- odekake
- 2019/04/24
目次
「CAFÉ TERVE!(カフェ テルヴェ)」は、池袋の住宅街にたたずむかわいいお店
カフェのチェーン店ひしめく池袋。繁華街とビジネス街の印象が強い駅前から、すこし歩けばゆったりとした空気が流れる住宅街があります。「CAFÉ TERVE!(カフェ テルヴェ)」があるのは、そんな落ち着いたエリアです。
天然酵母をつかったおいしい手づくりパンと飲みものをゆっくりたのしめる、池袋のおしゃれなカフェを訪れました。
池袋駅C3出口から歩いて5分ほど、西池袋公園(いわゆる『ウエストゲートパーク』ではありません、詳細はのちほど)のとなりにある、青いひさしが目印のお店です。色とりどりの花が咲く入り口にウキウキしながら店内に入ってみると、中はシンプルですっきりとしたインテリア。
カウンター脇には手づくりのパンが並んでいて、焼きたての香りが店内に漂ってきました。
木のインテリアが基調となっているので、公園の木々が印象的なこのエリアにしっくりとなじんでいます。
ところどころにお花が飾られており、朝の空気もあいまってなんともさわやか。窓際の席からは公園を眺めることもできます。
手づくりのものを提供したい。カフェに込めた女性2人の思い
池袋でカフェをはじめて10年目だという「CAFÉ TERVE!」。2019年は節目の年です。女性お2人の共同経営でこの場所にオープンしました。開店以来変わらず、手づくりのものを提供したい、という思いから日々営業しています。
お店を大きくしたい、もっと変えていきたい、という思いよりも「長く続けられれば」というシンプルな思いで「CAFÉ TERVE!」の味は守られています。
10年近く経ったことに私たち自身が驚いています、とお二人は教えてくれました。
昨日よりおいしいパンを。趣味からはじめた10年間の歩み
「CAFÉ TERVE!」の看板は、なんといっても天然酵母をつかった手づくりパン。カフェなのでイートインはもちろん、テイクアウトすることも可能です。
「もともとは趣味の延長で。パン教室に通っていたんですが、ご縁があってこの場所に出店することになりました。その時に、商品はすべて国産小麦粉、天然酵母はホシノ天然酵母と自家製のレーズン酵母を使うと決めたんです」
こだわりはパンだけでなく、店内で提供しているケーキや、販売しているジャムなどもすべて手づくりのもの。
特別なことはなにもやっていないんです、とお話されていましたが、こだわりの食材を使って、手づくりで提供するというブレない芯が10年間お店を支えてきたのかもしれません。
「生地は基本的に前日仕込んで、朝は5:30頃から焼き始めています。毎日、もっとおいしく焼きたいという思いがあるんです」
普段は会社員をしているわたし。日々もっとスキルアップしたい、と10年間変わらずに思うことができるのだろうか、と考えてしまいました。
池袋の人びとに愛されるパンとカフェ
カフェのオープン当初は、パンのテイクアウトはやっていませんでした。
池袋の住宅街に囲まれていることもあり、カフェとしてはもちろんですが、思っていたよりもテイクアウトの需要が高く、現在のような営業に落ち着いたんだそう。
立教大学が近いことから、学生さんや、平日のランチを食べにくるビジネスマン、10年間変わらずに通ってくれるご近所さんなど、池袋の幅広い客層に愛されています。
現在は店内でのイートイン・テイクアウトの他、Instagramで「突然便」として宅配も行っているんだとか。
※実施しない日もありますので、Instagramをご確認ください。(@cafe_terve)
週末は15~16時のティータイムが混み合うこともあるそうなので、気になっている方はランチがおすすめです!
しみじみ美味しいベーグルで公園ランチ
季節は春。お天気もよかったのでお店の向かいにある西池袋公園でランチを楽しもうと、ベーグルとドリンクをテイクアウトしました。
池袋の公園と言えば、小説・TVドラマで有名な池袋「西口」公園(ウエストゲートパーク)ですが、そちらは駅前。今回お邪魔したのは「西」池袋公園。大きなケヤキの木に囲まれ、遊具もいくつかおいてある広々とした公園です。
ベンチの数はそれほどありませんが、石畳やところどころに座れる場所があるので、みんな思い思いの時間を過ごしていました。
さっそくベーグルをいただきます。
持った時にずっしりと重みがあるな、と感じましたが、割ってみると中身がぎっしり。クリームチーズもこぼれてしまうほどに練りこまれていて驚きました。
噛み応えのあるムチムチとした食感のベーグルは、よく噛んで、いちじくの甘味とクリームチーズの酸味を味わいます。
スッキリと飲みやすいアイスティーの香りともベーグルがマッチして、満足な公園でのランチタイムとなりました。
中身がぎゅっと詰まったベーグルは、1つでお腹が満足するくらいのボリュームです。
周りを見渡すと、おしゃべりをしている学生さん、遊具で遊ぶ親子連れ、ぼーっとごはんを食べている人、などそれぞれの時間を過ごしています。混雑する池袋駅前とはまったく違う雰囲気。
感動のカフェタイム。ほろりと美味しいショートブレッド
翌日、この日買って帰ったスコーン、ショートブレッドとカフェオレも楽しみました。
パンが好き、焼き菓子が好きでいろいろなお店へと行きますが、自分史上最高なのではと思うショートブレッドです……。サクサクではなくほろりとした口あたりのよいショートブレッドは小麦の味とチョコレートの味がとてもコーヒーと合います。
スコーンはオープン当時からの定番商品だそうで、素材の味がきわだつプレーンをえらびました。小麦とバターの香りを楽しめます。次は、お店のジャムといっしょに買おうかな。
変わりゆく池袋で、変わらない思いを抱くカフェ
もともと馴染みがあって池袋にオープンしたという「CAFÉ TERVE!」。10年でどんどん景色の変わっていくこの街で、変わらない思いをもって営まれるカフェです。
便利でにぎやか。何かと訪れることの多い街・池袋。せっかくならその街に根づいたカフェで、ゆっくりと時間を過ごしませんか。
CAFÉ TERVE!(カフェテルヴェ)
東京都豊島区西池袋3-33-24 アポロマンション1F
TEL:03-5944-8724
営業時間:10:30-18:30
定休日:水木
http://www.cafeterve.com/
Instagram / Twitter
取材・執筆:太田 みき
※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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