- odekake
- 2019/02/28
目次
とらやがつくる新しいあん、あたらしいお菓子
約500年の歴史を持つ和菓子の老舗「とらや」。そんなとらやが手がける「TORAYA CAFÉ・AN STAND(トラヤカフェ・あんスタンド)」で出会えるのは「あん」を気軽に楽しめるお菓子の数々。
「トラヤカフェ」は「とらやがつくるもうひとつのお菓子」を提案するブランドとして2003年に誕生しました。毎日楽しめる、日常の一部として「あん」を楽しんでほしいとの思いが込められたお店です。
ガラス張りの大きな窓と明るいインテリア
今回お邪魔したあんスタンド北青山店は、「トラヤカフェ」ブランドの旗艦店として2017年10月にオープン。ガラス張りで白を基調とした明るい店内は、キッチンの様子まで見えるオープンなつくりです。
1階には商品が並ぶ棚、レジとキッチン、窓際にはゆっくり座れる大きなテーブル。印象的なのはタイルで描かれた虎の絵です。広々した2階では、購入した商品を食べながらおしゃべりする方も多いのだそう。
手みやげにぴったりの「あんペースト」
「トラヤカフェ」誕生当初から販売している「あんペースト」。
「あんペースト」に使われているのは風味や色、舌触りなどにこだわりにこだわって選んだ北海道産の小豆。そこに、わたしたちがよく口にする「あん」にはあまり使われない黒糖やメープルシロップが練り込まれています。さっぱりとしたやさしい甘みが口の中に広がります。
トーストに塗ったり、ヨーグルトにトッピングしたり。ジャムのように気軽に楽しめるのが特徴です。
季節問わずにお店に並ぶあんペーストは、一番人気の「こしあん」、「白ごまときな粉」、つぶあんの「小倉あん」の3種類です。
一般的に白あんに使われるのは白いんげん豆ですが、トラヤカフェで使われている白あんは、「白小豆」が使われています。収穫量が限られたとても希少な小豆なんだとか。さっぱりした甘味が特徴です。
定番の3種類に加えて、季節に合わせた「あんペースト」が数量限定で販売されています。2019年2月現在は春らしいいちごの「あんペースト」(1,000円)が販売中! こちらもおいしそうです。
あんペーストの楽しみ方
あんペーストの楽しみ方はさまざま! 一番トライしやすいのは、カリッと焼いた厚切りのトーストにのせること。ポイントは「こんなに乗せてもいいのかな……」と思うくらいにのせることなんだとか。さっぱりした甘味だからこそ、贅沢にたっぷり使うほど、あんペーストの味わいを楽しめます。あんバタートーストも絶対おいしいですよね……。
また「あんペースト」と乳製品の相性は抜群。トーストにアイスクリームと一緒にトッピングしたり、ホットミルクに溶かしてあんラテを楽しむもよし、なんとヨーグルトに乗せてもよしとのこと。
白ごまときな粉の「あんペースト」をマヨネーズに合わせてドレッシングとして楽しむこともできるんだとか。あんとドレッシングの意外な組み合わせ、気になります!
新しい羊羹「ヨウカンアラカルト」の未来的なパッケージ
小さなサイズでパッキングされた羊羹が6個入った「ヨウカンアラカルト」は、仕事の合間やおしゃべりしながら食べたいお菓子。ちょっとした息抜きにぴったりのサイズです。
「とらや」といえば羊羹のイメージですが、一味違うのが「ヨウカンアラカルト」。宇宙食のような不思議なパッケージが印象的です。このパッケージは海外の食品パッケージに着想を得て作られたもの。
ヨウカンアラカルトは時期によってフレーバーが変わります。この日店頭に並んでいたのはチョコシナモン・ジンジャー・キャラメル。ひとくちサイズで食べやすく、さっぱりとした口当たり。
めずらしいパッケージとあわせて、喜んでもらえそうなスイーツです。
あんとチョコレートの融合をたのしむ焼き菓子
「あんペースト」といっしょに2003年のトラヤカフェオープン時からある商品が「あずきとカカオのフォンダン」 。
濃厚な味わいを楽しめる、和菓子好きにも洋菓子好きにもおすすめしたい焼き菓子。アクセントはシナモンやポートワイン。まるでテリーヌのように濃厚さで、バランスよく広がるチョコレートとあんがお菓子好きの心を掴んで離しません。
もうひとつの焼き菓子が「あずきとカカオのガトー」です。
濃厚なフォンダンに対して、ふっくら焼き上がったガトーにもこしあん、小倉あん、チョコレートをあわせています。ふっくらの理由はメレンゲ。ラム酒とピーナッツペーストがアクセントになっています。「あんもチョコレートも、もとは小豆とカカオ豆。どちらもお豆なので、相性がいいんです」と説明を受け、なるほどと膝を打ちました。
焼き菓子にも季節商品があり、この時期販売されていたのは「白あんのカステラ」。隠し味は京都の白みそだそうです。ときどきふらりと訪ねてみたら、新しい味が出ているのもたのしい。
各店舗限定のイートインメニューも楽しんで
トラヤカフェはあんスタンド北青山店の他にあんスタンド新宿店、あんスタンド銀座店、青山店があります。お店はそれぞれ個性があり、限定メニューが販売されています。
旗艦店である北青山店の限定メニューのひとつ「あんバン」。もっちりした生地にたっぷりのあんペーストが挟まっています。※あんパン(PAN)ではなく、あんバン(BUN)なのでご注意を。
もっちりふっくら蒸された生地には黒糖が練り込まれていて、同じく黒糖が入っているあんペーストとの相性は抜群。生地をぱっかり2つに割るとあんもきれいに分かれるのでシェアして食べても楽しいメニューです。
いっしょにいただいたドリンクは同じくあんスタンド北青山店限定の「あんほうじ茶」。濃厚さはあるけれど、想像よりも甘さが強くない、飲みやすい味。あんとほうじ茶のバランスが難しく開発するのが大変だったとか。
ギフトさがしにぴったりの「トラヤカフェ・あんスタンド」
高級感のあるトラヤカフェの「あんペースト」や焼き菓子は、めずらしさと老舗ブランドの品質とで、手みやげやちょっとした贈りものにもぴったり。和菓子のあんをベースにした商品なので、目上の人への贈りものとして選ぶ方も多いのだとか。
好みのギフトセットを自分で作れるのもうれしい特徴。たとえば「あんペースト」2個を贈るとき。一番人気のこしあんと季節商品を組み合わせたり、黒と白のコントラストを楽しむために小倉あんと白ごまときな粉を合わせたり……という具合です。
焼き菓子のフォンダンやガトーも同じように組み合わせが可能です。贈る相手に合わせてベストな組み合わせを探してみてくださいね。
結婚式のギフトはもちろん、内祝いに人気なのはあんペースト。赤ちゃんのイラスト入り「あんペースト」が販売されています。日持ちもするので、海外の方へおみやげとして購入する方もいるのだとか。
あんのある生活を、贈りものに新鮮な驚きを
「あんのある生活を」をコンセプトにしたトラヤカフェ・あんスタンド。だからこそ、毎日のちょっとしたアクセントになりそうな商品がそろっています。
新鮮な驚きを贈りものに添えて。トラヤカフェ「あんスタンド」で見つけた新しい「あん」との暮らしを、大切な人に贈ってみませんか。
トラヤカフェ・あんスタンド北青山店
東京都 港区北青山 3-12-16
TEL:03-6450-6720
営業時間:11:00-19:00
定休日:水・年末年始
https://www.toraya-group.co.jp/toraya-cafe/
取材・執筆:ツチヤ トモイ
※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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