- odekake
- 2019/05/28
表参道駅から徒歩5分ほど。大通りから1本奥へ入ると、緑あふれる静かな空間のカフェ「crisscross(クリスクロス)」を見つけました。モーニングにぴったりのパンケーキは、自家製ソーセージ付きで朝からしっかりとお腹を満たしてくれます。
まるで都会でグランピングをしているかのような表参道のカフェで、心地よい朝の始まりを過ごしてみませんか。
目次
表参道でモーニングを。「crisscross(クリスクロス)」で心地よい空間を楽しむ
表参道で特別なモーニングを過ごしたいときに、思い出してほしいカフェがあります。
大通りの喧騒から離れた、大人が愉しめる空間が広がる裏通りに佇むのが「crisscross(クリスクロス)」。朝8時からオープンしているカフェです。
同じ敷地内にレストラン「CICADA」とパン屋「breadworks」が併設しています。
季節の花が咲き乱れる、緑ゆたかな開放感のあるテラスは、まるで都会のオアシスのようです。
やわらかな白熱灯が灯る「crisscross」の店内
店内は隠れ家のような、オレンジ色の灯りの心地よさが特徴的です。照明の明るさにはこだわりがあり、穏やかな時間を過ごせるようにという配慮から、少し照明を抑え気味にしているのだそう。
この日はあいにくの曇り空でしたが、ガラス窓からは緑が見え、ゆったりとした空間で心がほどけました。
こだわりパンケーキに、自家製ソーセージとフライドエッグを添えたモーニング
「crisscross」の看板メニューはパンケーキ。種類も塩気のあるものから定番の甘いものまで揃っていて目移りしてしまいます。月替りのメニューもあるそうですよ。
モーニング一番人気の「バターミルクパンケーキ ソーセージ、フライドエッグ(税込1300円)」 は2枚のパンケーキにソーセージやフライドエッグがのったボリュームたっぷりのメニュー。
「甘いのとしょっぱいのが一緒に食べられるので、飽きずにお楽しみいただける人気のメニューです。ぺろっと完食される方が多いんですよ」と話すのは、「crisscross」広報の加藤さん。
(取材時の写真はパンケーキが3枚のったお昼のメニューです)
一見かなりボリュームがありますが、確かにやみつきになる味です。
加藤さん:「パンケーキの多くは、生地がふわふわだったり、薄いものが主流で、アメリカの家庭でつくられるようなパンケーキも薄い生地が何枚も積み重なっているものを指します。ですが、『crisscross』のパンケーキは、生地に厚みがあって、しっかりと食感を感じて食べ応えがあるのがのこだわりです」
「バターミルクパンケーキ」の「バターミルク」とは、バターをつくった後の乳脂肪でつくられるものだそう。パンケーキの生地も、自家製の小麦粉を使用しているとのこと。小麦の甘い香りともっちりした食感が楽しめる、満足感たっぷりのパンケーキです。
加藤さん:「パンケーキ好きはふわふわ派としっかり派がいるので、好みが分かれるのですが、『crisscross』はしっかり派のパンケーキがお楽しみいただけますよ」
パンケーキの上には、ふんわりとした食感のホイップバターを添えて。別添えでメープルシロップもついているのでお好みでどうぞ。甘党の方には、追加でアイスも注文できます。
モーニングでは、そのほか「自家製グラノーラ」なども人気です。
ランチでは分厚いクラブハウスサンドも人気
ランチになると、フライドポテトがたっぷりついた、「クラブハウスサンド」も定番の人気メニューです。
「クラブハウスサンド」はしっかり口を開いて食べたくなる分厚いサンド。元々クラフトビールが人気の「T.Y.HARBOR」の系列ということもあり、ビールにぴったりのフライドポテトもたっぷり添えられるそうです。また、「コブサラダ」も人気のメニューだそう。
手づくりにこだわった「crisscross」の幅広いメニュー
「『crisscross』のメニューは、食べ応えがあるものから、食欲がないときにでも選びたくなるメニューが揃っています」と広報の加藤さん。朝8時から21時まで通し営業で、使い勝手の良いカフェの理由はメニューにもひみつがありました。
加藤さん:「手づくりにこだわっているので、安心して食べていただけるものが多いかと思います。たとえば、ジャムやビール、ソーセージなども自分たちでつくっているんですよ。」
たしかに、パンケーキに添えられた自家製のソーセージは、お肉の旨みがギュッとつまった手づくりの味わいでした。朝から手づくりのものをたっぷりいただけるモーニングは、からだにも嬉しいですね。
表参道に非日常のレストランと、日常のカフェを
「crisscross」の広報担当、加藤莉菜さんにお店についてお伺いしました。
加藤さん:「『crisscross』は、カフェの奥にあるレストラン『CICADA』の移転をきっかけに始まりました。当初はカフェというコンセプトはありませんでしたが、『crisscross』の代表が近くに住んでおり、自分の地元に欲しいものは何か?と考えていたのが始まりです。表参道の辺りって公園やパン屋さんが少なく、それならばと、地元密着型のカフェという形でスタートしました。
『CICADA』は日常から離れた、非日常な都心の中のリゾート空間というのがテーマです。
『crisscross』と隣のパン屋『breadworks』は、日常的に使っていただける、地域に根差し貢献できるようなお店をコンセプトに掲げています。」
加藤さん:「テラスのスペースは広いので、ベビーカー連れのお客さまにも愛されています。テラスの真ん中に楠をどーんと植えて、公園のようなイメージをつくり上げているので、お子様がいても気兼ねなくのんびり過ごされている方が多いですね。週末や、保育園のお迎えの後にお子さまと、お迎えの前はお母さま同士でなどで来てくださる光景をよく見かけています。常連さんも多く、スタッフと顔馴染みだったりしてほほえまましいなと思っています」
お客さまとの距離が近い理由は、「人」がいるから
「crisscross」が、地元・表参道の方に愛される理由が垣間見れるこだわりがひとつ。
加藤さん:「お店でおいしい料理を提供するのは当たり前。そこにお客様が行かれる理由って、結局は“人”がそこにいるからっていうのがすごく強いと思っています。
『crisscross』もそういうお店を目指していて、現場には人間力のあるスタッフが集まっている。料理がおいしくても、スタッフの印象が悪いと、もう行きたくないなって思っちゃいますもんね」
この日は、開店前に取材へご協力いただいたのですが、スタッフの方がこちらにも笑顔で挨拶してくれたり、話しかけてくれるのが印象的で、みなさんにこやかに作業をされていました。
「自分の家の近くにも「crisscross」みたいなお店があったらいいなって思います」と笑う加藤さん。
そんな自分たちのお店への愛情の深さも、お店の和やかな雰囲気をつくり出しています。
モーニングも、昼も夜も。いつも来たくなるオールデイカフェ
行きつけに行く理由は、「あの人に会いたいから」。そんな気持ちが強いわたしは、「crisscross」に集うお客さまの気持ちが少しわかった気がしました。
「『crisscross』のコンセプトは、日常使いできるカフェ。朝から夜まで、お客様にくつろいでいただけるようなオールデイカフェです」と加藤さんがおっしゃるるように、メニューや料理の質、そしてスタッフの方々の温かさから、いつでも立ち寄りたくなる空気のあるカフェです。
平日休みでゆったりモーニングを取りに訪れる方や、出勤前に一人で静かに心を鎮めに来る方。はたまた打ち合わせで利用される方など、幅広いお客さまが訪れているそう。
日曜日の朝は特に並ぶそうですが、確かに並んでも食べたい、こだわりのつまったパンケーキ。
おまけに温かなスタッフの方や、緑ゆたかなテラスまであれば、人が集まる納得の理由があります。
「crisscross」のとっておきのパンケーキを味わいに、表参道の朝を過ごしてみませんか。
crisscross(クリスクロス)
東京都港区南青山5-7-28
TEL:03-6434-1266
営業時間:8:00-21:00 L.O.
https://www.tysons.jp/crisscross/
取材・執筆:チヒロ
※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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