- odekake
- 2019/02/08
目次
東京メトロ池袋駅直結のEsola(エソラ)池袋4階にあるブックカフェ「本と珈琲 梟書茶房(フクロウ ショサボウ)」。
神楽坂「かもめブックス」代表の柳下恭平(やなしたきょうへい)さん・コーヒーマイスターの菅野眞博(かんのまさひろ)さんがこだわりを詰め込んだ、あの「ドトールコーヒー」の新業態です。
6つのエリアがあるおしゃれな店内は、居心地が良くカフェとしても人気のお店。購入するまでわからない約2,000冊のシークレットブックや、店内で自由に読める約1,000冊がならぶ書架など、ユニークな取り組みでも話題です。
本とコーヒーを愛する二人の「賢人」の遊び心が散りばめられた「梟書茶房」では、どんな時間が過ごせるのでしょうか。
雰囲気の異なる6つのエリアでできたブックカフェ
駅から直結のエスカレーターで4階の「梟書茶房」へ。入り口は洗練された雰囲気でホテルのレセプションのよう。
「梟書茶房」の店内は「シークレットな本屋さん」「ラウンジ」「図書エリア」「アカデミックエリア」「森の部屋」「グリーンテラス」の6つのエリアに分かれています。それぞれのエリアは雰囲気が違うので、その日の気分に合わせて座る席や読む本が選べるのもこのブックカフェでの楽しみ方のひとつ。食事は、ラウンジ・図書エリア・アカデミックエリア・森の部屋でいただくことができます。
まずは、それぞれのエリアをご紹介していきます!
1. 新しい本との出会いをつくる、ひみつの本屋
入り口の左手にある「シークレットな本屋さん」には、サイズも厚さもさまざまな約2,000冊の本がずらり。シークレットというのは「買うまで本の中身がわからない」ということ。
販売されている本はすべて、表紙が同じカバーで袋とじされています。そして表紙にはあおり文と、「内容の読みやすさ」「誰かにあげたくなる」「役に立つ」という3つの指標の度合いが示されています。
本のセレクトもあおり文もすべて柳下さんによるもの。表紙や帯などで本を選ぶのではなく、あおり文から感じ取れる「要素」で選ぶことで、新しい本との出会いを楽しんでほしいという想いが込められています。ジャケ買いしたり、ぱらぱら中身を見たりして買うのではなく、「これだ」と感じた本を買う仕組み。
カフェのお供をさがすだけではなく、本好きなあの人を思い浮かべながら、プレゼント選びするのも楽しそうです。
2. 映画のワンシーンのような豪華なラウンジ
「ラウンジ」は、映画の世界に飛び込んだような豪華なしつらえ。テーブル席とソファ席があるので座る席によっても違った気分が楽しめます。天井にはシャンデリアから本が見え隠れ。ブックカフェならではのインテリアも、本好きにはたまらないポイントです。
3. ひとりでゆっくりしたい人は「ただただ本に没頭できる」
本棚に囲まれた「図書エリア」にはふたりずつ座れる席がならんでいます。ひとりの利用でも相席にはならないよう配慮されているそうで、独り占めしてゆっくりすごしたい人におすすめしたいエリアです。窓から見える景色を楽しみながら、本とコーヒーが楽しめます。公式サイトいわく「ただただ本に没頭できる場所」。
もちろん「図書エリア」の本は他のエリアへ持ち込んで読むこともできます。おしゃべりを楽しみながら、お互いにセレクトした本について話をすれば、新しい発見があるかも。
4. なつかしい空間を再現した「アカデミックエリア」
つづいて学校の図書館をイメージした「アカデミックエリア」。なつかしい勉強机のようなインテリアは、読書だけでなく作業をしたい人にもぴったりです。電源はありませんが、Wi-Fiは飛んでいるので珈琲のたのしめる「図書館」として利用するのも楽しそう。高めの仕切りがあるので、お向かいも気にせず集中できるのが嬉しいポイント。すぐ近くに雑誌がたくさん並んでいるので、お気に入りの雑誌をゆっくり読むのも有意義な時間です。
5. 開放感のある「森の部屋エリア」でほっとひと息
名前からしてすてきな「森の部屋エリア」は、木のぬくもりやテラスの緑、たっぷりの日差しの中で自然を感じられるエリアです。開放的な空間は、食事やおしゃべりなど、カフェの時間を楽しみたい人にぴったり。
池袋では、ホテル・デパート以外のおしゃれカフェは地階~2階のお店が多いので(編集長の個人しらべ)、窓から外の景色が見え、明るいお店は重宝しそうです。
6. みんなにやさしい「グリーンテラス」
「梟書茶房」の店内は禁煙ですが、屋外にでる「グリーンテラス」のみ喫煙可能。しっかり分煙されているので、タバコが苦手な方にもやさしい作りになっています。読書や作業の合間に外の空気を吸って気分転換……なんて使い方もいいかもしれません。天気の良い日には、池袋のビルの隙間からきれいな青空がのぞきます。
もうひとりの主役、読書のお供にぴったりな梟ブレンド
「梟書茶房」のもうひとりの主役は、菅野さんこだわりのコーヒー。サイフォンで丁寧に淹れたオリジナルの「梟ブレンド」は、「本に合う!」というのが第一印象。というのも、読書のお供として考えられた味だからです。飲みやすいけどしっかりと味わいがあるので、本を読みながら飲み進めていくのにぴったり。サイフォンの見える席を選べば、ゆっくりとコーヒーを淹れている様子が見えてすてきです。
野菜たっぷりのランチプレートで栄養チャージ
本を読んだ後は、野菜たっぷりのランチで栄養補給。この日いただいたのは、野菜たっぷりのサラダやスープがついた「チキンドリア タパスプレート」と、スイーツには「BOOKシフォン プレーン&ストロベリー」をチョイス。熱々のドリアはごろっとしたチキンが食べ応え抜群! サラダもたくさんの野菜が盛られていて豪華……。コーヒーとのランチセットは平日限定とのことなので、ぜひ訪れてみてくださいね。
※メニューは2019年1月の取材時点のものです。季節などにより内容が変更になる可能性があります。
人気メニューのふわふわのBOOKシフォンは、たまごの風味と生クリームに癒されます。本型のシフォンにクリームが挟まれた可愛らしいビジュアルは、ついつい写真におさめたくなるスイーツです。
本と珈琲のセット、中身は開けるまでのお楽しみ!
梟書茶房の人気商品「本と珈琲のセット」は、柳下さんと菅野さんが決めたテーマをもとにセレクトした本とコーヒーがセットになったもの。菅野さんがブレンドしたコーヒーに合う本を柳下さんが選んだり、逆に柳下さんが決めた本を受けて菅野さんがコーヒーをブレンドしたり。どちらがテーマを決めるかはそのときによって変わるんだそう。本は袋とじになっているので、開けたときのお楽しみです。
リボンがかかった本と専用のコーヒーカップに丁寧に注がれたコーヒーは、ブック型のプレートに乗って提供されます。このセットでしか味わえないわくわく感は数量限定なので、お早めに……!
本とコーヒーの相性はどうしていいんだろう
ここ数年でずいぶんと増えたブックカフェ。本とコーヒーの組み合わせって、なんでこんなにも人気なんでしょう? カフェだけじゃなく、自宅で過ごす休日の午後や長距離の移動でも、本を読むときにはコーヒーが欲しくなることが多いんです。本もコーヒーも、ゆっくり楽しむものだから、いっしょに味わう時間を持ちたくなるのかもしれません。みなさんの「本とコーヒー」には、どんな心地よいつながりがありますか?
こだわりのつまったブックカフェで、本との出会いを
本とコーヒー、おいしいランチにスイーツ。ほぼワンフロア占有の広々とした店内には、個性的な6つの空間とこだわったインテリア。ここで本を読んでいると、もうひとつの世界にゆっくり浸れる気がします。
本とコーヒーを心底愛するお二人が作った世界。カフェでの時間をきっかけに、新しい物語と出会えるかもしれません。
本と珈琲 梟書茶房(フクロウ ショサボウ)
東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
TEL:03-3971-1020
営業時間:10:30~22:00(L.O.21:30)
https://www.doutor.co.jp/fukuro/
取材・執筆:橋本 結花
※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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