15平米って何畳?一人暮らしには狭い?15平米で多い部屋の間取りについて徹底解説

 

賃貸物件を探すとき、間取りが畳ではなく平米で記載されているときがあります。

「畳で表記されていればわかるけど、平米でいわれるとイメージが湧かない」という人も多いのではないでしょうか。平米表記について詳しい知識があれば、お部屋探しの選択肢が広がるので、理想の物件を見つけられる可能性が高くなるでしょう。

今回は「15平米」を例に、15平米とは畳何畳分になるのか、どれくらいの広さなのか、一人暮らしに適切な広さなのか?などを解説します。覚えておけば、きっとお部屋探しがスムーズになりますよ!

そもそも15平米って何畳なの?

 

 

15平米とは、畳でいうと何畳分にあたるのでしょうか。畳で表したときにどのくらいの広さなのかがわかれば、イメージがしやすくなります。

どのくらいの大きさか

平米とは1平方メートルのことで、1つの辺が1メートルの正方形の面積のことを指します。日本では昔、メートルを「米」と表していた時代があり、その名残で、平米と表されるようになりました。

15平米とは、縦3メートル、横5メートルの大きさにあたります。

1人暮らしをする場合、部屋の大きさはワンルームになることが多く、部屋の広さは6畳程度であることが一般的です。畳を平米に直す際は、1畳=約1.62㎡(※)で計算します。6畳は6×1.62で、9.72平米となるので、約10平米ということになるのです。ただし、1畳がどれくらいの大きさになるかは地域によって異なるので、地域によって微妙に大きさが変わります。

(※)不動産の表示に関する公正競争規約において、1畳の換算数値は1.62㎡以上と規定されています

何畳の部屋か

▼関東地方で多く用いられる建築寸法:「江戸間」
畳の大きさを、縦176cm×横88cmとして設計します。

▼関西地方で広く用いられる寸法:「京間」
京間は全国でもとりわけ畳が大きく、縦191.0cm× 横 95.5cmとなっています。

▼中京地方や東北・北陸の一部に多い:「中京間」
京間の次に畳のサイズが大きく、縦の長さが182cm、横の長さが91cmになります。

▼集合住宅で広く用いられ、最も小さい畳:「団地間」
公団間や五六間とも呼ばれ、縦の長さが170cm、横の長さが85cmとなっています。

江戸間で算出すると、15平米は約9.66畳です。1平米約0.64畳となり、1畳は1.55平米ということになります。また、公正取引委員会の定めた計算式では、15平米は約9.25畳です。

一人暮らしに15平米という部屋の広さは適切なのか

国土交通省の「住生活基本計画」に記載されている「住生活基本計画における居住面積水準」においては、単身者に最低限必要な部屋の広さは最低25平米となっています。

また、同じく国土交通省が定める「誘導居住面積」によると、人が不自由なく暮らせる広さは約40平米です。ただし、40平米という広さは都市に住む単身者を想定した広さであり、郊外や都市部以外の単身者に関しては約55平米が適切とされています。

15平米は単身者に必要な部屋の大きさの最低水準に達していないので、住みにくさを感じてしまうかもしれません。特に、女性の1人暮らしは必要なものが多くなる傾向があるため、15平米では物足りなさを感じてしまう可能性が高いです。

15平米で多い部屋の間取りとは?

15平米の部屋の間取りは、1Kかワンルームであることが多いです。また、部屋には自らが所有できる部分を表す「専有面積」というものがあり、専有面積に含まれるものとしては、居室、収納(クローゼット)、風呂、トイレ、キッチンなどがあります。

逆に、専有面積に含まれないもは、ベランダ、バルコニー、ロフトなどです。15平米の部屋に住む際は、15平米という広さの中にどんなものが含まれているのかを確認する必要があります。

例えば、トイレやキッチンなど、居住スペース以外のものが広さの中に含まれている場合、思っていたよりも狭いと感じてしまうことも少なくありません。住んでからイメージと違ったという事態にならないよう、部屋の構造はしっかりと確認することが大切です。

実際に生活するスペースはどれくらいなの?

1Kとワンルームの部屋では、実際に生活に使えるスペースが異なります。ここでは、1K、ワンルームそれぞれの部屋について、居住スペースがどれくらい確保できるのかを見ていきましょう。

1Kの場合

 

 

1Kとワンルームの部屋の違いは、リビングとキッチンが扉で分けられているかどうかです。そして、リビングとキッチンの間に扉があるのが、1Kの部屋です。

1Kの部屋に住むメリットは、リビングとキッチンが分かれているので、料理の臭いや排水溝の臭いが部屋に充満しないことです。また、冷蔵庫など家電の音を気にせず生活できるという点も魅力です。1Kの部屋は、料理するスペースと生活スペースを分けたいという人に向いているといえるでしょう。

一方、1Kの部屋はワンルームの部屋よりも家賃が高くなる傾向があります。さらに、家で料理を作らないという人には、あまり1Kのメリットは感じることができない可能性が高いです。

家賃をできる限り抑えたいという人や、自炊をほとんどしないという人には、ワンルームのほうが向いているかもしれません。

ワンルームの場合

 

 

15平米のワンルームは、1つの部屋にキッチンを含む間取りになります。風呂とトイレが一緒のユニットバスの場合は洋室だと約7畳、ユニットバスではない洋室の場合は約6畳です。ワンルームの部屋に住むメリットは、1Kの部屋よりも家賃が安くなる傾向があります。

デメリットは、キッチンの臭いが部屋や家具についてしまう可能性が高いことです。また、ワンルームは玄関と部屋が仕切られていないことも少なくありません。玄関と部屋の間に仕切りがないと、玄関を開けたときに部屋の様子が外から分かってしまいます。

ワンルームの部屋と1Kの部屋を比較するときは、どこまでが専有面積に含まれているのかを確認することが大切です。

15平米の部屋はどんな人におすすめ?

 

 

15平米の部屋は広さの面ではあまり優れてはいませんが、生活する上でのメリットがあります。どんな人が15平米の部屋に向いているのかを紹介します。

家賃をなるべく抑えたい人

可能な限り家賃を安く済ませたいという人は、15平米の部屋に住むことで家賃を抑えることが可能です。15平米の部屋は広さで劣る分、家賃が安くなる傾向があります。広さで劣るといっても最低6畳ほどの広さは確保できるので、慣れればそれほど気になる問題ではありません。

家賃を抑えて趣味や買い物に使いたいなら、15平米の部屋は悪くない条件といえるでしょう。また、より家賃を抑えたいなら、1Kではなくワンルームの部屋を選ぶことが重要です。

家の中で過ごすことが少ない人

外出することが多く、部屋で過ごすことがあまりない人も、15平米の部屋で暮らすことに向いています。寝るときや食事をするとき以外ほとんど家にいないのであれば、部屋が狭くても問題ありません。広い部屋を借りても部屋にいる時間が少ないなら意味がありませんし、家賃も無駄に多くかかってしまいます。

荷物がかなり少ない人

いわゆる「ミニマリスト」と呼ばれる、必要最低限の荷物しか持たない人であれば、15平米の部屋でもシンプルにすっきりと暮らせるかもしれません。今現在は物をたくさん持っていても、引越しを機に断捨離してミニマリストになりたい!という人は、あえて15平米の部屋に住むことで持たない暮らしを始めることができるかもしれませんね。

15平米の部屋でなるべく快適に過ごすためのポイント

 

15平米の部屋でも工夫をすれば、快適に過ごすことが可能です。ここでは、15平米の部屋でも不自由なく生活するためのいくつかのポイントを解説します。

部屋の中に余計なものを置かない

部屋をできる限り広く使えるように、いらないものは引越しのタイミングで処分してしまいましょう。ものが少なければ引越しをするときに作業が簡単に済み、さらには費用も抑えられます。無駄なものを買う癖を直すことも可能です。

さらに、少ないものを大切にする、いわゆる「ミニマリスト」のような考え方や、生活する人にとって一番暮らしやすい大きさと価格の住宅「コンパクトハウス」も広まっています。狭い部屋でも広々と生活できるように、断捨離を行うことも大切です。

掃除をこまめに行う

掃除をこまめに行って、常に部屋の中を清潔に保つことが重要です。ゴミが散乱していたりものが整頓されていなかったりすると、実際の広さより部屋が狭く感じてしまいます。また、散らかっていると居心地が悪く感じ、リラックスすることができないといえるでしょう。部屋は心が落ち着く空間であることが大切なので、定期的に掃除をすることが必要です。

高さや奥行きのない家具を置く

高さのある家具や奥行きのある家具を使うと、部屋が狭くなってしまいます。そのため、部屋に置く家具は、低く奥行きがないものを選ぶことが大切です。

また、部屋のスペースにぴったりと合う家具を使うことも重要といえるでしょう。スペースに合わない家具を何個も置いてしまうと、無駄な空間ができて部屋を広く使うことができなくなります。

15平米は一人暮らしにはちょっと狭いけれど、工夫をすれば快適に住むことができる!

15平米のお部屋は住む人の使い方次第で、快適に過ごすことができます。15平米は少し狭いと感じる人もいるかもしれませんが、「家賃を抑えたい」「外出することが多い」など、あなたのライフスタイルに合ったメリットもあります。

15平米のお部屋に適したインテリア

 Woman.Storeでは、15平米でもできるインテリアコーディネートをご紹介しています!今回は3つのインテリアコーディネート例をご紹介。

 花柄×ブラウンコーディネート

 

花柄×ブラウンコーディネート画像

優しいブラウンを中心にフラワーモチーフを組み合わせたコーディネート。随所にちりばめられたアート感がポイントです。

ホワイトホテルライク

 

ホワイトホテルライクインテリアコーディネート

人気の高いオールホワイトコーデ◎シェルフ・アートボード・チェア背もたれの揃ったアーチがポイントです。

色味をそろえることでお部屋の広さがより広く見える効果があります。

モノトーンコーディネート

 

モノトーンコーディネート画像

憧れのモノトーン!初心者さんでもお部屋をすっきりおしゃれに見せやすい、おすすめのインテリアコーディネートです。

この3つのコーディネート以外にマネしやすいコーディネートがWoman.Storeでご紹介しています!ほかのインテリアコーディネートはこちら

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