Mucchi's Caféの【おとなの絵本教室】Vol.8「いちにちおもちゃ」 【Woman.CHINTAI】
 
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Mucchi’s Caféの【おとなの絵本教室】Vol.8「いちにちおもちゃ」

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何も考えなくてもいいじゃない、笑うといいよ

「おもちゃって、たのしそうだな よし、いちにちおもちゃに なってみよう。」

この一文からはじまります。
主人公がおもちゃになったつもりで、お話がすすんでいくんでしょ、みなさんそう予想されますよね。そうなんです。そうなんですが、いい意味で期待を裏切ります。

想像以上の光景がページに広がります。

SNSで「いちにち カスタネット」になったら、というページの躍動感がハンパないと話題になったのをご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

大人が素直に何も考えずに大笑いできる絵本。難しい理屈なんていりません。それぞれのおもちゃの特性を上手に表現しながら、身近にあるおもちゃに主人公が置き換わる様子が絵で表現されています。ユニークながらもじわじわ身に染みて伝わってくる1冊。

自己を他と置き換えて条件や環境の変化を想像する、予想を裏切らないオチが気持ちよいのです。遊ぶ側から、遊ばれる側へと変わった主人公の男の子をみて、「そりゃ大変だよね」と無条件で納得します。

きっと読んだ子どもの中には、「こんなにおもちゃは大変なんだから、大事に使ってあげないと!」と感じる子もいるかもしれませんね。

短い文章の中込められたものがたくさん詰まっているものが絵本。文章が短すぎても伝わりにくかったり、反対に長すぎても伝わわらなかったり・・・作者が厳選した言葉のリズムの上に、絵を描く方が文章では表現しきれないところの情景を描いている、それが絵本です。この「いちにち おもちゃ」はそれがとてもよくマッチした1冊だと思うのです。

この絵本のほかに「いちにち○○」シリーズ化されていて「いちにち むかしばなし」「いちにち のりもの」など、最新刊ですと「いちにち じごく」が発売され、全8冊出版されている人気シリーズです。他の「いちにち」シリーズもぜひチエックしてみたいものです。

中身をご紹介できないのが残念!ぜひ自身の目で絵本をご覧になって、人目もはばからず大笑いしてスッキリしてみませんか。

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著者:まどかさん
福島県出身。元保育士、夢の国の住人を経て現在、高円寺にある「絵本カフェ ムッチーズカフェ」の店長として、オーナーむっちと共同経営中。絵本専門士として、店内に置く絵本を選書しています。口癖は「ご縁って大事よね~」。ゆでたまごが好き。お店のTwitter の中の人。

いちにち おもちゃ

文:ふくべあきひろ
絵:かわしまななえ
出版:PHP研究所

※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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