマは「アポロで初めて月に行った人が持っていったであろうアイテム」。

NOHGA HOTEL UENOの壁面アート

1階のギャラリースペースでは廃校を利用したアートセンター「アーツ千代田3331」と連携し、3カ月に1 回企画展を実施しています。
この日は「3331 ART FAIR」(「アーツ千代田3331」で開催中のイベント)のサテライト会場としてデザイナー佐藤直樹さんの作品が展示されていました。

NOHGA HOTEL UENOの木本硝子×松井酒造店:日本酒グラスの違いによるテイスティングセミナー
画像提供:NOHGA HOTEL UENO

地域とコラボレーションしたワークショップも積極的におこなっています。

2月におこなわれたのは、「木本硝子」と「松井酒造」による日本酒グラスのテイスティングセミナー。ワインと違って日本酒にはグラスがないのはなぜだろう? そんな思いからつくられた「木本硝子」の日本酒グラスでお酒を楽しみながら、深く学べる大人気のセミナーです。

過去には湯島の「木村硝子店」のワイングラスとナチュラルワインのペアリングを楽しむテイスティングセミナーや、「京源」による紋切形ワークショップも。
食や文化をプロフェッショナルから気軽に教わることのできるワークショップは、しっかりとコンセプトを見つめて共有し合う企業と「ノーガホテル上野」だからこそできるものなのかもしれません。

江戸から東京、文化の香りをたっぷり楽しんで

NOHGA HOTEL UENOのロビーギャラリー
画像提供:NOHGA HOTEL UENO

地域の素敵なプロダクトや料理とともに過ごした「ノーガホテル上野」での1日は、東京の新しい魅力を発見できる場所でした。ものだけでなく、つくり手の背景までを伝えて「街と人の橋渡し」をしてくれる場所。上野駅からすぐのホテルに1泊しただけなのに街への愛着がぐっと深まりました。

江戸から東京へ続く文化の歴史、これからも続いていくその趣をリラックスしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
次はこのホテルで知ったたくさんのお店に足を運んで、街を巡るのも楽しそうです。

NOHGA HOTEL UENO
(ノーガホテル上野)

東京都台東区東上野2丁目21-10
TEL:03-5816-0211
https://nohgahotel.com/ueno/

Bistro NOHGA
(ビストロ ノーガ)

東京都台東区東上野2丁目21-10 1階
TEL:03-6284-2417
営業時間:
[BREAKFAST]7:00-10:00
[LUNCH]11:30-14:00
[CAFE]14:00-18:00
[DINNER]18:00-22:30 (L.O.21:30)
https://nohgahotel.com/ueno/bistronohga/

取材・執筆:ツチヤ トモイ

※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

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