笑みがこぼれる「まつ田」のカニどんぶり ― 冬のぜいたく!おいしい福井旅 | 女性の一人暮らし・賃貸物件なら【Woman.CHINTAI】    
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笑みがこぼれる「まつ田」のカニどんぶり ― 冬のぜいたく!おいしい福井旅

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冬といえばカニ! 週末の弾丸旅行で福井へ

カニどんぶり
今回の記事では絶品のカニどんぶりをご紹介します!

街でみかける真っ赤なカニづくしのポスター。寒くなってくると、思い出したように食べたくなる冬の味覚です。

東京でいいお店に行くのもいいけれど、カニを目当てに週末の弾丸旅行なんて面白いかも。LINEで友人を誘って、さっそくお食事と、新幹線のチケット・お宿を予約しました。

北陸新幹線からの車窓

行き先は「越前がに」で知られる福井県。日本海で獲れた新鮮なカニを地元でいただく、贅沢な旅です!

(こちらの記事は福井観光コンベンションビューローの提供でお送りします!)

福井県の「越前がに」はトップブランド

「越前がに」というのはオスのズワイガニのうちでも、福井県内の4箇所の港で水揚げされたカニのこと。黄色いタグが目印です。味はもちろん、皇室に献上される唯一のカニということで、名実ともにトップブランドのひとつ。大きな甲羅と太い足は「これぞカニ!」なわくわくするビジュアル。

福井県の越前がに

大ぶりなオスの越前がにに対して、小ぶりなメスは「セイコガニ」と呼ばれます。小ぶりで、おなかに抱えたぷちぷちの卵(外子と内子)が特徴です。越前がにの漁期は、例年11月6日から3月20日まで。セイコガニの漁期は、11月6日から12月31日までと短くなっています。

越前がにのメス セイコガニの卵

※今回の福井旅は2018年12月に取材をおこないました。1月以降の楽しみもご紹介していきます。

東京から約3時間半。冬の旅は列車がたのしい。

東京から福井までは、電車で約3時間半。北陸新幹線が開通して、東京から金沢経由でのアクセスが便利になりました(2023年には福井駅へも延伸予定!)。
金沢駅からは、特急「サンダーバード」または「しらさぎ」に乗り換えます。乗り換えの駅で買った笹寿司で旅行気分を高めつつ、福井駅に到着です!

福井駅周辺のおすすめスポットはこちら

福井のローカルグルメを堪能しよう!福井駅周辺のグルメスポット6選

JR福井駅の外観

天気はあいにくのくもり。雨の多い日本海側では、冬の時期、晴れの日は滅多にないのだそう。巨大な恐竜のモニュメントは、化石の発掘量が日本一多い福井のシンボル。太古の記憶が眠る場所に想いを馳せつつ、レンタカーを借りて越前漁港に向かいます。

今日訪れるのはこちら

きたぞ北陸、日本海!

出発から1時間ほどで、越前漁港に到着しました。今日は「時化(しけ)」のため、漁はおやすみの日。顔をなでる日本海の冷たい風に、「知らない土地へやってきた」のだと実感します。

越前漁港から眺める日本海

漁港にはカニ漁の小型船や、電球を吊り下げたイカ漁の船が停泊していました。たくさんのカニが水揚げされてセリが行われている市場も、今日はしんと静まりかえっています。

越前漁港の中

威勢の良い漁師の声が響き、新鮮なカニがずらりと並べられたセリの熱気を想像しながら、漁港をあとにしました。

カニ気分をもりあげる「越前がにミュージアム」

次に向かったのは、越前漁港から車で10分ほどの場所にある「越前がにミュージアム」。カニの生態や漁の歴史など、かに文化を学べる体験型施設です。

越前がにミュージアムの入口

水族館と道の駅があわさったこちらの施設。見学や試食、お買い物など旅の「やりたい!」が集まるスポットです。

外のマルシェには、越前漁港で水揚げされた新鮮な海の幸や干物が所狭しと並べられていました。元気な声かけに、ついついケースをのぞいてしまいます。りっぱなカニがたくさん並んでいて、漁港町の雰囲気を実感。

越前がにミュージアムで販売されているかに

こういう「地のもの」を買って帰ったら、旅の余韻が少し長くなったりするのかな。あれこれと味の想像がふくらみます。うん、朝から移動続きでお腹が減った。待ちに待った昼食の時間。本日のお食事処へ向かいます。

待ってました! 福井の「まつ田せいこ丼」でカニを満喫

やってきたのは、日本海が一望できる「魚屋の喰い処まつ田」。越前漁港で水揚げされた越前がにをはじめ新鮮な地魚を食べられる、魚屋直営のレストランです。

魚屋の喰い処まつ田の入口

このお店の名物は、セイコガニを2杯詰め込んだ贅沢などんぶり! その名も「まつ田せいこ丼」(3,800 円)。カニの甲羅がまんなかに鎮座する姿はなんともありがたい……。このために、はるばるやってきたんです!

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」

「県外ではあまり知られていない『セイコガニ』を使ったどんぶりをはじめました」と話すのは、店長の枩田(まつだ)卓也さん。もともとは地元の人びとに楽しまれていたセイコガニ。殻を剥くのが大変なお年寄りや、食べ方を知らない県外の人にも楽しんでほしいと、殻をひとつひとつ丁寧に剥いて、食べやすく・あますところなく盛り付けたこのどんぶり。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」

1日200食限定で、例年11月上旬~12月末までの季節限定の味です!(え、年明けにはもう食べられないの、と思った方も、1月以降のおいしいどんぶりを紹介しますので、最後までお見逃しなく!)

枩田さん:「お客さまにこのどんぶりを出すときは、いつも嫁に出すような気持ちになるんです。だんだん愛着が湧いてきて。お店のなまえを名字にしたらどうだろうと思ったら、たまたま『まつ田せいこ丼』になりました」

今では、お店の看板グルメとなっている「まつ田せいこ丼」。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」

甲羅の周りには足の身が盛られています。そっと甲羅を持ち上げると、カニ味噌と内子がたっぷり隠れていて、まさに「宝石箱」……! おいしいカニをまるごと堪能できる豪華などんぶりです。カニ味噌との相性が抜群の真っ赤な内子(うちこ)は、甲羅の中にある卵巣。魚卵のような見た目をしたオレンジ色の外子(そとこ)は、受精卵なのだそう。

やっとカニを食べられる

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」

ひととおり見た目を楽しんだところで、念願のカニを「いただきます!」。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」を食べる女性

真っ赤な内子の濃厚な味わいとクリーミーなカニ味噌は、癖になりそうなコクがあります。プチプチと弾けるような食感の外子は、歯ごたえがあり、内子とは違ってもうすこしあっさりした味。ほぐし身からは、ほのかな甘みが広がります。

とにかく、たくさんの足の身と内子・外子・カニ味噌がどんどん出てくるんです。「カニって、こんなに食べられる場所があったんだ……」。そんな新鮮な驚きに浸りつつ、頬も緩んでしまいます。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」を食べる女性

まつ田はご飯にもこだわっていて、カニの剥き殻で大量の出汁をとって、その出汁で炊き込んでいるのだそう。どんぶり全体に、カニのおいしさがぎゅっとつまっているんです。もはやこれは、どんぶりの中のカニ祭りです!

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」を食べる女性
おいしくておいしくて、笑いが止まりません……!

しかも窓の外には冬の日本海が広がっています。これぞ旅の醍醐味ですよね。荒波が打ち寄せる海岸を窓から眺めながら、あの海の奥底から獲れたカニをいただいているんだなぁとしみじみ。

魚屋の喰い処まつ田の店内から眺める日本海

枩田さん:「甲羅の中には、赤い内子があります。それはまさしく『赤いスイートピー』。お客さまにお待ちいただく際は、外の『渚のバルコニー』で」

遠方からのお客を楽しませる、店長の陽気な口上を聞きながら、どんどん箸がすすみます。

魚屋の喰い処まつ田の店長の男性
とにかくカニを楽しんでほしい!という情熱を感じる枩田さんのおもてなし
魚屋の喰い処まつ田の店長の男性
ちなみにオンライショップでは、 枩田さんのこんな真剣表情も!

とにかく、最後の最後までカニをたのしむ

カニ目当てでやってきた福井の旅。このままでも大満足のところ、どんぶりの量が減ってきても、さらに楽しみがあります。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」

最後はカニの甲羅を裏返し「カニ酢」を注いで、残ったカニ味噌と混ぜて、丼にまわしかけていただきます。カニ酢というのは、お出汁とお酢をまぜてつくった旨みのあるお酢のこと。さっぱりとした味がカニを引き立てます。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」

さいごまで一気に食べつくすと、カニ出汁で炊き込まれたごはんとカニ味噌があいまって、口いっぱいにカニの旨みがひろがります。もう、なにもしゃべりたくない……。

ごちそうさまでした!

1月からは「まつ田ずわい丼」でカニを満喫

魚屋の喰い処まつ田の内観
大人気なので、予約はお早めに! この日は取材のため、1番乗りで入店させていただきました。

「魚屋の喰い処まつ田」のどんぶりは、最後のひとくちまでおいしく食べられるボリューム満点の逸品。みなさんがこの記事を読む頃、セイコガニは漁の期間が終了しているので、次に食べられるのは2019年の11月。早くも次の冬が待ち遠しい……。

でも、福井の冬はまだ終わっていません! 実は2019年1月12日から3月末までは、オスの越前がにを使った「まつ田ずわい丼(4,500円)」がスタートしています。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田ずわい丼」

大きなカニを豪快にのせたどんぶりには、まるまる1パイのズワイガニを使用。体もおおきく足の身が太いので、こちらも食べごたえがありそうです。たっぷりのカニ味噌といっしょに足の身をほおばるのも、おいしそう……! 2日前までの要予約のため、スケジュール帳の確認はお早めに。

冬のぜいたく、福井のカニをしっかり味わいました!

「とにかくカニが食べたい!」とでかけた福井の旅。こうして記事を書いている間にも、口の中は「カニ」でいっぱいになっています。

魚屋の喰い処まつ田のかに丼「まつ田せいこ丼」
とにかくおいしかった、かにどんぶり

でも……人というのはぜいたくなもので、ひとつ満足したら「他はないかな?」ってなっちゃうんですよね。何より、お酒がのみたいぞ! ということで、車を返しに、旅は福井駅へ戻ります。

越前がにミュージアム

福井県丹生郡越前町厨71-324-1
電話番号:0778-37-2626
営業時間:9:00~17:00
休館日:毎週火曜日(ただし、祝日に当たる場合はその翌日)
入場料:大人(中学生以上)500円/小学生(3歳以上~小学生)300円
Webサイト

魚屋の喰い処 まつ田

福井県福井市蒲生町16-7-1
TEL:0776-89-2740
営業時間:通常11:00~16:00 / 11月7日~12月末11:00~17:00
定休日:木曜日(4月~6月は、月~金)(11月&12月は、無休)
https://etizenkani.jp/

取材・執筆:田中 未来

提供:福井観光コンベンションビューロー

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※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

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