下北沢駅の通勤情報がまるわかり!実際の混み具合や混雑率、混雑時間(ラッシュ)を調査 | 女性の一人暮らし・賃貸物件なら【Woman.CHINTAI】    
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下北沢駅の通勤情報がまるわかり!実際の混み具合や混雑率、混雑時間(ラッシュ)を調査

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下北沢(しもきたざわ)駅は、東京都世田谷区にある駅です。古着屋やブティックなどのファッションや、ライブハウス・劇場などのサブカルチャー文化が発達した、若者向けの街として知られています。
ただし実際の住み心地の良さについては、一人暮らしを始めてからでないとわからないこともあります。例えば毎日通う会社への通勤ラッシュがどれくらいの混雑なのかは、引っ越して実際に通勤電車に乗ったとき、初めて実感することになるでしょう。

そこでWoman.CHINTAI編集部が朝の通勤時間帯に、世界最多の乗降員数を誇る新宿駅に向かうと仮定して、混み具合や混雑率などの通勤情報をリサーチしてみました。
朝9時前に新宿に到着する際、電車はどれほど混雑しているのでしょうか。ラッシュにあわずに混雑時間を避け、椅子に座ることはできるのでしょうか? 後半には、実際に乗車して体験した生の声もお届けします!

下北沢駅の特徴と基本情報

下北沢駅

下北沢駅の基本データ

下北沢駅は、小田急電鉄の小田原線と京王電鉄の井の頭線が走っています。かつては、改札を出ることがなく乗り換えが可能でしたが、2018年に複々線化が開始され、2019年3月からはそれぞれの改札が分離しました。そのため、現在はいったん改札を出ないと乗り換えはできません。長らく同じ改札を共用していたこともあり、駅の周辺にはどちらの鉄道会社の入り口かを示す看板や矢印などが複数設置されています。
下北沢駅の利用者数について、2018年度の1日平均乗降人員は、小田急の下北沢駅が118,869人、京王の下北沢駅が114,175人です。どちらも11万人を超える、利用者が多い駅となっています。

今回の新宿行きのルートでメインとなるのは小田急の下北沢駅です。
改札は、中央改札口、東口改札口、南西口改札口の3ヵ所で、いずれも地上1階部分にあります。
ホームは地下1階と、地下2階の2ヵ所にあり、いずれも上りと下りが向かい合うホーム構造になっています。地下1階は各駅停車など、地下2階は急行系の電車が止まるので、早く行きたい場合は地下2階を利用することが多いでしょう。
改札内は電車に沿って縦長になっています。ホームへ降りたときに、先頭車両に近いのは東口改札口。中央部が中央改札口。後方寄りなのが南西口改札口です。
地下へ降りるエスカレーターは複数箇所にあります。特に南西口改札口と中央改札口の間にあるエスカレーターは、一気に地下2階まで降りられるので、急行系に乗車する際には便利です。また階段は、南西口改札口のそばにあります。

一方、今回は利用しませんでしたが、京王・井の頭線の下北沢駅は西口と中央口の2ヵ所の改札が地上1階部にあります。この京王の中央口と、小田急の中央改札口とが至近距離にあり、多くの人が乗り換えで利用しています。
電車が到着するホームは、上りと下りが向かい合っている1ヵ所のみです。ただし、京王の下北沢駅のホームは、小田急の下北沢駅とは逆に地上2階部分に位置しています。

下北沢駅から新宿駅へのアクセス

下北沢駅から新宿駅へ向かう、もっとも標準的なルートは、小田急・小田原線の利用となります。特急を除いて、快速急行、通勤急行、各駅停車などいずれも下北沢駅に停車し、新宿駅まで向かうことができます(ただし発車する電車の中には、新宿駅に向かわず、東京メトロ千代田線を走るものもあるのでご注意ください)。
所要時間は、急行などを使うと約9~10分、各駅停車の場合12分です。下北沢駅と新宿駅の間は、東北沢駅代々木上原駅代々木八幡駅参宮橋駅南新宿駅の5駅に停車します。各駅停車以外は代々木上原駅のみの停車です。
運賃は急行の場合でも割り増し料金などはなく、いずれも157円(2020年1月現在のICカード利用時、以下同じ)です。

小田急ではなく京王を利用する場合は、京王井の頭線で明大前駅まで出て、そこで京王線に乗り換えて新宿駅まで向かうというルートとなり、必ず乗り換えが発生します。
運賃はこちらも157円ですが、乗り換えもあるため、トータルの所要時間は約20分になります。

下北沢駅周辺の情報

冒頭にも書いた通り、下北沢一帯は若者向けの街として知られています。国士舘大学や東京大学(駒場キャンパス)などへのアクセスが良いため、大学生の下宿先としての人気も高いようです。
特徴的なのは商店街のが充実していること。例えばファッションに関しては、雑貨店や古着屋が数多く並び、自分でデザインをする人に向けた生地屋なども複数あります。街を歩くと、新宿や池袋などとはまた一味違ったコーディネートをしている人もよく見かけます。
飲食に関しても、スーパーマーケットやファーストフードのチェーン店も複数ありますが、中でも有名なのはカレー。本場のスープカレーのお店や芸能人が経営しているお店の他、都内でも屈指のカレーの名店が揃っているエリアであり、毎年カレーフェスティバルも開催されています。また、スイーツショップも多く立ち並び、ブームとなりそうな食べ物を流行に敏感な人たちがいち早くチェックできたりもします。
そして、カルチャーの発信地としての要素も持っています。音楽関係でも、歴史あるレコード店が多く、加えて、数百人のキャパのあるライブハウスが複数あります。さらにライブスペースがあるようなバーなども多数。ショービジネス関係でいうと演劇の聖地としても知られており、本多劇場、ザ・スズナリ、下北沢駅前劇場といった劇場に多くの人々が集っています。これらの劇場で下積み時代を経験しつつ、有名なスターとなった人も多いんだそうです。

下北沢駅の通勤ラッシュ・混雑時間の実態を調査してみた

下北沢駅の混雑状況についての情報を集めてみました。

混雑率について

混雑率とは、電車の混み具合を数値化したものです。国土交通省では、下記の目安を発表しています。

混雑率状況
100%定員乗車。座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる
150%広げて楽に新聞を読める
180%折りたたむなど無理をすれば新聞を読める
200%体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める
250%電車がゆれるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない

出典:国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/common/001245346.pdf

下北沢駅から新宿駅までの混雑率について

国土交通省が発表した2018年度のデータでは、東京圏全体のピーク時の平均混雑率は「163%」となっています。対して小田急電鉄・小田原線の混雑率については、最混雑時間帯である7:41~8:41の平均で「157%」 というデータが発表されています(対象となっている区間は、今回の新宿へ向かう直前となる世田谷代田駅~下北沢駅の間です)。

さらに前後の時間帯についても、1時間前の6:41~7:41は「121%」。逆に1時間後の8:41~9:41は「128%」となっています。ピークの時間帯をずらすことで、より快適な通勤空間を過ごすことができそうです。
なお2年前までの同区間の混雑率は「194% 」となっていました。複々線化が開始されたことで、混雑の緩和にもつながっているようです。

下北沢駅の駅員さんに聞いてみた

朝の電車の混雑状況について、小田急・下北沢駅の駅員さんに話を聞いてみました。
朝のピークは7時から9時半までは続くそう。3つある改札の中でもっとも混むのは中央改札口。京王からの乗り換えの人が多いそうです。
各駅停車が急行系よりも空いているかというと、あまり差はなく、車両は基本どれも混んでいるとのこと。特に真ん中よりのエスカレーター前などは、地下1階・地下2階どちらも駆け込む人が多いので混みやすいかもしれないとのことでした。
そして、最後尾にある女性専用車両があるということもアドバイス頂きました。

下北沢駅から乗った、JRの混み具合・混雑率の実態を調査してみた

それでは、実際に下北沢駅から乗って新宿駅に向かいつつ、混み具合の実態を調べてみましょう。

下北沢駅の混み具合について

下北沢駅構内

朝8時過ぎの小田急・下北沢駅の状況です。
まずは中央口改札。京王から小田急へ向かう人だけでなく、反対に小田急から京王へ向かおうとする人の流れも多く感じました。改札を入ってすぐにエスカレーターがあるという位置関係も影響していそうです。

下北沢駅構内
同じく東口改札。こちらも入る人、出る人と双方いました。左側には駅員さんがいる事務室があります。

下北沢駅構内
そして南西口改札です。もちろん利用者はいますが、改札機の数が少なめであるのと、駅係員の人がいない(連絡用のインターホンがあります)という点で注意は必要です。

下北沢駅構内
あらためて、改札の中に入ってみます。
地上1階に当たる改札内は細長く、中央部にはトイレや蕎麦屋さんなどがあります。
特に改札外のみならず、改札内にもコンビニがあるというのは、いろいろな場面で重宝しそうです。

下北沢駅構内
各駅停車は地下1階から、快速急行や通勤急行は地下2階からの発車となります。発車ホームは2番もしくは4番の偶数の数字。なお地下はやや深めにあります。そのため、急行に乗りたいと思っていたものの急いでも地下2階に間に合うのが厳しそうな場合は、最初から地下1階の各駅停車に乗ることを考慮するのもアリかもしれません。
なお、新宿行きでない我孫子・綾瀬・松戸行きなどは、途中から東京メトロ千代田線となり、新宿駅へは着きません(代々木上原駅であらためて新宿行きへ乗り換えることは可能ですが、ちょっとした時間のロスになります)ので、注意してくださいね。

下北沢駅構内
また電光掲示板にも書かれていた通り、1号車は女性専用車両となっています。そのこと自体は問題ないのですが、1号車は急行・各駅停車など電車の種別を問わず、最後尾の車両となります。また新宿駅での出口は先頭寄りにしかありません。
電車は10両編成あるいは8両編成の長さなので、降車後に先頭寄りへ向かうのは結構大変です。新宿駅での移動のスムーズさをとるか、あるいは車内でのやや快適な環境を選ぶかは、悩ましいかもしれません。

下北沢駅構内
降りると、ちょうど電車のドアが閉まり、発車するタイミングでした。目視での混雑率は170%くらいに感じました。

次の電車の到着を待ちますが、地下1階も地下2階も朝のラッシュ時は2~5分の間隔で電車が来るので、さほど時間をムダにしている感覚はありません。
並んでいる人も各ドアの前に3、4人くらいでした。

下北沢駅構内
そして、到着した電車に(あえて女性専用車両を外して)乗り込みます。
3名ほど降りますが、同じ人数が乗るので、中の混雑具合は変わらず。最後に乗り込んだので、立っていた場所はドアの真ん前。手に持っていたスマホを操作するのが結構ギリギリでした。

3分後に、電車は代々木上原駅に到着。ちょうど寄りかかっていたドアが開き、他の人の迷惑にならないよう、自分も急いでいったん降ります。ここで、(おそらくは東京メトロ千代田線へと乗り換えると思われる人が)8人降りました。
さすがに座ることはできませんが、追加で乗ってくる人は1人だけだったので、少し空間に余裕が出てきました。

そして揺られること8分。電車は無事に新宿駅に到着しました。
全車両から一斉に人が降りるため、急いで改札に向かうのも難しく、改札の外に出るまでにそれだけで1、2分はかかりました。

下北沢駅を快適に利用するためのポイント

下北沢駅から新宿駅へ向かう際に、混雑を避けて快適に利用するためのポイントや情報を整理してみました。

・小田急の3つの改札のうち、特に京王からの乗り換えで利用する人が多い、中央口改札が混雑する。

・ホームは、急行系は地下2階、各駅停車系は地下1階にある。なお時折、新宿行きでない電車も到着するので注意が必要(代々木上原駅で乗り換え可能)。

・どの車両も混みがち。なお、最後尾の1号車は女性専用車両。

・途中停車する代々木上原駅では結構多くの人が降りる。少し混雑が緩和される。

・新宿駅の出口は先頭車両寄り。そのため、最後尾の1号車などは少し大変。

まとめ

以上、朝8時台に下北沢駅から新宿駅へ向かう場合について、下北沢駅の基本情報、通勤ラッシュ・混雑時間の情報について、ご紹介しました。
10分ちょっとの乗車時間で、特に急行系の場合は途中停車駅も1駅だけではありますが、朝の通勤ラッシュは、少しでも快適に過ごしたいもの。ぜひ、参考にしてくださいね!
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