- odekake
- 2019/05/15
ちょっと疲れた新宿の夜。 直帰して次の日に備えるのもいいけれど、ゆったりくつろげる夜カフェで、凝り固まった頭をほぐしたい。
訪れたのは、新宿三丁目駅からすぐ、ブルーノートジャパンの運営するブックカフェ・レストランバー「Brooklyn Parlor SHINJUKU(ブルックリンパーラー新宿)」。
2500冊以上の本やアートに触れられ、毎週火曜日には入場無料のミニライブ・DJイベント“Good Music Parlor”も開催されます。
おいしい料理とともに本と音楽とカルチャーの海に飛び込めば、明日への活力がもらえるかもしれません。
目次
音楽×本×食の織りなす新宿の隠れ家
東京メトロ、新宿三丁目駅のC1出口を出て徒歩1分。「新宿マルイ アネックス」の外階段から地下1階まで降りると、赤いレンガの壁面と「Brooklyn Parlor」の看板が目を引きます。
そこには、music・cafe・books・eats・barと書かれています。
音楽、カフェ、本、食、バー。好奇心をくすぐるその言葉の羅列に、つい足が向いてしまいます。
ブルーノートジャパンがプロデュースする「ブルックリンパーラー」は、お店のコンセプトである「音楽×本×食の融合した空間」が体感できるスポット。
奥行きのある店内では、ほどよい暗さの照明と植物が点在し、心地よい音楽が流れています。一歩足を踏み入れると、その独特の空気感にすっかり魅了されてしまいました。
楽しそうに女子会をしている人たちや、パソコンを開いて黙々と仕事をしている人、コーヒーを片手に本を読みふけっている人など、それぞれが自分たちの時間を楽しんでいます。
“ブルックリンよりもブルックリンらしい”場所に
さまざまなカルチャーが混在するニューヨーク・ブルックリンスタイルを取り入れた店内は、壁一面の大きな本棚と、随所に散りばめられた植物が落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。
「ブルックリンパーラー新宿」ホールチーフの小林靖之(こばやし やすゆき)さんにお話しを伺いました。
小林さんいわく、ブルックリンによく行かれる海外のお客様から「ここはブルックリンよりもブルックリンらしいね」と声を掛けられることもあるそうです。
ブルックリンは、ニューヨーク州ニューヨーク市の5つの区のひとつ。倉庫や古い建物が立ち並ぶ町並みは、ニューヨークのモダンで都会的な空気とは少し異なり、等身大でナチュラル。
赤レンガの壁や木製家具、そして大きめの植物が特徴のゆっくりくつろげる雰囲気。そんな『ブルックリンスタイル』のインテリアに癒されます。
流れるジャズとともに、まったり心地よい夜時間
「ブルックリンパーラー新宿」は、南青山のジャズクラブ「ブルーノート東京」を運営するブルーノートジャパンがプロデュースしているお店。ジャズはもちろん、ソウルやR&Bなど、選りすぐりの音楽が空間を彩ります。
少し疲れた夜に心地いい音楽が染み渡り、気持ちまでほぐれていきます。
毎週火曜日には、ブルーノートが手がけるミニライブやDJイベント“Good Music Parlor”が開催されています。
小上がりのステージで行われる生演奏のライブ、客席の一部がDJブースになるDJイベントは、なんとアドミッションフリー。おいしいお酒と料理、本とともに、気軽に音楽の世界に浸ってみませんか。
音楽や本とともに楽しめる豊富なメニュー
シーズンによって変わることが多いというブルックリンパーラーのグランドメニュー。
今回は小林さんおすすめのメニューをいただくことにしました。
定番メニューのひとつである「国産ローストチキン 1,900円(税別)」は、注文が入ってから調理を始めるため、提供までに30分ほどかかるこだわりの一品です。
チキンの皮にはしっかりと下味が付いており、外側は香ばしく、中はやわらかくジューシーです。
ナイフを通した瞬間に肉汁がじゅわっとにじみ出ます。
届いた時には、大きくて食べきれないかも……と心配になりましたが、「肉汁がさっぱりとしていて胃に重くないので、実はぺろりと食べられますよ」という小林さんの言葉どおり、ワインとともにあっという間に食べ進めてしまいました。
添えられたマッシュポテトとたっぷりのグレービーソースが、チキンの美味しさをさらに引き立てます。マスタードソースがアクセントにピリリと効いて、最後まで飽きずに楽しめます。
他にもレバーペーストやアヒージョなどおつまみも充実。しっかりお酒を飲みたい方でも満足できるメニューが揃っています。
また、自家製ソーセージを使用したホットドッグなどメニューにもアメリカらしさを感じます。
竹墨の塩でいただく野菜グリルやスープなど軽食メニューも揃え、さまざまな用途で重宝しそうです。
料理に合うお酒を探すなら、バーカウンターで
バーカウンターでは、バーテンダーがおすすめのお酒を教えてくれます。
「ワインの楽しみ方を勉強中です」と相談したところ、ブルックリンパーラーでは、ワインを飲み慣れていない方でもおいしく味わえる一杯を取り揃えているとのこと。
赤ワイン「ル・レザン・エ・ランジュ 780円(税別)/グラス」は、さっぱりと甘酸っぱく爽やかで、フルーティーな香りが特徴です。女性にも人気で、チキンとの相性も抜群です。
ブルックリンパーラーでいただけるワインはすべて自然派。添加物も少ないため、ブドウの状態や生産者の力量が直に反映され、自然本来のワインの味を楽しむことができます。
バーカウンターに立ち寄って、料理にぴったりのお酒をアドバイスしてもらうといいかもしれません。
パティシエのつくる絶品デザートと香り高いコーヒーを味わう
デザートに頼んだのは、お店のパティシエがつくるこだわりの焼き菓子「ガトーバスク 600円 (税別)」。
サクサクとしたクッキー生地の間にシロップ漬けのチェリーを挟んだ、フランスとスペインにまたがるバスク地方の伝統的な焼き菓子です。
さっぱりと甘さ控えめなさくらんぼのアイスとともにいただくと、ほろほろと崩れるクッキー生地と甘酸っぱいチェリー、そして冷たいさくらんぼのアイスが口の中で混じり合い、絶妙なおいしさに。
デザートは他にも、マスカルポーネと日替わりジャムを添えたクラシックスコーンや、ニューヨークらしいベイクドチーズケーキなどもラインナップしています。
手づくりのクッキーをテイクアウトすることもできるので、お土産にもおすすめです。
「ガトーバスクに合わせるなら」と小林さんがおすすめしてくださったカフェラテ 680円(税別)は、美しいラテアートが目を引く一杯です。
ガトーバスクの甘いクッキー生地をコーヒーの芳醇な香りとともにいただけば、至福の時間のはじまりです。
コーヒーは、ブレンドやエスプレッソなどのスタンダードなものから、ウインナーコーヒー、シナモンカプチーノなどのメニューも楽しめます。
仕事やおでかけの後にゆったりとコーヒーを飲むカフェタイムは、一日の締めくくりにぴったり。
2500冊以上の本に囲まれて、アートに浸る
壁一面の本棚には、なんと2500冊以上もの本や雑誌がカテゴリー分けされて置かれています。
本のジャンルはさまざまで、アートや音楽、写真、ファッションなどのカルチャー系はもちろん、コーヒーなど食に関する本や図鑑など幅広く揃っています。どれも手にとってじっくりと読んでみたくなってしまうものばかり。
「本の本」「家族とわたし」「家の中のもの」など、独自にカテゴライズされた本棚に興味津々。
その日の気分や直感で選んだり、たまたま座った席近くの本を選んだりすることで、今の自分に必要な本との出会いがあるかもしれません。
また、不定期でアートの展示会を行うこともあるそう。本や芸術に触れて、エネルギーをチャージしましょう。
心をくすぐる雑貨を、楽しい時間の思い出に
ブルックリンパーラーでは、オリジナルグッズも販売されています。
レザー小物、文房具など、実用的でおしゃれなかわいい小物もたくさん。
手にとって触ってみると、あれもこれもと欲しくなってしまう魅惑的なものばかりです。
こちらのかわいい缶バッチは、350円(税別)とお手頃価格が嬉しいです。
自分へのお土産はもちろん、友人やご家族へのプレゼントとしても重宝しそうです。
夜カフェなら少し早めに。21時からの来店もOK
小林さんのお話しによると、平日の夜は、20時〜21時頃が最も混みやすい時間帯だそうです。
ゆったりと夜カフェを楽しみたい方は、早めの時間に訪れるのがおすすめです。
23時30分まで営業しているので、21時以降の来店でもゆっくりお料理を楽しめるのもうれしいですね。
週末はランチの時間帯、ディナーの時間帯、いずれも混みやすいため、少し早めに出掛けるといいかも。席の予約が可能なので、心配な方はぜひ予約してみてください。
夜のゆったりひとりごはんにも、ランチや女子会にも
ゆっくりしたい夜のひとりごはんにはもちろん、ランチや女子会・デートでも楽しめる「ブルックリンパーラー新宿」。時にはじっくりと読書にふけったり、すてきな音楽に身をまかせたりするのもいいですね。
おいしいお料理とカルチャーが贅沢に集まる「ブルックリンパーラー」は、疲れた夜をちょっぴり特別にしてくれる場所です。
新鮮なアイデアが欲しい日も、少しだけ元気の出ない日も。新宿の真ん中で、すてきな夜時間を過ごしてみませんか。
Brooklyn Parlor SHINJUKU
(ブルックリンパーラー新宿)
東京都新宿区新宿3-1-26 新宿マルイ アネックス B1F
TEL:03-6457-7763
営業時間:11:30-23:30(日祝:11:30-23:00)
定休日:不定休
http://www.brooklynparlor.co.jp/shinjuku/
取材・執筆・撮影:筒井 響子
編集:haletto編集部
※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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