Vol.03 目黒川船入場で「喜風堂」のあんだんご【こうえんとわがしと、わたし】 【Woman.CHINTAI】
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Vol.03 目黒川船入場で「喜風堂」のあんだんご【こうえんとわがしと、わたし】

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いちご大福、三色だんごに桜餅……。季節の和菓子を満喫した今年の春とも、もう少しでお別れ。満開の桜が印象的だった目黒川を訪ねて中目黒へ向かいました。ほっこりした和菓子屋さんを見つけようと、探検気分でお散歩スタートです。駅から目黒方面に徒歩3分ほど、大きな商店街があらわれます。駅のスタイリッシュな雰囲気とは異なり、懐かしい雰囲気です。

商店街の入り口に、ひっそりと佇む和菓子屋さんを発見。お店の名前は喜風堂。喜びの風。なんて素敵な名前だろう。お店に入ると迎えてくれたのは柔らかい笑顔が素敵なお母さん。ショーケースには色とりどりの和菓子が並びます。「いちご大福や草餅はもうおしまい。あと2~3日で柏餅も始まるよ。春ももうおわりね~」そんな一言になんだか切なくなってしまいます……。「地域のおじいちゃんやおばあちゃんが『小さい頃親が買ってくれた』なんて、懐かしがって買いに来てくれるのよ」とお母さん。そういえば、小さい時近くの和菓子屋さんでおだんごを買ってもらっていたなぁ。私まで懐かしくなって、今日はつぶあんがたっぷりのったあんだんごを選びました 。

すっかり話し込んでしまい、お店を出るのが名残惜しい。「またきますね!」と別れを告げ、川沿いを歩いていきます。見つけたのは煉瓦造りが印象的な広場。あとから調べると、ここは「目黒川船入場」といって、たくさんの船が入れるように川幅が広くなっている場所。物資を運搬するために使われていたそうです。新しい発見がお散歩の楽しみ。 すれ違う人たちが「すっかり暑くなったね」と声をかけ合い、今は地域の方の憩いの場所のようです。

目黒川と葉桜、今年最後のお花見です。和菓子を楽しむようになって、季節を楽しむ機会も増えました。なんでもなかった景色の一つひとつが輝いて見えます。春とのお別れの寂しさを感じながら食べたあんだんご。ふわふわのおだんごとトロッとしたあんこが重なり生まれるやさしいハーモニー。食べ終わる頃には、「今年の夏はどんな和菓子に出会えるだろう」と次の季節にわくわくしているのでした。

喜風堂(きふうどう)

あんだんご 130円(税抜)
東京都目黒区上目黒2-37-12
Tel:03-3712-3679
定休日:不定休
http://www.kifudo.jp/index.htm

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※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

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