18平米の部屋は何畳くらい?広さや間取りのイメージを持っておこう

18平米 の部屋は何畳くらい?

不動産会社などが物件を紹介するときにみられるのが「平米」という単位です。平米とはよく聞きなれた言葉でありながら、実際はどれくらいの広さをあらわしているのか理解していない人もいることでしょう。

では、一人暮らしの物件でよくある18平米とは、具体的にどのくらいの広さがあるのでしょうか。今回は、18平米の部屋のイメージ、賃貸物件の面積の見方などについて、詳しく解説します。

18平米は何畳?物件の広さを表す単位とは

 

一人暮らしの部屋

マンションやアパートなどの賃貸住宅に住む際、どこまでの空間が住居人の所有できる範囲になるのでしょうか。

賃貸住宅で、住居人が完全に個人の所有エリアとして所有できる専有部分(部屋の内側)を、専有面積といいます。この面積は、玄関ポーチやバルコニー、ロフトなどは含まれません。それら以外のエリアが、専有面積として住居人の所有空間に位置付けられているのです。

また、不動産の広さをあらわす単位には、平米、畳、坪といった複数の単位があります。1坪は、3.31平米で約2畳の広さになります。そのため、1平米は約0.3坪、0.6畳で、18平米は約11畳に相当します。物件を探す際は、何平米が何畳であるかを把握しておくと便利です。

18平米が何畳になるかは地域によって違う?

住む地域が変わると、同じ畳の数でも部屋が広く感じたり狭く感じたりすることがあります。その理由は、畳の大きさが地域によって異なるからです。

畳1枚で比べるとそれほどの違いはありませんが、部屋が大きくなればなるほどその差が出てきます。

タイプ(規格) 縦×横 1畳当たりの面積
京間 (きょうま)・本間(ほんま) 1.91m×0.95m 1.82㎡
中京間 (ちゅうきょうま) 1.82m×0.91m 1.65㎡
江戸間 (えどま) 1.76m×0.88m 1.55㎡
団地間(だんちま) 1.70m×0.85m

1.44㎡

 

『不動産の表示に関する公正競争規約及び施行規則』では、部屋の広さを畳数表記する場合、1畳は「1.62平米以上」で換算するよう定められています。この大きさは、愛知などで多く使用されている中京間(1畳1.6562平米)に近いサイズです。実際に物件を探すときは中京間を基準に考えるといいでしょう。

18平米の物件は何畳相当?一人暮らしには十分な広さ?

18平米の占有面積は「畳」の単位に変換すると、18平米÷1.62平米=11畳という計算になります。ワンルームタイプの場合は、占有面積の6割から7割程度が居室として使える空間だと言われているので、18平米の場合、居室空間は【6畳程度】だということが分かります。

また、一人暮らしの人が住む住居の専有面積は、1Kの間取りが多い25平米が平均です。不動産会社が情報として出す広告には平米が使われていますが、間取図には畳数で記載されています。

25平米を畳であらわすと、キッチンやバス・トイレなどのスペースを含めて約14畳、含めないと約7~8畳のスペースです。これくらいのスペースであれば、生活に必要な家具や家電を一通り置いても、部屋が狭くなることはなく十分に生活できます。

一人暮らしであれば15平米以上の物件でも、無理なく生活できるでしょう。部屋が狭ければ、それだけ家賃が安くなるというメリットがあります。そのため、大学生や新社会人など金銭的にそれほど余裕がない人の場合は、18平米以下のコンパクトな物件がおすすめといえるでしょう。

居室は何畳?18平米の物件の間取りや広さについて

 

一人暮らしの女性

18平米の物件とひとくちにいっても、実際には18平米の広さがすべて生活スペースとして使えるわけではありません。18平米のなかには、廊下や水まわりなどのスペースも含まれているため、実際に生活で使えるスペースは少なくなるのです。そのため、限られたスペースを有効利用するために、間取りなどを確認する必要があります。

続いて、18平米の部屋に多い間取りや居室の広さについて解説します。

間取りは?

専有面積が18平米となっている物件は、ワンルームか1Kの間取りが多いとされています。

ワンルームとは

居室とキッチンスペースに区切りがなく、文字どおりひとつの部屋になっている間取りです。居室空間の一角にキッチンやダイニングのスペースがある造りとなっています。居室とキッチンが一体なので、キッチンは安全を考慮して電気コンロやIHコンロを採用しているケースが多いです。設備にかかるコストが安い分、家賃が安い傾向にあるのがメリットといえます。

1Kとは

居室とキッチンスペースが区切られている間取りです。料理のにおいが居室に漏れにくいので、キッチンの使用頻度が高い人におすすめの物件です。

居室の広さは?

就寝など実際に生活をする空間である居室の広さは、1Kの場合は6畳以下となります。それに対しワンルームの場合は1Kに比べて、もう少し広くなるのが特徴です。

また、1K・ワンルームともにバスやトイレなどの水回りがどのように設置されているかによっても、居室空間の広さは異なります。アパートやマンションの水まわりでよく見られるタイプは、ユニットバスでトイレが一緒になっているタイプ、そして、バス・トイレが別々に設置されているタイプです。

バス・トイレがそれぞれ別々であればそれだけスペースを取るので、居室空間も狭くなります。居室空間が広いほうがいいか、バス・トイレが別々であるほうがいいか、物件を選ぶ際は水回りを事前にチェックすることが大事です。

居室が何畳あるかよりも大切?快適な18平米の物件を選ぶポイント

18平米の部屋は、同じ18平米であっても部屋の間取りなどによって、実際の広さが異なるのが特徴です。契約前に部屋を見る際に注意する点は、部屋に配管スペースなどがないかということです。

配管スペースなどの出っ張りが部屋にある場合、出っ張り部分も専有面積として含まれます。したがって、実際に生活すると、その出っ張りのために表示上の専有面積よりも狭く感じてしまうケースがあるのです。

物件を探す際は、表示上の専有面積に比べて実際の部屋はどうなっているのか、必ず現地に行って確認することが重要といえます。物件を実際に確認すること以外にも、チェックする点はいくつかあります。では、具体的にどのような点をチェックしなければいけないのでしょうか。

収納は多くあるか

 

クローゼット収納

物件を探す際にチェックする項目は、収納の多さです。収納スペースが多ければ多くの不用品を片付けることが可能で、居室空間に物を置かなくてすみます。

また、あらかじめ部屋に収納があれば、収納家具を購入する必要もありません。不用品や収納家具が減ることによって、生活スペースをより広く確保することができるのです。

ロフトはあるか

 

ロフトは、通常では専有面積に含まれていないスペースです。建築基準法に基づいた採光など、いくつかの条件を満たせば専有面積として認められます。しかし、ロフトは物置スペース程度の扱いとなるため、専有面積としてカウントされていません。

ロフトは、限られたスペースを有効利用するためのものです。そのため、ワンルームや1Kなど広くない部屋にとっては有効なスペースといえます。18平米と表記されてある部屋でも、ロフトがある場合はより広く感じられお得感を得ることができるでしょう。

 また、大家さんや管理会社によっては、ロフトを専有面積扱いとしているところもあります。契約前に現地へ行ってロフト付きのある部屋は実際にどれくらいの広さなのか、確認することが大事です。

実際に使えるスペースはどれくらいか

マンションやアパートの面積は、内法面積と壁芯面積という2種類の測り方があります。

内法面積は部屋の自由に使える面積で、壁芯面積は壁の中心から内側部分の面積です。同じ18平米でも、壁新面積より内法面積で表示された物件のほうが、自由に使用できるスペースが広いとされています。

アパートやマンションなどの賃貸物件は基本的に内法面積です。しかし、分譲賃貸では壁芯面積で表示されている場合もあるので、確認が必要となります。

18平米が何畳くらいの広さかをきちんと理解しよう

不動産における面積の表示方法や単位は複雑です。また、広さに数字や間取りなどを見ても、実際に見たらイメージしていたものと違うというパターンもあります。自身の理想の物件を見つけるには、事前に部屋の広さをイメージすることが大切です。

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