【scene 03 御徒町、天空の寺院 ― まわる東京、緑色の電車に乗って】 【Woman.CHINTAI】
 
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【scene 03 御徒町、天空の寺院 ― まわる東京、緑色の電車に乗って】

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御徒町1

見慣れた車窓からの景色。流れていく東京の街並み。そこへふと横切る「空の寺院」が御徒町にあります。上野—御徒町間を走る山手線から見ることのできる「摩利支天徳大寺」。雑然とした街並みの中で異彩を放つ朱塗りのお寺を見つけました。

御徒町駅の北口。右手の信号を渡った先には、上野駅方面へと広がるアメ横の入口があります。平日の昼間だと言うのに、さすがアメ横、なかなかの混み具合です。スポーツ用品店やゴルフ専門店などが立ち並ぶ通りに飛び交う客寄せの声。活気あふれる雰囲気につられて、何も買うつもりがなくても、ついつい品揃えを覗いてみたくなりますね。

キョロキョロしながら歩いていると、左手に現れる「アメ横開運食品街」の赤いのれん。そしてなんと、八百屋さんや干物屋さんといった店舗が並ぶその真上に、天空の寺院「摩利支天徳大寺」があります。

1階が店舗で、2階が境内となっているつくりのお寺は全国でも、ここ「摩利支天徳大寺」だけ。赤いのれんの上にある矢印に従って左折します。メイン通りと比べると少し狭くなった道の両サイドに店を構えるのは、アメ横の代名詞でもある「二木の菓子」。たこ焼き屋さんののぼりも風にたなびき、とにかく視界に「赤」が多い!

一歩一歩、石段を登るごとにアメ横の喧噪から離れていくような感覚に包まれました。このお寺のご利益は「開運勝利」。江戸時代中期の創建と伝えられ、本堂に祀られている摩利支天像は、あの聖徳太子の御作と伝えられています。江戸時代には、摩利支天は武士階級の守護神でした。多くの武士や町民が聖徳太子の手による摩利支天像のご利益に授かろうと、創建以来、門前通りは大いに賑わったのだそうです。

本堂でお参りを済ませた後は、「アメ横のオアシス」とも言うべき境内でしばしのんびりすることに。ベンチに座っていると、日蓮聖人立像ごしに、山手線や京浜東北線が走る姿が見えました。敷地内にある七面大明神と石橋稲荷神社にもお参りを済ませ、境内を後にします。

電車の中から見た光景を、実際に駅に降りてみて確かめる。なじみ深いアメ横も、上野側ではなく御徒町側から入るだけで、見たことのない景色が広がっていました。

御徒町駅へと引き返す前に、のぼりを見掛けた時から気になっていたたこ焼きをパクリ。摩利支天の向かいにあるたこ焼き屋さんということで、なんとなくご利益もありそう。400年の歴史を持つ「開運勝利」のパワーを体内に取り込むイメージをしながら、6個入りをペロリと平らげてしまいました。

摩利支天徳大寺

東京都台東区上野4-6-2
TEL:03-3831-7926
開門時間:6:30-18:30 祈祷受付:9:00-18:00
http://www.marishiten-tokudaiji.com/

取材・執筆:菊地 飛鳥
企画構成:市井 了
編集:haletto編集部

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※この記事は、2019年11月までおでかけメディア「haletto(ハレット)」で掲載されていた内容を、公式に転載したものです。

※金額など掲載されている情報は記事公開時点のものです。変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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