西荻窪の日本茶カフェ「Satén japanese tea」 ― 極上の抹茶ラテとあんバタートースト | 女性の一人暮らし・賃貸物件なら【Woman.CHINTAI】    
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極上の抹茶ラテとあんバタートースト ― 西荻窪「Satén japanese tea」

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西荻窪にある「Satén japanese tea(サテン ジャパニーズ ティー)」は、日本茶のプロとコーヒーのプロが手がけるカフェ。煎茶や抹茶ラテなどのアレンジドリンクから、コーヒーまで豊富なメニューが揃います。あんバタートーストをはじめデザートも豊富。朝のスタンドの様子をのぞいてきました。

西荻窪から徒歩5分。日本茶カフェ「Satén japanese tea」

西荻窪駅から南口を出て、吉祥寺方面へ線路沿いを5分ほど歩くと、開放感のあるカフェが右手に現れました。日本茶からコーヒーまで楽しめるカフェ「Satén japanese tea(サテン ジャパニーズ ティー)」です。

「Satén japanese tea」の外観

古民家の軒先のようなノスタルジックなテラス。道の角という立地を活かし、春と秋だけ開放している扉からは心地よい風が店内を通り抜けます。

「Satén japanese tea」のカウンターの茶器

「Satén japanese tea(サテン ジャパニーズ ティー)」は、日本茶とコーヒーのお店を営んでいた”茶リスタ”の小山和裕さんと、「ブルーボトルコーヒー」でバリスタとして勤務されていた”バリスタトレーナー”の藤岡響さんが運営する”日本茶スタンド”です。

美しい深緑の抹茶ラテは、抹茶本来の味わいが楽しめる一杯

「Satén japanese tea」の「アイス抹茶ラテ」

「Satén japanese tea」で人気のメニューは「アイス抹茶ラテ(税込560円)」。深い森のような、美しい緑に目を奪われる一杯です。
カウンター席はドリンクがつくられる過程をじっくりとみられる特等席。手を触れてみると、カウンターの表面には手漉きの和紙が貼られています。肘をついていても冷たくないようにという心配りなのだとか。

丁寧に抹茶を点てて、ラテをつくっていく様子に見入ってしまいます。

「Satén japanese tea」で使われている茶器
茶器はひとつひとつ手づくりのものを使っています

「Satén japanese tea」茶を点ててるところ

「Satén japanese tea」点てられた茶を注ぐところ

「Satén japanese tea」の「アイス抹茶ラテ」
小山さん:「温かい抹茶で氷が溶けるので、写真はお早めに」

あっという間に鮮やかな緑と白の2色に分かれた抹茶ラテが完成。「飲む前によく混ぜてくださいね」と小山さん。ひとくち口をつけると、とてもまろやかで苦味が少なく、やさしい抹茶の味わいが口いっぱいに広がります。

抹茶本来の味わいを楽しめるようにと、「Satén japanese tea」の抹茶ラテには、お砂糖などの甘味を加えません。
抹茶と牛乳は相性の良いものを見つけるまで、何度も試作を重ねたそうです。

小山さん:「抹茶は、京都府宇治市の製茶辻喜(つじき)のものを使用しています。育てるところから販売までされている、希少な農家さんの抹茶です。
牛乳はタカハシ乳業さんの低温殺菌牛乳を選びました。牛乳くささを抑えた低温殺菌のものです」

「Satén japanese tea」の「アイス抹茶ラテ」の抹茶部分
まるで新緑の苔寺のような美しさ

藤岡さん:「日本茶って本来、1煎、2煎、3煎ってゆっくり楽しむ文化でもあるだと思うんですけど、テイクアウトでの場合は、それをちゃんと一杯でまとめるような淹れ方で抽出しています。僕らは『抽出舎』という会社を立ち上げていて。お茶とコーヒーのプロとして、素材の味をベストに引き出すというのを軸にしているんです」

日本茶にもコーヒーにも合わせたい「あんバタートースト」

こだわりが詰まった抹茶ラテにおすすめするのが「あんバタートースト(税込450円)」。あんバターのパンは、経堂の「onkä(オンカ)」さんというパン屋の特注です。

「Satén japanese tea」の「あんバタートースト」
バラの花びらのように盛られたバターが華やか

小山さん:「もちっとした食感で、皮は低温で薄く焼いていただいています。そんなに固くならずに、あんころ餅みたいな食感で食べられるように工夫しました。あんこは三鷹に製造所がある、専門店のものなんですよ」

小ぶりな正方形のサイズはおやつにぴったり。カリッとトーストされたパンに、小豆の素材の味が楽しめるあんこと塩気のあるバターが添えられたあんバタートースト。食べ終わりたくないほどの幸福感に包まれます。

あんバタートーストをメニューに取り入れた理由は、お茶にもコーヒーにも合うメニューだから。

「Satén japanese tea」の「アイス抹茶ラテ」と「あんバタートースト」

小山さん:「名古屋の喫茶店の流れか、コーヒーショップであんバターを出しているお店が多くて。今のスペシャリティーコーヒーの品種にあんこが合うんです。コーヒーにも日本茶にもマッチしつつ、イメージしやすいものということで選びました」

「Satén japanese tea」のカットされた「あんバタートースト」

アイス抹茶ラテとあんバタートーストの相性はいわずもがな。確かにこのおやつはコーヒーとも合わせてみたいデザートです。

デザートメニューでは、抹茶プリンも人気。抹茶ラテの抹茶とはまた異なるブレンドのものを使っていて、抹茶の味わいがしっかり楽しめるのが特徴だそう。こちらも緑が鮮やかで、たべるのがもったいない美しさ!

「Satén japanese tea」の抹茶プリン
画像提供:Satén japanese tea

カフェのお土産には、煎茶や焼き菓子、オリジナルグッズも

「Satén japanese tea」のオリジナルグッズ

「Satén japanese tea」はお土産に買いたくなるグッズやおやつも充実しています。

「Satén japanese tea」のオリジナル日本茶各種

日本茶各種はもちろん、本格的にお茶を楽しみたくなった方へ、急須や茶筅なども販売。
また、お茶請けにぴったりな梅干しや焼き菓子など、あれこれ買い物したくなるバリエーションも魅力的なんです。

「Satén japanese tea」で販売している梅干し、コーヒーシロップ、焼き菓子、茶筒入のTシャツ
茶筒(右下)の中にはTシャツが入っています

わたしはお土産に、梅干しと焼き菓子を買いました。とても美味しかったので、ぜひお土産にどうぞ。

日本の喫茶店らしさと北欧っぽさ。どこか懐かしい空間

「Satén japanese tea」の古民家の軒先のようなテラス

古民家の軒先のようなテラス。古道具やベルベットの椅子など、どこか喫茶店のような懐かしさと新しさが融合するインテリアの秘密について、スタッフの藤岡さんへお聞きしました。

藤岡さん:「『小洒落たカフェは入りにくい』という方もいらっしゃるので、喫茶店のような、懐かしい要素を取り入れて、気軽に入っていただけるような雰囲気にしています」

重たい印象にならないように、和の要素の中に淡いグリーンがアクセント。照明は落ち着く明るさに。カウンターの距離感でもコミュニケーションが変わるので、お客さんとの距離にまでこだわった設計です。

「Satén japanese tea」の作業中のスタッフ

「Satén japanese tea」の店内の席

日常に根ざした、気軽なお店でありたい

入りやすさ・居心地の良さを重視したお店づくり。こだわったメニューと合わせて、開店直後からお客さんがひっきりなしに訪れる人気店になりました。
取材のあいだも、地元の常連さんや観光で訪れた海外の方など、幅広いお客さんが朝の時間をすごしています。

「Satén japanese tea」の店内から見える道

藤岡さん:「『日常に根ざす』というのはポイントですね。できる限りお茶だけではなく、アレンジドリンクやお酒やコーヒーなども用意して。一日のうちに何回でも立ち寄れるようにしたいなって。昨日は朝来たけど、今日は夜お酒を飲みにとか。抹茶ビールやお茶を使ったカクテル、大人のクリームソーダなど夜限定のメニューもあります」

「Satén japanese tea」で飲めるお酒たち

一度訪れたら「こんなに自由な日本茶のお店があるんだ!」と感激するはず。日本茶を軸に色々な文化のよいところを取り入れたお店は、独特なのにどこか懐かしい居心地の良さを感じました。

朝昼晩、飽きずに楽しめる豊富なメニュー

「Satén japanese tea」にはじめて訪れて驚いたのが、豊富なメニュー。一日に3度訪れたとしても、全制覇するには相当な時間がかかりそう。海外のカフェ文化のように、朝昼晩と通ってほしいという思いから、幅広いメニューを用意しているんだとか。

「Satén japanese tea」のメニュー

藤岡さん:「抹茶ラテひとつとっても、エスプレッソのように捉えて、ミルク量を変えて提供しています。ピッコロとかミルクの少ないマキアートとか。素材の味を生かしつつアレンジをしているというのは、この店の特徴のひとつですね。
これからお茶のスタンドをやりたい人とかにとってお手本になるような、いろんなアレンジを積極的に試しています」

「Satén japanese tea」のハムサンド

「Satén japanese tea」の抹茶ドリンク

「Leaf to Relief -茶葉から一服へ- 」というコンセプトを掲げているのは、茶畑で育てられた茶葉がどういう過程で加工されて、一杯になるまでを伝えていきたいという思いから。

「日本茶スタンド」という気軽さを大切にしたい。こだわりのひとつひとつをこちらから説明することはないけれど、尋ねられたらきちんと答えたい。そんな思いでお店に立っているとのこと。

極上の抹茶ラテづくりを目指して出会った二人

二人で営む「Satén japanese tea」の始まりは、本格的な抹茶ラテをつくりたいというきっかけから。

藤岡さん:「僕がコーヒーの仕事をしていて、お茶を使うコーヒースタンドをやっていたんです。ある時、本格的な抹茶ラテを出すことになって。たまたま知り合った小山と話しているときに、理想の抹茶ラテをつくろうと試作をはじめたのがきっかけです」

「Satén japanese tea」の店内の二人

砂糖を入れないものも多いカフェラテに対して、抹茶ラテは砂糖を加えたものが主流。本来の抹茶の香りや味わいが感じられる抹茶ラテをつくろうと考えたお二人。

まろやかな味わいで、見た目にも美しい抹茶ラテは、お二人のこだわりが詰まったメニューです。

一日に何度も立ち寄りたくなる、日本茶スタンド

「Satén japanese tea」のショップカード

「おはよう、エスプレッソひとつ」

ヨーロッパを旅したときに、朝のカフェで見かけた紳士がこう言いました。スタッフからカップを受け取ると、砂糖をさっと溶かし、一瞬で飲み干して出かけていく。そのフラットな感じに惹かれたのを覚えています。

「Satén japanese tea」の接客をする店主

日本茶カフェ「Satén japanese tea」は、昔ながらの喫茶店のような落ち着いた雰囲気と、ふらっと立ち寄れるスタンドらしい気軽さをあわせたお店。

西荻窪さんぽの始まりに、まずはおいしい抹茶ラテをいただきに。歩き疲れた午後のおやつにコーヒーとあんバタートーストを。夜はお酒をひっかけに行こうかな。
一日に何度も訪れたくなる「日本茶スタンド」へ、遊びにいってみませんか。

Satén japanese tea(サテン ジャパニーズティー)

東京都杉並区松庵3-25-9
TEL:03-6754-8866
営業時間:
火-木・土日 10:00-21:00
金 10:00-23:00
定休日:月
https://saten.jp

取材・執筆:チヒロ

※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

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