- odekake
- 2018/07/24
いつか誰かにもらったお菓子。緑色の箱には大好きな梅の柄。珍しい形と変わった名前。とってもとってもおいしくて、夢中でほおばったおまんじゅう。今回はそんな思い出の味を求めて、門前仲町にやって来ました。
深川不動尊仲見世にある小さなお店「梅花亭」。名物は江戸時代から残る平べったいどら焼きです。見覚えのある緑色の箱が並ぶ中に見つけたのは、お目当ての亜墨利加饅頭(あめりかまんじゅう)。
「お客さんと話すのが楽しくてね、ふふふ 」とお店のおばあちゃん。「西洋のお菓子をヒントにした日本最初の焼き菓子で、栗饅頭の原型って言われてるのよ。10月にはべったら市っていうお祭りもあって。その時にしか出さない特別なお菓子もあるからまた遊びにおいで」お店やお菓子、街の歴史も教えてもらいました。
元気な子供達の声が響く公園でいただきます。。縦長のおまんじゅうの上にちょこんと座ったくるみ。「久しぶりだね」そんな声が聞こえたような。外側の生地はちょっぴり甘くてふかふか。中にはもったりとした白あんが入っています。
真っ白のあんこは眩しい日差しに当たって輝きます。おまんじゅうはあの頃と変わらずとてもおいしくて、懐かしさも加わって、タイムスリップした気分。思い出の味は場所も時間も超えて素敵な出会いを導いてくれました。
絵に描いたような青空と入道雲。暑い、暑いとわるものにされがちな夏ですが、私はエネルギー溢れるこの季節が大好きです。ギラギラと照りつける太陽に負けないぞーっと心で叫んだのでした。
梅花亭(ばいかてい)
亜米利加饅頭 1個162円
東京都江東区富岡1丁目13-10
TEL:03-3641-3528
定休日:年中無休
https://www.baikatei.asia/
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※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。
※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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