Vol.07 荒川自然公園で「喜田家」の生どら焼き【こうえんとわがしと、わたし】 【Woman.CHINTAI】
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Vol.07 荒川自然公園で「喜田家」の生どら焼き【こうえんとわがしと、わたし】

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喜田家 生どら焼き

まだまだ暑い8月のある日の夕方。今日は知らない街に行ってみよう。メトロに乗ってなんだか妙にときめいた街、「町屋」に降りて見ることにしました。直感で行ってみたい! と、ときめく街にはどんな風景が広がっているのかワクワクしながら。

駅から出ると左右には商店が並び大きな商店街があります。駅から歩いて約3分。たまたま見つけたのは大好きな和菓子屋さん「喜田家」。他の店舗には行ったことがあるのですが町屋の店舗は初めて。同じお店でも街によって変わる雰囲気を楽しむのも和菓子巡りの1つです。

「明日のお菓子は何かね?」
おばあちゃんが見つめる黒板の先には日替わりのお菓子の一覧。足しげく通う常連さんのようです。店頭にはお赤飯、お団子、大福などの日常のおやつが並びます。店内をぐるぐる回っているとパッと目についたのが水色の涼しげな袋に入った「夏の生どら」の文字。

そうだ、喜田家のどら焼きが大好きなんだった! ふわっふわのカステラ生地にかぶりついた甘い記憶が蘇ります。太陽が元気なこの季節、今日は冷たい生どらにしようと決めました。
買った生どらは冷凍庫から出てきたばかり。着く頃には食べ頃になるだろうとお店から10分ほど歩いた先にある公園へ向かいます。

公園につくとプールで遊んだ子供達の姿。ぬれた髪をお母さんに拭いてもらいながら「また来ようね!」と元気いっぱい。夕焼け色に光る誰もいないプールにだんだん近づく夏の終わりを感じました。

手を繋いで帰るお母さんと女の子。
焼き鳥屋さんから香るたれの香ばしいにおい。
店先で打ち水をするおかみさん。

町屋の商店街にはこの街の人たちの「日常」が詰まっていました。これから家に向かう人たちの和やかな雰囲気はとても素敵で、羨ましくなるほど。遠くに見えるスカイツリーを眺めながら、今度は私が家に向かって歩く番。だんだん沈む夕日とともに駅へと向かったのでした。

今回で「こうえんとわがしとわたし」は連載終了になります。

和菓子を買って、近くの公園で食べる、私にとって何気ない日常がコラムにできたことをとても嬉しく思います。また、日常を改めて言葉にすることで何気無い景色に色がつき、街を歩くことがこんなに楽しんだと気づくことができました。

夏も終わりに近づき、秋づく和菓子をあなたが感じる番。元気がないとき、ふらっと和菓子屋さんに遊びに行ってみてください。きっとやさしい気持ちになれるはず。

楽しい時間をありがとうございました!

喜田家(きたや)

夏の生どら 1個230円
東京都荒川区町屋1-2-12
TEL:03-3893-0831
定休日:年中無休
http://kitaya.info/

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※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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