久我山駅の通勤情報がまるわかり!実際の混み具合や混雑率、混雑時間(ラッシュ)を調査 | 女性の一人暮らし・賃貸物件なら【Woman.CHINTAI】    
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久我山駅の住みやすさ・通勤情報がまるわかり!実際の混み具合や混雑率、混雑時間(ラッシュ)を調査

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久我山駅
久我山(くがやま)駅は、東京都杉並区にある京王電鉄・井の頭線の駅です。井の頭線は、急行と各停とが運転していますが、久我山駅は急行の停車駅でもあります。駅前には商店街があり、少し進んだ先には住宅街が広がっています。また國學院大學久我山中学・高校など、駅の周囲には文教施設も複数あります。
この久我山駅周辺で一人暮らしをするにあたって、朝の通勤ラッシュ時にどれだけ混雑するかという状態は気になるところです。このような情報は、実際に生活を始めてみないとわからないことも多いようです。たとえば新宿の都心へ出る場合、朝の駅はどれくらいの混雑になるのでしょうか。空いている車両などはあるのでしょうか。

そこでWoman.CHINTAI編集部では、朝の通勤時間帯に世界最多の乗降員数を誇る新宿駅に電車で向かうと仮定して、混み具合や混雑率などの通勤情報をリサーチしてみました。
朝9時前までに新宿に到着を目指しつつ混雑を緩和するにはどうしたら良いのか? 後半には、実際に編集部員が乗車して体験した生の声もお届けします。

久我山駅の特徴と基本情報

久我山駅の基本データ

久我山駅は、東京都杉並区にある京王電鉄の駅です。通っている路線は渋谷駅と吉祥寺駅とを結んでいる井の頭線のみになります。ちなみに渋谷駅をIN01、吉祥寺駅をIN17というように全17駅に番号がナンバリングされていますが、久我山駅はIN14と吉祥寺駅寄りに位置しています。乗降人員(乗った人・降りた人の合計)は、2018年度の1日平均で、40,722人です。

列車種別について、まず京王電鉄の電車は特急・準特急・急行・区間急行・快速・各停があります。そして井の頭線では、このうち急行と各停の2種類が運転しており、久我山駅は両方が止まります(ただし、平日の朝7時台前半から8時台後半までの間は各停のみの運転です)。発車本数は、平日朝7時から9時までの2時間の間に合計34本です。約4分弱に1本の電車が到着する計算となります。早いと2分、遅くても5分待てば、電車が来ます。

駅構内の構造について、久我山駅は北口と南口の2つの出入り口があります。改札は駅ビルの中を昇って地上3階部に1ヶ所のみです。ホームは地上1階部に1ヶ所のみとなっており、上り線と下り線が向かい合っています。1番線が下りの吉祥寺駅行き、2番線が上りの渋谷駅行きです。

久我山駅から新宿駅へのアクセス

新宿駅も京王電鉄が走っていますが、井の頭線は走っていません。そのため、久我山駅から新宿駅へ向かうには、井の頭線の上りで明大前駅(駅ナンバリングはIN08)まで行き、京王線に乗り換えるというルートとなります。所要時間は久我山駅から明大前駅までが12分、明大前駅から新宿駅までが8~11分で、乗り換えや待ち時間を加味するとトータルで25~30分弱になります。運賃は178円です(2020年3月時点でのデータ。ICカード利用時)。急行や各停など電車種別による料金の違いはありません。
なお、吉祥寺駅に近いことから吉祥寺駅を経由してJR中央線へ乗り換えるというルートもあります。ただしその場合、所要時間は約30分ですが、運賃が346円と倍近くかかってしまいます。京王電鉄だけを使ったルートのほうが良いでしょう。

明大前駅からの京王線は、特急・準特急・急行・区間急行・快速・各停など(全席座席指定の京王ライナーを除く)すべての列車が停車します。そのため、電車種別によって新宿駅へ向かう途中の停車駅が異なり、若干時間に違いが生じます。
また明大前駅からは、京王線の終点である「新宿駅」に到着する電車だけでなく、都営地下鉄新宿線へ乗り入れる電車も発車しています。後者の場合、到着駅は「新線新宿駅」などと表記されます。同じ新宿駅構内にあり、改札内連絡通路などで移動もできますが、ホームの位置が異なりますので、気をつけましょう。新線新宿駅へ向かう列車は、乗り入れた先の都営新宿線の駅である「本八幡駅」や「大島駅」が行き先として表示されています。
明大前駅からの京王線の上りの発車本数は、平日朝7時から9時までの2時間の間に新宿駅と新線新宿駅行きを合わせて50本と井の頭線よりも多く運行しています。2~3分おきに電車がやってくるので、待つ必要はほとんどなさそうです。

久我山駅周辺の情報

久我山駅がある久我山エリアは、久我山一丁目から五丁目と広いエリアで、約2万人が生活しています。久我山駅があるのは久我山四丁目、1つ隣の富士見ヶ丘駅があるのは久我山五丁目です。久我山エリアには、久我山駅の南西に位置する國學院大學久我山中学校・高等学校の他、北東に位置する都立西高等学校、北に位置する杉並区立高井戸第二小学校、杉並区立西宮中学校など、多くの学校があります。

また久我山駅の周辺には、久我山商店街があり、コンビニエンスストアやドラッグストア、洋菓子店やカフェなどのお店が並んでいます。特に駅の北側には、北西にある久我山稲荷神社まで続いている東西に延びた商店街があり、創作料理を扱うレストランや美容室、そしてスーパーマーケットのピーコックストアなどがあります。
なお、久我山駅の駅ビル自体にも、ベーカリー&カフェのLe repas、イタリアンレストランのグラッチェガーデンズ、本屋の啓文堂書店といったお店が入っています。日用品の買い物をする上で、特に不自由をすることはなさそうです。

久我山駅の通勤ラッシュ・混雑時間の実態を調査してみた

久我山駅の混雑状況についての情報を集めてみました。

混雑率について

混雑率とは、電車の混み具合を数値化したものです。国土交通省では、下記の目安を発表しています。

混雑率状況
100%定員乗車。座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる
150%広げて楽に新聞を読める
180%折りたたむなど無理をすれば新聞を読める
200%体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める
250%電車がゆれるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない

※出典:国土交通省ホームページ

久我山駅から新宿駅までの混雑率について

国土交通省が発表した2018年度のデータでは、東京圏全体のピーク時の平均混雑率が「163%」となっています。
今回の久我山駅から新宿駅へ向かうルートで利用する、井の頭線の上りと京王線の上りについて、データを調べてみました。幸いなことに直接今回のルートにこそ入り込んではいませんが、まず「井の頭線の上り」は池ノ上駅から駒場東大前駅の区間で「148%」(最混雑時間帯である7:45~8:45の平均、以下同じ)です。そして明大前駅で乗り換えてからの「京王線上り」はちょうど直前の下高井戸駅から明大前駅の区間で「167%」(7:40~8:40の平均)です。特に乗り換えた後は、平均以上の混雑を覚悟する必要はありそうです。

久我山駅の駅員さんに聞いてみた

朝の電車の混雑状況について、まず久我山駅の駅員さんに話を聞いてみました。
(今回取材した日は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出るよりも前になります。一部企業で時差出勤やテレワークの話が出だした頃でした)
従来は7~8時頃が混雑するのですが、この時期は春休みで学校が休みのため、駅を利用する人の数は少ないとのことでした。通常ですと井の頭線の上りは、後ろ寄りの車両が空いているとのことでした。
なお明大前駅の駅員さんについても、別日に聞いた話では混雑の時間帯は7:40~8:40で、特に中間を少し過ぎた8:20頃にピークの山場がくるそうです。京王線の上りについても、後ろ寄りが比較的混雑が少ないとのことでした。

久我山駅から乗った混雑率の実態を調査してみた

それでは、実際に久我山駅から乗って新宿駅に向かいつつ、混み具合の実態を調べてみましょう。

久我山駅の混み具合について

朝8時頃の久我山駅前の様子
朝8時頃の久我山駅前の様子を見ていきましょう。
まずは南口です。目の前には神田川が流れています。
久我山のスーパーマーケット
ちなみに橋を渡った先にはスーパーマーケットのサミットストアがあります。残念ながら、朝8時の段階では開店していませんが、帰宅時や休日にはお世話になることも多いでしょう。
久我山駅北口
もう一方の出口は北口です。
階段横にあるレストランもまだ開いていませんが、同じく駅ビルの1階にあるベーカリーや向かいにあるコーヒーショップはオープンしていました。

どちらの出口も大通りというより、商店街内の普通の道路に面しているという印象を受けました。ただし数十メートル歩いた先には車が行きかう大通りがあります。特に南口を出た先にある人見街道にはバス停もあります。
久我山駅の階段とエスカレーター
では駅ビルの中へ入っていきます。階段やエスカレーターで改札がある3階へ昇ります。
久我山駅の改札前のコンビニ
改札の前には京王グループのコンビニ・K-SHOPが開いています。乗車前に、軽食や飲み物が欲しくなった際には、ここで購入するのが良いでしょう。
久我山駅の改札前
改札前の様子を、しばらく観察してみます。
久我山駅の改札前
駅員さんの話では、春休みで学生の利用が少ないとのことでしたが、改札を通る人自体は結構な人数がいました。
久我山駅の構内
改札内は広め。清潔感があり、お手洗いもあります。
改札を入ってすぐ手前にエレベーターと階段があり、奥へ進むとエスカレーターがあります。渋谷行きの先頭寄りの車両へ向かうのであれば手前、後ろ寄りの車両へ向かうのは奥となります。
久我山駅のホーム
ホームへ降ります。
この日、2番線の渋谷行きで待っていた人の数は、1つの乗車位置につき5人程度でした。なお、反対側の1番線の数はその半分少なめといった感じでした。

久我山駅から新宿駅までの混み具合について

電車が到着しましたので乗車します。
久我山駅のホームに来る電車
駅員さんの話の通り、空いています。
座席は埋まっていましたが、車両内で立っている人も3、4名程度だったので、混雑感もほとんどありませんでした。

実際、次の富士見ヶ丘駅で降りる人がいたため、その座席に座ることができました。
その次の高井戸駅でも約5人の乗り降り両方がありましたが、そこから先の浜田山駅、西永福駅、永福町駅では、常に4、5名が乗車し、降りる人がほぼいなかったため、立ちっぱなしの人も増え、最終的には体感で130%の混雑率を感じました。
明大前駅
久我山駅を出発して12分、明大前駅へ到着です。乗っていた3分の1くらいの人も一斉に降りました。
到着した明大前駅の井の頭線上りのホームは4番線です。ここから、エスカレーターなどを昇って、京王線上りの2番線ホームを目指します。
明大前駅の井の頭線のホーム
京王線は10両もしくは8両編成です。1号車が最後尾、10もしくは8号車が先頭の新宿寄りとなります。井の頭線のホームを昇ってからの連絡通路を進むと、10両編成の場合7号車の前に到着しますが、20人以上が並んでいます。乗り込むのも大変でギュウギュウに押しあうため、ホーム上にいる補助員の方が必死に補助をしていました。

後ろ寄りの車両だと、待っている人の数は少なめです。しかし到着した車両も体感で150%はある混雑で、座ることはできません。
途中の笹塚駅で一気に降りる人がいますので、タイミングがいいと笹塚駅で座ることができるかもしれません。

明大前駅を出発して、10分後に新宿駅に到着しました。

久我山駅を快適に利用するためのポイント

久我山駅から新宿駅へ向かう際に、混雑を避けて快適に利用するためのポイントや情報を整理してみました。

・久我山駅の改札があるのは駅ビルの3階。お手洗いは改札の中、コンビニエンスストアは同じフロアの改札の外にある。
・久我山駅から新宿駅へは、井の頭線の上りから、明大前駅で京王線上りに乗り換えるルート。
・平日朝の電車の本数は、井の頭線も京王線も2~5分に1本の割合で発車するので、乗り過ごしても長く待つことはない。
・久我山駅から明大前駅までの井の頭線は、後ろ寄りが空いている。
・明大前駅は乗り換えで利用する人が大変多い。また、7号車など通路に面する車両は大変混雑している。こちらも後ろ寄りが空いてはいるが、座席は空いていない。
・明大前駅からの京王線の乗り始めは激混みだが、今回は途中の笹塚駅で下車する人も多く、以降は空いていた。

まとめ

以上、朝8時台に久我山駅から新宿駅へ向かう場合について、久我山駅の基本情報、通勤ラッシュ・混雑時間の情報について、ご紹介しました。
春休みということもあってか駅自体であまり混雑感を思わず、乗車した井の頭線自体もすぐに座ることができたので安心していましたが徐々に混雑度が増していき、特に明大前駅での乗り換え後の京王線は大変窮屈さを感じました。
朝の通勤ラッシュは、少しでも快適に過ごしたいもの。是非、参考にしてください。

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