賃貸の退去費用は妥当？相場や損をしないコツを解説！

退去費用は交渉できる？

この退去費用の金額は交渉できるものなのでしょうか？交渉はできます。しかし根拠となる材料を用意しなければいけません。
例えば、

・清掃費用の内訳がわかる見積書を必ず発行してもらう
・入居した時点で設備や壁の状態を写真に収めておき、「ここは最初から汚れていた」ということを示せるようにしておく（傷ついた床や壁、ヒビが入った窓ガラスの写真

などの証拠があるといいでしょう。

退去費用が納得いかないからといって支払いを拒否すると、裁判沙汰になる可能性もあるので、あくまで入居者が支払うものと理解して、価格交渉にとどめたほうがベターです。

どうしても納得がいかない場合は無料で電話相談もできます。

国民生活センター

交渉前には今一度契約内容を確認しましょう。よくあるのが、入居者が特約（一般的には大家負担でも、個別の契約で入居者負担になっているもの）の内容を理解しないまま契約書にサインをしているケースです。

サインした以上支払いを断ることはできないので、入居の時に理解したうえでサインする必要があります。

退去費用が高くなりがちなケースとは

敷金ゼロ物件や退去費用とは別に、ハウスクリーニング代も入居者が負担するといった特約がある場合は、退去費用が高くなるケースもあります。こんなことがある場合も考えて、退去費用を事前に貯めておいたほうがいいでしょう。

もし、退去費用が払えなかったらどうなるの？

もしも敷金よりオーバーして追加で支払う必要が出て、手持ちのお金がなかったらどうすればいいのでしょうか。

その場合はいつまでに支払えるのかを、管理会社や大家さんに連絡すればたいていの場合は大丈夫です。ただそうした事態に陥らないように、退去前は貯金しておくのがおすすめです。

退去費用で損したくない！最低限掃除しておくべき箇所とは

高い退去費用を支払わなくていいようにするためには、入居者負担になりやすい個所を可能な限りきれいに掃除しておく必要があります。ここからは、具体的にどの辺りを掃除しておくと良いか紹介します。

日々こまめに掃除しておきたい箇所

・水回り
・壁や床
・エアコンのフィルター

などは毎日のようにこまめに掃除しておきたいですね。退去費用のためだけではなく、住んでいる間も気持ちがいいものです。

入居してすぐにやっておきたい汚れ・傷防止対策

・椅子などの家具の足にカバーを付けておく
・カーペットを敷く
・カビ防止用の煙が充満するタイプなどの防カビ剤を焚いてカビを生えにくくする
・結露が発生しやすい収納スペースや窓際に断熱材を貼っておく

などは入居時にやっておきましょう。

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