「ストロバヤ」ロシア料理店のかぼちゃプリン|秋は、いもくりかぼちゃ! 第3話 【Woman.CHINTAI】
 
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「ストロバヤ」ロシア料理店のかぼちゃプリン|秋は、いもくりかぼちゃ! 第3話

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先日、職場で取引先の方からいただいたかぼちゃプリンの味が忘れられない。新宿の高島屋で購入したのだと言う。容器に貼られたラベルには、かわいらしいマトリョーシカが印刷してあった。そしてその横には「浅草」「ストロバヤ」という文字が。

ストロバヤ

検索してみると、浅草にある老舗ロシア料理店「ストロバヤ」のかぼちゃプリンみたい。高島屋に卸しているのと同じプリンがランチコースのデザートとして選べると知って、さっそく今度の週末に行ってみることにした。ちょうど、ロシア料理を食べてみたいと言っていた同僚がいたから声をかけてみよう。

「ストロバヤ」に向かうには、地下鉄の浅草駅よりつくばエクスプレスの浅草駅や田原町駅の方が近い。浅草に訪れるのは数年ぶりだという同僚が、迷わずお店までたどり着けてよかった。駅からの道中、狭い通りの隙間からスカイツリーが見えるのに感動したらしい。

ストロバヤ

歴史を感じさせる重厚な扉を開けると、ふわりといいにおいが漂ってきた。かぼちゃプリンはもちろんだけど、久しぶりに食べるロシア料理も楽しみ。

ストロバヤ

店内を見回すと、そこかしこにマトリョーシカが並べてある。かわいい。こういうの見ると家にも飾りたくなるよね、と同僚と話しているうちに、サラダとパン、ボルシチが運ばれてきた。

ストロバヤ

ボルシチは、酸味を感じるあっさりした味。トマトが強めなのかな。お水を注いでくれた店員さんに尋ねてみる。

「夏から秋にかけては、さっぱりいただけるようにトマト感を強めにしています。本当に微妙な差なんですが、寒い季節には濃厚な味わいにしているんですよ」

「それなら、また冬に来たいな」と、はじめて食べるボルシチが気に入ったらしい同僚。次に運ばれてきたカニクリームコロッケも絶品だった。

ストロバヤ

メインは、トマトソースとサワークリームがたっぷりかけられたキャベツロール(ロールキャベツではなく!)。しっとりとした牛ひき肉とキャベツのハーモニーが絶妙で、かなりのボリュームなのにぱくぱくと食べ進めてしまう。「全部、すごくおいしいね」という同僚の言葉に深く頷きながら、コースメニューをきれいに平らげた。

ストロバヤ

「けっこうボリュームがあるでしょう。デザートをお持ちするのは少し後にしましょうか?」

お皿を下げながら気遣ってくれた店員さんは、どうやらオーナーシェフみたい。「ストロバヤ」は、ロシア語で「食卓」という意味。昭和52年の創業以来、ご家族で経営するストロバヤの料理のおいしさの秘密は、「食卓」に集まったお客さんを満腹にしたいという想いなのかも。

ストロバヤ

わたし、今日の一番のお目当てはかぼちゃプリンなんです。そうオーナーシェフに伝える。

「ありがとうございます。それは……かなりハードルが上がってますね。緊張するなぁ」

気恥ずかしそうに笑って、厨房へ戻るオーナーシェフ。しばらくすると、ケーキのように美しく盛り付けられたかぼちゃプリンを持ってきてくれた。

ストロバヤ

飲み物は、せっかくだからロシアンティーをチョイス。バラのジャムをひとさじすくって紅茶に溶かしこむ。ひと口飲むと、鼻に抜ける華やかな香り。花びらが紅茶に浮かんでいるのも優雅だ。

ストロバヤ

満を持して、かぼちゃプリンにフォークを入れる。口に運んだ瞬間に思い出す、はじめて食べたときの感動。本当にまったく同じ味だ。かぼちゃの自然な甘さ、しっとりとした食感。甘さ控えめなのに後を引く。バケツいっぱいプリンを食べたい、なんて言う人がいるけど、わたしも、このかぼちゃプリンならバケツいっぱい食べられそう。

ストロバヤ

最後のひと口まで無心で食べて、ロシアンティーでほっとひと息。目の前の同僚のお皿も、わたしのと同じように空になっている。

甘いものって、食べると幸せになるよねぇ。いっぱいになったお腹をさすりながら、のんびりそんなことを話す。最近食べたお気に入りの「いもくりかぼちゃ」スイーツの話をしたら、「他にも、浅草におすすめのお店はあるの?」と、目を輝かせて聞いてきた。

旬のおいしさが、季節のスイーツが、わたしたちにくれる癒やし。寒い冬がくる前に、好きなものを思いっきり味わおう。素敵なお店だともっと楽しい。誰かと一緒ならもっとおいしい。

今日は、あといくつ食べられるかなぁ。

ストロバヤ

ストロバヤ

東京都台東区西浅草2-15-8
TEL:03-3841-9025
営業時間:ランチ 11:30-15:00(LO14:00)
ディナー 17:00-22:00(LO21:00)
定休日:木・第3金
https://www.stolovaya-asakusa.com/

取材・編集:菊地 飛鳥
企画構成:haletto編集部

写真:川瀬 一絵
島根県出雲市出身。忘れっぽいことへの焦燥感から写真を撮り始め、些細な体感を収集するように撮影を続けている。
近所や訪れた先々で適当に散歩して道に迷うのが趣味。

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※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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