- knowledge
- 2018/12/11
引越しで新居を探すのは大変ですが、これからの生活のために納得した部屋を探したいもの。お部屋探しは色々注意すべきポイントがありますが、「おとり物件」や「釣り物件」にも注意が必要です。
「おとり物件って何?」という人もいることでしょう。
この記事では、おとり物件や釣り物件がどのようなものか、これらの物件をしっかり見抜くために気をつけるポイント等をまとめました。
条件にこだわって部屋を探しているとおとり物件に引っかかってしまう可能性があります。この記事を参考に、ぜひおとり物件チェッカーになって下さい!
目次
おとり物件や釣り物件と呼ばれる物件とは?
おとり物件または釣り物件とは、不動産情報で公開されているものの実際に借りることができない物件のことです。
これらはすでに入居や契約済になっているにも関わらず「空室」として紹介されたままになっているのです。おとり物件を使う理由は顧客獲得をするためです。
おとり物件の悪質さは、不動産情報を見つけて問合せてきたお客さんに対して「すでに入居が決まった」「この物件は周辺環境に問題がある」などと入居が困難な理由を言葉巧みに話し、問合せた物件に類似したものを紹介し契約に結びつけることです。
ちなみにおとり物件は宅建業法32条で禁止されている違法なのですが、摘発をすることが困難なため、未だになくならないのが現状です。
おとり物件や釣り物件に引っかかってしまうケースとは?
おとり物件に引っかかると、自分が本来希望している予算や条件に合った部屋を見逃してしまうだけでなく、予算や条件に合わない部屋を契約させられる危険性があります。なによりおとり物件そのものが違法ですので、信頼のおけない不動産会社と契約するのは最大のトラブルの元です。
おとり物件のパターンは巧妙です。ネットで好条件の物件を見つけ、興味があるからと不動産会社に問合せると、最初は紹介可能と言われることがほとんどです。
しかし内覧を予約した前日や当日にすでに契約されたと言われ、急に希望していた物件が見れなくなる事態が発生します。その後、業者から「お詫びに別の物件を紹介したい」と新たな物件を紹介されそうになった場合は、希望物件がおとり物件だった可能性が高いです。
もちろんこれらが必ずおとり物件とは限りませんが、内覧を予約する前に予約が成立した、事前に物件の内覧をさせないなどの不動産会社はなるべく契約を考えた方がいいでしょう。
物件情報でおとり物件や釣り物件を見分けるポイントは?
おとり物件はかなり巧妙になっているため、知らずに不動産会社が進めるまま、ほかの物件を契約してしまった、という事例も少なくありません。しかし見分けるポイントを押さえておけばこれらの物件を回避することは可能です。
ネットで不動産情報を見る時もおとり物件や釣り物件を見分けるポイントがわかると、不本意な物件と契約することを防ぐことができます。どのようなポイントがあるのか見ていきましょう。
相場より家賃が異様に安い
おとり物件の確率が高いのは相場より好条件の場合です。例えばその地域のほかの物件より格段に家賃が安い、「敷金・礼金ゼロ」を謳っている、間取りが広すぎるなどの物件は詳しく調べてみてもいいでしょう。家賃が安い、敷金・礼金ゼロなどわかりやすい好条件の物件は、何か理由がある場合があります。
例えば家賃が安すぎる場合は、自殺や事件が発生した事故物件だったりすることもあります。お得で安い物件がいい、敷金・礼金ゼロの物件じゃないと嫌だ、などと好条件ばかりを考えていると、相場より安い物件に安易に飛びつく結果になりかねません。それはおとり物件に引っかかりやすくなり、大変危険なので注意しましょう。
現地での待ち合わせ不可
内覧のため現地集合を希望したにも関わらず、不動産会社から希望を却下された場合はおとり物件の可能性が高いと考えてもいいでしょう。ネットの不動産情報は内装の写真も細かく掲載していることが多いのですが、気になる物件は実際に内覧して自分の目で確かめたいものです。
特に自宅から物件が近い場合は現地で待ち合わせて案内してもらうことは特に珍しくありませんし、多くの不動産会社は快く承諾してくれます。現地集合が双方にとって便利にも関わらず、待ち合わせではなく直接来店を指示されるということは通常ありません。
業者によってはオーナーが現地集合を禁止しているという理由をつけ、直接店舗に来てもらうよう指示するようですが、オーナー側が現地集合を禁止するということはないようです。「お店に来ないと案内できない」のような説明も明らかに怪しいでしょう。
これらの案内が不動産会社側からあった場合はその物件は諦めたほうが賢明ですし、気になる物件があるけど、もしかしたらおとり物件かもしれない、と疑いを抱いた時の確認事項としても、現地集合を希望するのは有効です。
住所の詳細が不明
近年はネットで気軽に物件情報を見ることができますが、住所の詳細が分からない物件もおとり物件の可能性が高いので注意が必要です。通常は住所が記載されていますから、それをもとにグーグルマップで所在地を確認することができます。
しかし、住所の詳細や番地が特定されていないなど、詳細を検索することが難しい物件は、不動産会社側が詳細を知られては困るため、あえて住所の詳細を記載していないことが多いのです。物件は家賃や間取りも大切ですが、周辺環境もとても大切です。そのような情報の提示がない場合は、物件そのものが存在していないことからおとり物件ではないかと疑わしくなります。
物件情報を見る時は、住所の詳細まで記載があるのかきちんとチェックすることと、2つ以上の不動産情報サイトでチェックするようにしましょう。
物件情報の登録日が古い
好条件の情報を見つけた時でもすぐに飛びつかず、おとり物件の可能性を踏まえて細かいチェックが必要です。何気ないようですが、物件情報の登録日もおとり物件を見極めるポイントになります。登録から2週間たっていないかどうかが見極めポイントです。通常好条件の物件は2週間もかからずに借りられてしまいます。
誰が見ても好条件なのに、なぜか2週間以上経っても情報が掲載されたままの場合は、契約が決まっているおとり物件の可能性が非常に高くなります。ただし、不動産会社側のミスで消し忘れている場合もごくたまにあります。おとり物件か見極める時は2つ以上の不動産情報サイトを使い、それぞれで2週間以内に掲載されているかどうかを確認しましょう。
複数のサイトに掲載されていない
とても好条件だけどほかのどのサイトにも掲載されていない物件。そんな場合もやはりおとり物件の可能性があります。ひとつのサイトのみで掲載されている物件はすでに成約済の可能性があり、法律を遵守している良心的な不動産会社では決して掲載することがない物件だからです。
またサイトに「未公開物件多数あり」や、「来店者のみ紹介可能物件あり」などの文言がある場合も怪しいと考えた方がいいでしょう。この場合おとり物件がどうかを確認する方法としては、直接不動産会社に問合せるのが一番です。その時に該当物件が内覧のために現地集合することは可能か、ほかの不動産会社のサイトには物件が掲載されていないなど気になる点をしっかり確認します。
その際、不動産会社側から未公開物件があるなどと来店を促される場合はおとり物件の可能性がさらに濃厚になります。物件情報を確認する時は一つのサイトだけでなく必ず複数のサイトをチェックするようにしましょう。
ほかの不動産会社との条件が違う
気になる物件が複数のサイトに掲載されているけど、このサイトはほかの不動産会社と条件が違うと感じた場合も注意が必要です。この場合は条件を操作し、おとり物件として使っている可能性が非常に高いからです。
この場合も不動産会社へ連絡しほかの不動産会社と条件が違うことを伝えて確認をとりましょう。この場合は条件が違う不動産会社だけでなく、ほかと同じ条件を提示している不動産会社にも確認しておくと整合性が取りやすくなります。
通常条件があからさまに違うことはありえないので、単純に入力ミスだった可能性もあるのです。しかし、複数の不動産会社に連絡をして比較するのもその後の物件探しに役立つところがあります。例えばほかの不動産会社を批判したり悪く言うところは信頼性に欠けるので利用は控えましょう。
こちらの確認事項にしっかり答えてくれ、内覧で現地集合の希望も受け入れるなど対応のいい不動産会社は今後の物件探しの心強い味方になります。
次のページでは、不動産会社への問合わせ時のチェックポイントを紹介!おとり物件対策をしっかりしよう!
Ranking
knowledge Ranking
Category
希望に合わせたお部屋をプロに提案してもらう!
お部屋や引っ越しのご相談受付中!
- 対応エリア
- 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)・近畿圏・愛知県
待っているだけでプロがご希望に沿ったお部屋を提案してくれる!
登録は簡単3STEP
- STEP1
LINEではじめるボタンをタップすると、LINEが立ち上がります
- STEP1
LINEアプリを起動して[その他]タブの[友だち追加]でQRコードをスキャンします。
- STEP2
「CHINTAIエージェント for Woman」と友だちになる
- STEP3
たった7問のお部屋探しにまつわる質問に答えるだけで登録が完了!